ぐ戒

中学生の群れの中に紛れてバスに乗ったつもりだったが到着してみれば中国の片田舎であり言葉も通じないしその地方で一番でかいと思われるしょぼいショッピングセンターみたいなところで店員に話しかけても完全に分からないといった雰囲気で拙い英語で喋りかけてみてもダメダメというジェスチャーをされたので途方に暮れていたらおれに受話器を渡してきたしなんだろうと思って出てみると秋葉原から仕入れのために電話してきた日本人で藁にもすがる思いで事情を説明したら必要な単語をいくつかと地図を確認する中国語を教えてもらったところで強制的に電話が切れてかけ直しは明日にしようと思いつつ身振り手振りでさっき聞いた中国語を使ってみたらなんとか地図を見えてもらうことができたし改めてここが首都の西側にある猛烈な田舎であることが分かったしここからならタイやベトナムや東欧諸国に行った方がマシとさえ思えたがルールとして中国を出てはいけないはずなので一旦寝ることにして翌日再び秋葉原に電話してみたが今度は中国人が出て何も話がまとまらずさらに携帯の充電が切れたのであー最悪自動翻訳使おうと思っていたのにと残念がる夢を見た。これはなかなかよく覚えているな。不安な外国にブチ込まれるパターンだからかな。あと、夜の街を走っていたら真っ暗で怖かったのでグーグルマップで確認しつつ走っていたつもりだったのに二時間ぐらいかけて自宅の前に戻ってきてしまったし再び走り始めるという夢を見た。これも若干覚えているけど、またグーグルのサービス使ってるじゃん。というか、メモによるとこれは中国の夢と関係があったはずなんだけど、こっちの舞台は日本なので詳細は不明。あとあと、マラソンで全国二位の男が砂利道の途中でチャリを止めてから走り始めたのでかっこ悪いなと文句を言ったらいやいや今年で最後だから焦っているんだよとフォローされる夢を見た。これはなんか場面ごとはっきり思い出せる。なんか元になる体験とかあったっけ。
夢を思い出すために眠いままでいたので大変だったが、今日は雨降りで出かけられない。夢を思い出しているうちから降ってはやみ、降ってはやみの繰り返しだった。それにしても最低賃金の話に夢が泣い、三十一円とはなんとも悲しいものだ、少なすぎる。この程度で中小企業の悲鳴がうんたらというの意味が分からんが、値上げは別に消費者と合意したわけでもないのに、最低賃金の引き上げは労使の合意が必要というのはナメているよね。で、ニュースを読み終えた時点では、雨が降っていなかったのでつまらなくなり、掃除に手を付けてしまった。さらにバランスボールに空気を足したりもした。そして水やりも終えたところで、ようやく土砂降りになってきた。ここで川柳も百句更新した。家にずっといることを利用してやるべきことを全部やっちゃったな。と思ったら深夜、山だけ降水量が狂っててめちゃくちゃドキドキした。これはヤバい、三桁を記録してるなんて相当だと思ったね。こうして寝るまでの数時間、何もできなくなってしまったのだった。