ぐ戒

少し明るめのポップな古書店にいて位置的に高めの棚の本を見ていたら通りかかる店員がことごとくおれの近くに来て何探してますかと聞いてきたのでこれは万引きを怪しまれているなと不快な気持ちになったしそれにしても商品のラインナップが変わってなくて全集シリーズもずっと半分しかないしその商品は前回見た半分と入れ替わりでやってきたので売れたわけではないことは知っているのでひょっとしたら移転して行けなくなった古書店に持っていったのかもしれないしそうだとしたら確認しようがないなと考えつつコーナーを移動してお菓子を見ていたらさらに高いところに置いてある百八十円のお菓子セットがすごくでかく見えたんだけど手に取ってみてみたらほとんどがプラの台座で二十円ぐらいで売ってる板チョコが九個とマーブルチョコがやや入ってるだけだったしこれだったら別にお得でもなんでもないなと元の位置に戻して横のブロックチョコでも買うかと諦めそうになりつつ下の方の棚を見たらリサイクル品でコースター付きの木製カップが十円で売られていたのでこれでいいじゃんと思って手に取ってみたら何かコースターにでかいものがついていて引き剥がしてみると共食いする木彫りの熊だったしめちゃくちゃリアルでキモかったけど首が取れる仕様になっていたためこの状態で使えばむしろかっこいいなと納得して買おうと思ったらご飯食べるぞと声がかかったのでちょっと待ってと言いつつ財布がないことにも気付いたので今からダッシュで家に戻ることになったのだがこれだと家に戻って店に戻ってまた家に戻るのかと想像しただけでもしんどくなりながら外に出てしばらくランニングしていたら向こうに青く光る街が見えたのでそれはそれでかっこいいがおれの住んでる田舎町はそこじゃないと右折してだらけて走っていたところ後ろからものすごいスピードでガキに追い抜かれたしあんな無茶苦茶な走り方でもスピード出るのかと真似してみたら縦にジャンプしてしまって全然前に進めなかったのでなんでだよダサ過ぎるだろと絶望する夢を見た。これはかなり良く覚えている。田舎町のくだりはマジで近所だった、ただちょっと田んぼが多かったけど。
起きてパソコンをつけたら、珍しく国内ニュースで面白動画があった。ドラレコに当たり屋が映ったというものだったけど、まんがとかで見る当たり屋より全然ダサくて、本気度ゼロの飛び出しだったのでめちゃくちゃに笑ってしまった。ダンスみたいだった。うぐぅ痛いいいとか言ってたのも本当に良かったし、表現だとしたら古過ぎるだろと思ってしまった。しかしタイランドには当たり屋を上回るすごいひとがいて、娘の誕生日に金をせびっていた。その後銃殺しているので重めのニュースなんだが、それにしてもじぶんの誕生日じゃないのに金せびるのどういう神経なんだよ。どういう神経といえば、二時間ぐらいずっとシュレッダーの音を聞いていたおれも大したものだな、狂ったとかではなく怠惰が原因なんだけど。それから老人のホムペのカウンターを回したよ。ほぼひとりで老人のホムペのカウンターを回しているんだが、意味あるのか。これも怠惰だな。
夕方には、犀川の河川敷のライブカメラないのかなと思って検索していた。なんか真っ先に長野県が出てきたぞ。なんで犀川河川敷ライブカメラを見たいのかというと、家の前の雪が溶けてても河川敷には結構積もってることがあるからです。明日は出かけたいからね。それで、結局のところ、いいものは、見つかりませんでした! 夜にはテレビのニュースを見た。アフリカでビョーキの蔓延が落ち着いてきたとのこと、喜ぶアフリカ人ホント楽しそうだけど、同時に完全に無防備だな、カメラが映してないところではマスクしてんのか?