ぐ戒

一億あったらどうすると言われたのでおれだったら六千万かけてこの村を復興させるねと答えたら本当かなと聞き直されたのでさあどうだろうねとはぐらかして時間を潰していたのだがこの村は実際貧しくて路線バスも廃止されてしまっていたのでバスの代わりの相乗りタクシーがやってきて乗客はババアとおばさんとおれだけという状態だったのでこれは利用料が高そうだなと思う夢を見た。バス待ってた風景だけは覚えているぞ。起き抜けには、部屋の外がうるさかったので寝られないし布団にカバーを掛けていたら芸人ラジオでフタをしても網をかけても液体は漏れるわけだからこだわってもしょうがないと言っている芸人がいて相方が網は漏れると思うがケースバイケースかなおれは布団のほうがいいよと言い始めたのでそれはおれが整えた布団だろと抗議する夢を見た。こっちは起き抜けの夢だからだろうけどまったく記憶にない。
出かけたいのにまた雨雲が来てる。雨雲レーダーで特定して晒してやりましたわ。しかもそれからずっと停滞していて怖かった。おれが晒したことに敏感に反応しているのかもしれない。くだらない妄想はそこまでにしておいて、インターネットの東南アジアニュースを読んでいた。なんか額に第三の目が開いた仔牛が生まれたらしく、画像も映像もあったのでまじまじと見てしまった。まあ記事にもあったけどそういうものは早くに死んでしまうのだろう。今日は悲しげな目をした奇形の仔牛のことがずっと頭から離れないだろうなと考えていた。夢に見るかどうかは分からないが、今日見た夢も暑さでやや無茶苦茶だし、地元のニュースを確認してみるとどうも三十日連続で熱帯夜だったらしい。しかも現時点で記録更新中というキツさ。今年の夏はとにかく激しい、温暖化サイコーといった雰囲気がある。
今日は冷房もないガレージで死ぬほど悩んで金沢の茶屋街の古文書を買った。なんでそんな悩み方をしたかと言うと、誕生日に買った本として扱うからで、当日は来れないかもしれなかったから。それからやまやでイタリアの炭酸水とフィンランドのビールを購入。これも誕生日に使うものだった。帰宅後はブックオフオンラインの本が届いたという連絡が来ていた。これは良かった。今日そのブックオフの方面に行っていたら二度手間だったはずだから。さらに音楽のリリースまでした。こいつはすごいぜ!夜中にもニュースを見ていたら、芋掘り月十六万円という話題があった。それは高いか安いか分からんなと思っていたけど、よく見たら「芋掘り」じゃなくて「手取り」だった。でもまあ芋掘りの手取りってことか。いや、芋掘りじゃないんだよ。
それではガンガンジョーカーの感想を書きます。またまた薄いガンガンジョーカーの感想をね……。『龍とカメレオン』、敵のアシがパースの話を聞くところから。敵側にも主人公の幻覚が出てきて、対になっているんだな。真似だけじゃなくオリジナルを混ぜるのが怖いかって煽り、結局これがモノマネ野郎の独創性を引き出すことになり、主人公の望みが叶っている。そのせいで合宿の一位のひとの新連載が霞んでしまうの、話の重なりが上手いな。「師匠」の話は進まず。『賭ケグルイ』、悪役の叔母がもう完全なる善人になっとる。幼少期の主人公が圧倒する話で、蛇を食う蛇と称されている。幼き主人公がこのポイントで覚醒しましたってことだが、そろそろ本筋忘れたな。『好きな子がめがねを忘れた』、友達の恋の相談。でかい犬がヒロインを押し倒していい仕事って言われるの、感情が歪んでてウケるな。主人公のノロケをはさみつつも、本筋の相談、告ったら避けられてるっぽいとのこと。ここでロッカーふたりきり展開くるか~。それにしても友達の大切な話に巻きで頼むって感想はひどすぎて笑った。『そして悪魔は正義を騙る』、相手役、生意気だけど、年齢下に見られるの案外イヤなんだな。今回は演劇野郎に媚びを売ってみる。相手の性格上、友達になろうと迫られるが、否定したら逆さ吊りにあう、すごい展開だ。天使会への推薦を受けるべくエチュードで対決することに。『ラグナクリムゾン』、下品なオマケまんが! アナルプラグじゃん、あれ。いいのか? で、本筋。宗教側は主人公の品定めをしており、主人公側は裏でなんか武器を作ってた。それは鎧じゃなくて剣ですよという素晴らしいツッコミを見て笑ったね。運用には以前の兵団を使うらしい。『事情を知らない転校生がグイグイくる。』、二話掲載、サブヒロインの恋模様。修学旅行の集合で直接駅に来たら間違い、でも主人公の相手役とふたりきりになってラッキー。駅も間違いだったのでダッシュかますことになり、手繋ぎが発生するのいい話だな。移動中は別の恋模様が展開される。主人公と相手役自爆で好きなひとバラしてたけど、むしろ今までバレてなかったのか? 