ぐ戒

バスに乗り込んでなんだかスカスカで快適だと思っていたらそのあとどんどん乗ってきておれの隣にも女が座ってきてそいつが通路側だったので若干邪魔だなと思いつつ周りを見渡したらどうも後ろの方が空いていてみんながちゃんと席に座れば充分に座れるだけの余裕はあるのにみんなが前の方に来ているから混雑しているような状況であり小柄な男は本当は今のバス停で降りたかったので引き返してくれと無茶を言っていたしおれはどうでもいいやと窓の外の風景を眺めていたんだけどそろそろおれが降りるバス停なのでブザーを押して横の通路側の女にごめんなさい降りますと言ってちょっとどいてもらったところ未だに小柄な男が運転手をなじっておりそれで運転手もうっかりしておれが降りるべきバス停を通り過ぎてしまったので小柄な男はほら見ろとまるで鬼の首でも取ったかのように大騒ぎしていたのだが原因は明らかなのでおれはここで降ろしてくれればいいですよと運転手に声をかける夢を見た。めちゃくちゃスマートだな、おれ。もうバスに乗らなくなって随分経つのに未だにこんな夢を見る。あと、路上からワニを持ち帰ってきたやつがいてしかもおれの家に入れたのでヤバいよ増えたらどうするんだと慌てていたらもう既にガキのワニが発生していたしお前が責任取って持って帰れと大騒ぎしていたらそいつはワニをひっくり返してから持っていったので怖いと思う夢を見た。ワニなんて近所にいねえよ。あとあと、裏の倉庫に探しているひとがいるよと呼び込まれたのでそっちに行くとコンクリート打ちっぱなしなのに腕立てしているムキムキの怖いひとがいてどうしたんだいと声をかけられたのでこいつに関わっていたら一生筋トレをすることになりそうだなと思う夢を見た。これはなんかよく覚えている。光の量がすごかったので。さらに、バックヤードのベンチで中国のトップが横になって寝ていたんだけどそこを通り抜けたいやつがなぜかわざわざ起こしに行ったので意味不明だったし実際そいつが起きて中国共産党の部下を引き連れて戻ってきたのだが肉体の大きさが部下の二倍ぐらいあったし確かに風格はあったけど異常だったので体内に何か注入しているのかなと思う夢を見た。これもよく覚えていて、すっげえ事務所感があった。
今日は応募もしたのでいい日だ。と思ったらまたマスコミが女が混じっている兄弟を「きょうだい」って書いていた、それをやめろ、そんなに字面に囚われてるんだったら兄弟を意味する新しい言葉でも開発してみろ。イライラしていたら出かける準備の時間、今日は出かけられないと思っていたが出かけられるようで、なるほど便利だなと思っていたら突然、カバンのファスナーが壊れた。一気に最悪の日になった。今日のところはとりあえずというノリで出かけて、ブックオフでオンラインの注文品を受け取った、あとドナルド・キーンの俳句の本を買った。百均では何も買わなかった。帰宅してからブックオフオンラインの注文品を確認したらかなり汚かった、ハズレを引いてしまったみたいだ。あとなんか夜中にはAI手塚治虫の記事を見ましたね。手塚治虫の絵と文章を別々に学習した生成AIのプロセスでそれぞれ絵と文章を作ってそれらを噛み合わせた手塚治虫の作品は手塚治虫の作品ではないという作品を手塚治虫が書きそうだよね。
『黄泉のツガイ』、嘘をついていた友達は座敷童で、もう何も信じられなくなった主人公、ひとりでいるときに犬が来て思い出と重なる、この辺りの情緒の描き方抜群だな。鍋食べちゃったっていうファニーなシーンもありつつ、指定のあった倉庫街に行って、気配のない存在に背後を取られる展開。『不徳のギルド』、警察が敵につかまる、でもその敵には人間味があり、目的が一致したため調査に感謝し協力もしてくれる。一方主人公は職質を受けていた、ウケる、これ冒頭のシーンと対比になってるのかな。で警察に繋げるという展開も巧みだ。『金装のヴェルメイユ』、敵は案の定魔力の使い過ぎで倒れてしまう、そこに駆け寄るメガネ、教え子だったという設定が活きてくる。空中都市が落ちる寸前で、メガネがニヤリとして魔法を使うというので、見せ場は次号っぽい。