ぐ戒

街からの帰り道になんとなくショッピングモールを外から眺めてみたら期間的にもう終わったはずの古本市がまだ開催されていてしかも午後五時を過ぎているのにまだ営業中だったのでこれは帰るの遅れるけど逃すわけにはいかないなと入店してみたら最終日なのか客が多かったけど何故か店員も多かったしどうなってるんだと思ってよく確認してみたら古本市ではなく同人誌即売会だったししかもBL限定だったので場違いな気がしてすぐに店を出てしまう夢を見た。読んでいけば良かったのにねえ。でも即売会みたいなものには一度も参加したことがないからどんなイベントであったとしても緊張して逃げちゃうかもしれない。あと、でかい絵が批判ばかり受けてたので知り合いだからというわけではないが擁護しようと思い良いところも見つけられない奴らからの批判はヌルいなと叫ぶ夢を見た。なんだっけ。記憶にないな。午前九時の起き抜けには、馬はすごいなあと数人で喋りながらでかい店内を歩いていたら和風の貴族が貴様はなぜ足が速いかと話しかけてきたので足の作りが違うからですよ馬には勝てないですねと返答しておれとは別の奴に馬の足を移植する話を持ちかけてたけど断られてたし馬に生まれ変わるとしても殺されないやつがいいよねなどと話し合っていたらその話を聞いた販売員がおれたちのことを金持ちだと思ったらしくめちゃくちゃ分厚い八千万円のサングラスを勧めてきたのでこっちのメンバーのひとりが買うたる買うたると適当な返事をしてたからめんどくさそうだなと逃げる準備をしていたら一部は捕まって外のバルコニーで高級ワインによる接待を受けてしまうという夢を見た。これは必死でメモしたのでかなり記憶に残っている。起き抜けには、かき食べまくりで力を回復するしかないわねと女が言ったあとにカキフライのかきねと付け加えてきたのでそりゃあそうだろと返事をする夢を見た。これもよく覚えてないが、夢の中なのに字面みたいな夢を見たんだな。
気温が高いというより若干肌寒い空気を暖かく湿った暴風が掻き混ぜてる感じの天気で、それゆえに出かけられなかった。まあ無理すれば出かけられたけど、風でうまく自転車がこげないとかありそうだし、そこまで無理をする必要を感じなかった。なので、いつものように東南アジアのインターネットニュースを読んでいた。ほぼ空っぽの水タンクとインスタント麺十個とスーツケースひとつだけの状態で寝るスペースすらないゴムボートをこいでいたというか漂流していた男のニュース怖過ぎるな、決死と書いてあったが、それでどうやって辿り着くつもりだったんだ、目的地に。写真も見たけど処刑と言われても疑えないほどヤバい見た目だった。しかも十八日漂流してたと書かれていたので間違いなくヤバい。あと、せっかく在宅しているのだからと、ミサイル発射の金正日ムービーを探して見たりしていた。あらゆる角度からミサイル発射を見せてくれる北朝鮮のいつもの配慮が素晴らしいが、やってることはカスなので、まあせいぜいバカにしてやるかという気持ちで動画を見まくってやった。あと酒も飲んだけど、年末の遺産であるワインをようやく飲み終えたね。ビネガーに近付きつつある味だったし味気なかった、なんでこんなに遅れてしまったんだろう。泡盛がおいしかったから? そうだね。味気ないといえば、夜中に読んでいたオンラインのまんがも最後味気ねえなって思いかけたけど、最終回が分割されてるから味気ないように見えるんだった、やっぱり一話分割掲載方式は悪だな。