顔パタパタを天丼にしてるのも巧みだ。『ぼくとミモザの75日』、ほぼ以前のコンビの話。昔の相手の興味はモルモット的な興味で、薬漬けのヒロインを丸一日放置したこともあったらしい。そこで、必要だったらセックスするの? という質問が飛ぶ。生々しい展開だが、主人公の思考がぶっ飛んでるので薄まっている。なんか勝手に身近なひとを犠牲にしようとしてるし。一方ヤクザと刑事のやり取りでは狂った刑事がヤクザを拳銃で撃ってた。『嘘の子供』、化けた相手は実は妹だった、白黒まんがじゃ分からない白黒写真トリックだ。うまい。なんで過去形で幸せでした? かと思ったら案の定死んでて、子供はいい話と感動している。いいのか? 『ジャヒー様はくじけない!』、ショート。寝てて店長の寝相を避けてたら強くなった魔法少女の話。『勇者パーティーの荷物持ち』、主人公が王女のところに戻ると魔人が追撃してくる。魔人は乗っ取り型でこの体は罪なき市民のものと言われたため攻撃を躊躇う主人公、吹っ飛ばされるが暗殺者が助けにくるという謎の展開。主人公より弱そうだと思ったんだけど。『ブラトデア』、今度の相手はハキリアリ、固いので攻撃が通じない。そこへライダーが加勢しに来たが、なんか長もやってくる。主人公も感染しているのでは? と言ったり、主人公の支障のゴキブリの名前に反応したり。一応師匠は死んだ描写ないんだっけ。『ミツドモエ生徒会長ズ』、ラブレターかと思ったら切り貼り脅迫状、主人公は不運だ。AI会長がきて、ピザ関連の文字だ、なぜなら食べたからと、素晴らしい推理を披露していて笑った。ピザのチラシ100%すげーな。前回の告白に続がきあったらしく、話の展開がうまいと思った。『恋愛自壊人形 恋するサーティン』、回想。人形は死んだと自覚したら死ぬってこと? 好きと言われて拒絶、自壊を何度も繰り返してきたらしい、その追体験。なんであんな顔してたのかと主人公が言っていたが、読者からはその表情が見えない状態になっている。『サキュバスとはじめる真剣交際』、いよいよ大会、主人公は勝ったが団体戦なので敗退した。主人公は部活卒業の感慨で胸いっぱいだが、そうかこれで枷が外れるのかと思ったね。しかしいきなりヤるか? と悶々としているところへ、海への誘いがくる。ムッツリでウケるな。『死にたがりは今日も生きる』、死のうと思っていたら今日中に誰か殺さなきゃいけない悪霊がやってくる、楽に死ぬ方法ないか~とかやりとりしてたら、結局お兄さんには生きてほしい、消えてしまう。喪失感がひとを強くするか、と思ったら地縛霊で戻ってきた。 死ぬ気で生きるの誤用!! 『甘噛み彼女、雅桜さん』、タイトル通り甘噛みしてくる彼女の話。日替わり甘噛み定食ってなんだよ笑った。甘噛みはいいけどキスはまだ~というピュアな話だったのに、主人公がゲスいのでフェラを期待していた。『ワンコインフレンド』、お金忘れたら助けてくれた先輩、それ以降も五百円で先輩の言うことを聞くことに。ただ、それが優等生じゃなくてじぶんを見てくれることだったので、財布を忘れても嘘つくことになる主人公。ここで、先輩も昔優等生だったと立ち聞きするのが重ね合わせ的にうまいし、財布抜き取るシーンもすごく良かった。先輩は明日から戻ってこない→友達できる→実は先輩は修学旅行だったというオチも良かったな、ここで終わるかと思いきや、主人公が主導権握ってランドへ行くという、かなり長めの読み切りだった。『HIRAETH ─ヒラエス─』、娘をなくした医者視点。謎の少女が言い合いをしていると思ったら、グールが来て戦闘に。その少女が謎の腕で戦って退ける感じ、ただ幼い子供がそんなことをやってるのが不憫という医者ならではの優しさから、治療や食事を施す。娘が戻るかもという葛藤描写うまいな。ここで教会に向かい、巨大化け物と戦うんだけど、その化け物は妹なので姉妹ゲンカということに。読み切りでは珍しく敵を倒せないパターンだが、続きでも書くんだろうか。『異世界ギャンブルおじさん』、全財産単勝に賭けて素寒貧になるようなおっさんが異世界転生知ってるのかよ。ともかくそうやって流れてきたオッサン、戦い一切なしで異世界ギャンブル。超絶記憶でブラックジャックしたり、前世の記憶で競馬しても、一旦は勝つけど負けまくりというギャグ。馬の描写が細かいし、競馬新聞のディテールから見ても、おそらくそっちの方がメインなんだろうな。『ソード・オラトリア』、人間側の話。仲間を見捨てたトラウマに苛まれた団員たちが、聞き役に徹した自己評価低いキャラに癒やされていく。なんか女のキャラがキスした? 一方団長は今後の展開を考えるうちに、ヤバそうな竜のことを思いつくという感じ。以上です。