『戦隊レッド 異世界冒険者になる』、最初の敵はすぐさま倒したけど、次に現れたのが別シリーズの戦隊物の主人公。作品内作品のキャラ集結といった感じで、場面が爆発だらけになってて笑った。ヒロインと全員知り合いということで場が収まるが、次はより凶悪なバッドエンド主人公が出てくる。『ばらかもん』、そういや都会に行ったひといたな、そのキャラの話。弁当屋でバイトしてて、店長からガツガツしてないことを咎められてて笑った、別にいいじゃん。あとなんか、しれっと主人公がでかい賞取ってたことも書かれていた。からあげも人生も普通が一番! 『英雄教室』、生徒会長って誰よ? ということで、選挙が勃発。ヒロインはそもそも暴力キャラなのだが、各派閥を取り入れるために結局暴力使ってて笑った、暴君だ。その間もずっと一般生徒の悩みに応え続けたキャラに人徳に負ける、順当ながら虚しい結末。『無能なナナ』、最初に殺した敵と対話する主人公、そもそも胸糞主人公なのだが、めちゃくちゃキラキラしたことを行っている。どうも向いてる方向は違うらしい。一方その敵は、前頭葉摘出したい、冗談ではなくと上司に言われて唖然としている、運命の描写。『裏世界ピクニック』、ヤクザみたいな自白のさせかただな~と冷静に分析してるのは、状況が異常だからか。ともかくそのヤクザと一緒にワープ、銃撃戦にもつれこむ。こんな緊迫した状況下でも未だに嫉妬する主人公ちょっと面白いな。『ワンルーム、日当たり普通、天使付き。』、主人公がそわそわしてて変。そして留守番することになった天使は別離のドラマを見て不安になり、情緒が園児になってて笑った。結局、前回の話の最後に主人公が呟いた記念日のことで、一年前のマネしてキャッキャと遊んでいたら、翌日同じポーズで別の天使が来たという展開。ここはすごく巧みだったな。『とある魔術の禁書目録』、敵の王女が次元切断というむちゃくちゃな技を使って、主人公の手でも相殺できない大爆発を起こしたが、前回の敵が助けるという混沌とした流れ。主人公も今は味方か確認していた。なんか、かなり前に出た奴が親玉らしい。ともあれヒロインと合流。『オウルナイト』、振った男(主人公)と一緒にホストクラブという状況で、ずっと主人公がモヤモヤしている。相手役がかわいい、ほかのひとと仲良くなってる、僕かわいい、モヤるといった具合に感情が掻き乱されていて良かった。最後にお肌つやつやになってる。『僕の呪いの吸血姫』、犬へ結局、メインの敵以外全員助けて去ったのか? そのメインの敵はヒロインが主人公にフラれるのを期待して脅迫したし、実際自らの正体が不審者だから主人公も拒絶しようとしたが、押し倒されていい感じになって、告白? のタイミングで敵に見られるという、バトルとラブコメがうまく混ざったような流れ。『この勇者、元魔王につき』、は? 最終回?? うーんネタバレ多過ぎて書けないなこれは。唯一言えることは、農業結局そんなにやらなかったなってこと。『FINAL FANTASY LOST STRANGER』、闘技場で、モルボルとサンドウォームと戦う。遊びの戦いなので相手側に好き放題装備を取られたりしてまったく普通に戦えてないが、制御システムに目をつけた主人公は偉い。なんか派手な場面転換がありつつ、敵を追っていると、さらにその上の敵が呼んでる? という展開。『ながされて藍蘭島』、人助けを先回りして嫌がらせ、という謎の行動。どうもサブヒロインの中に何かが入っているが、肉体はそのままなので酷使されてて笑った。主人公は一応違和感は分かるらしい。結局精霊の娘だと判明するが、酷使された身体が置き去りにされていて、良かった。『異世界チートブレイカーズ』、セーラー服のキャラはもっと強いが、ボスに呼ばれてニコニコで去る。懸念は残っているがひとまず宴、風呂、昔話。男は外で見張りっぽい感じだが、全裸のまま女神化したので結局裸体が丸見えで面白かった。『傭兵と小説家』、黒いケダモノとの戦いが残ってた。昔の思い出が強くて殺せないが、ここは現実を見て、小説家の護衛という立場で気持ちに蹴りをつけて殺すという、前回の話が難し過ぎたこともあってストレートな話だった。以上です。