ぐ戒

地元に欲しい商品がないと言っていたら女子高生たちにこっちに来いと言われたんだけどなんか町なのにどんどん外階段を下りていったので十一回階段を降りたことを覚えておかなきゃなと考えつつダンジョンみたいな町だなと女子高生たちに話しかけたのだがそいつらは買い物のことしか頭になくてまったく会話が噛み合わなかったしそんなこんなで入ったドラッグストアには目的の商品がなかったため最下層に行くとそこにはでかいショッピングモールがあってさすがにATMもでかかったのだがここで背後にすごく呪ってくる別の女子高生の気配を感じたのでATMの中で診察を行っていた女医に任せようと考え呪いの女子高生を騙してその女医の目の前に連れて行く夢を見た。これダンジョンっぽくて面白くてよく覚えている。あと、昔のバイト先の酒屋に言って商品を物色していたのだが買いたい物が特になかったので雑誌でも買うことにしてレジに向かうと会計中の客はひとりしかいなかったのだがビールの値段で揉めていたのでこれは長引きそうだなと考えていたらそのでかい喋り声の右側から別の声が聞こえてなんだろうと耳を傾けてみたらおれが持っている雑誌の九百何十円という値段を言っているようであり覗き込んでみると社長の娘がうずくまって作業をしていて髪の毛を真っ青に染めていたので多少ビビりながらも会計をしてもらうとこの酒屋の電話の転送は九月で終わると教えてもらったので帰り道にあの声に気付かなかったら大変だったよなとゾッとしつつも帰宅後は家族に電話転送中止の話をしておれの思い出のあのバイト先ももう潰れるのかもしれないなと感慨にふける夢を見た。起き抜けには、おれの音楽のユーロラック装置のケーブルを差し替えてくる奴がいて親切のつもりだろうけど目の前でチョロチョロされて邪魔だと思う夢を見た。
あまりにも雨が多すぎて唯一の曇り空すら「貴重な晴れ間」として活用せざるを得ない金沢において、おれは出かけた。ブックオフで英語の本と地名の本を購入、ホームセンターに行ったらヒペリカムが半額になってて、ウーンと思ったけど葉っぱの形が好みじゃなかったのでやめて、かわりに百円にされてたサボテン(ハツヒノデ)を購入した。そして酒屋で百円になってたかりんとうギフトを購入。植物の花も実もいいけど、花よりも実よりも長く付き合うのは葉っぱなので、いくら花がきれいでも葉っぱの形が気に食わないと買わないということがある。ハツヒノデは多分これウチワサボテンだったよなと思いながら買った、長く店内で売れ残っていたからかかなりイビツになっており本当にウチワか判別できなかったので。あとで気付いたけど斑入りだったので、直射日光嫌うかもしれないなと考えたりした。