ぐ戒

店の倉庫でバイトしてて花壇用のコンテナに土を詰めていたら業者が来て代表の女がわたしたちも土を入れていいですかと言ってきたのでどうぞと言ったら業者が総出で大粒のパーライトを詰め込み始めたのでそんなに入れるもんじゃないだろうと思いながらもやることがなくなったので一旦席を外してすぐに戻ったらもう誰もいなくなっていてそれどころか植物のコンテナまでなくなっていたし屋根の上にはサンプルという意味合いなのか大量の肥料が袋に入ったまま積んであったしこれ大雨降ったらまずいだろと思いつつ担当者を呼んだらフレグランスの説明をされていやそれは知っています昔入荷していたのでそれで植物はどこに行ったんですかと質問したらわたしも下っ端なのでよく分かりませんと言われてしまったしそうこうしている間に巨大な細長いワゴンが通ってそれがトラックにぎっちり詰め込まれていったのでおそらくあれで植物を持っていったんでしょうねもういいですよありがとうございますと突き放したところでバイトが終わりの時間になったのでバックヤードに戻ろうとしたらいつの間にか剥き出しの場所になっていて前の棚では受験生が験担ぎのために合格したら家族にお酒を買って帰るぞと独り言を言っていたのでこれを合格発表までに買ったらどうなるんだろうなと暗い興味を抱いていたらそれを元ネタに小説を書くきになったけどひとまずはと帰ろうとしたら今度は同じ建物の中でバザーをやっていてフランス語の書籍が売られていたけどさすがに全然読めなかったしその横には懐かしい感じの旅行用のペラペラのゲームが八百円程度で売られていて試しにプレイできるようだったので円柱形になるテトリスを一緒にプレイしようとしたらそれ無理と売り手側が断ってきたしそれならと立体ビデオゲームをやることにしたらこっちは大盛りあがりだったけど空中で一回転しながらビームを撃ったおれが勝ってしまったので空気は悪くなるという夢を見た。かなり長いがかなり前の夢なのでところどころしか覚えてないな。午前七時半の起き抜けには、面倒な通院をしたら医者がいなかったので別の病院に来たらそのいなかった医者が遊びに来てたし看護婦には知り合いなんですかと言われたので説明が難しいなと思う夢を見た。その間抜けの親が息子のことを勇者と言っているのが聞こえたため黙っててすまんなおれも勇者なんだとその間抜けが言う夢を見た。正午過ぎの起き抜けには、家の前に等間隔にどの様を並べればいいのに並べすぎて隣家にまで行っていたので呼び戻して拾わせたらカバのおやつとかウマの餌でもこんなぞんざいに扱うんですかと質問される夢を見た。起き抜けの夢は全部記憶にない。
この長い夢を思い出すためにわざと眠いままでいたので大変だった、晴れる予報だったのに曇りに変わってるし、挿し穂はヘデラは成功したけど、そのほかはすべて失敗するし、この日はいいことがなかった。土がコバエの巣になりつつあったので、土ごと全部捨てた。それで出かけたらまた晴れ予報だったのに雨降ってきたからね、雨雲は死ね。ガレージには何もなく、それから古本市に行っても何もなし、外に出たら雨が降っていました。夜中にはちまちま英語の小説を読んでいた。ちまちま英文を読んだところで英語力が上がるとは到底思えないが、古い作品ならインターネットに全文があってコピペして機械翻訳すれば最悪読めないこともないんだから救いはある。