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家から傘を持ってきたのに同行者の女からは差さないでと言ってくるしその女は傘を持ってないのだが街路樹のおかげで意外と雨粒が落ちてこないという状態であったためまあ別に差さなくてもいいかなという感じだったのだがその女の友人はこの街路樹の下で雨の中日記を書いたことがあると言ってきたのでいくらなんでも日記が濡れるだろうし勇気がありすぎではと思ったがとりあえずコンビニに寄ることになってアイスを買いましょと言われたのでそれほど興味のなかったおれは店の後ろの方に行って若い男が売る中古の小物を見ていたのだが金属のバッヂはともかくとしても元の所有者の名前が書かれた修正テープなんかがあったので買うかよこんなものと侮っていたら意外と人気があったのでちょっと焦りかけたがとりあえず雑誌コーナーに行ってみると頭にくり抜いたパイナップルをかぶった男女ふたりが話し合いをしていておれもいつの間にかパイナップルをかぶっていたしパイナップルをかぶった状態での生活についてアドバイスを受けていたらいつの間にかパイナップルをかぶった全然知らないおっさんと一泊二日の旅行をすることになっていてそれはきついなと感じていたところに頭から果汁が垂れてきたのでジュースだから飲むかと一瞬パイナップルを傾けかけたがいやいくらなんでも汚いだろと思って踏みとどまり再びかぶったのだがやはり異物感はあるしここ南米の天気は悪いから気をつけなよと言われたのだがどう見ても晴れていると返答しているうちに宿に到着して寝るときには南米のカクテルがいいと言われたし子供もノンアルコールのカクテルを飲むのだがそれでも眠れなかったらパイナップルや宿の使用の感想を書くといいですよと言われてこいつらどさくさに紛れてアンケート取ろうとしてるじゃんと思う夢を見た。これは起き抜けの夢だったな。変な夢だったのでかなり強烈に覚えている。後半は完全にパイナップルが持って行ってるな。
今日も出かけない、遠くから雷鳴が聞こえる気がする。またまた天気がヤバそうだなと思って雷レーダーを見てみたらまったく観測されてなかった、「空が鳴いている」だけか……。まあそれでも充分ヤバいのだが。実際、惰性で天気予報サイトを確認してみるとしっかりと雨雲がある。そして完全に向こう一週間の予報が雪だらけという嫌な情報も知ってしまった、先週もこうだったし、ずっとこうだな。強い諦念がある。雪で思い出したけど、Amazon における Yukiga Futte Uresii のジャンルはニューエイジなんだよね。中古がもうカスみたいな値段で売られていることに若干不満を抱きながら、どのサイトでも同じジャンルなのかなと疑問になって調べてみたところ、ブックオフオンラインでのジャンルは「アニメ／ゲーム」だった。今作ってる音がゲームっぽいのは分かるがAudacity一本で作ってた頃の音楽はゲームっぽくないはずだし、どうしてこういう結論になったんだろう。
今日はミクシィの元社長が人生で一切役に立たないと太鼓判を押す漢文でも読んで過ごした。ただその本自体も古いので解説に「若いおきゃんな夫人」という文章があったし、おきゃんとはまた完全なる死語だなと驚いてしまった。今一切言わないしむしろ通じないだろう、おれもフンワリとしか知らないし。そこは面白かったんだけど、後半はちょっと眠くなっちゃった。漢文自体は好きだけど少しでも勉強感が出てくると眠くなってしまうからねえ、これは明らかに学生時代授業中に寝まくっていた、しかも教科書を積んで枕にした上で机に突っ伏して寝ていたのでタチが悪い。このクセがずっと抜けなくて、勉強感のある読書は本当に眠気を誘うものになっている。だからといって、眠りたいときにこういう本を読んでも無駄なんだよな、なぜなら性根が天邪鬼なので。