ぐ戒

自転車の普段のルートを外れてでもおいしい鳩を食わせたいという気持ちでいたんだけどどうも不審者がずっとついてきているし道路を横断してもさり気なく追いかけてくるのであいつらも鳩を探していておれが見つけた途端に横取りするつもりだなと思ったのでまず全く関係ない方向に曲がって追手を一時撒いたところでセーブポイントを作りそれから元のルートに復帰して古書店の跡地の店に行ってみたんだけどここにはなかったし店を出て自転車の鍵を外していると追手の姿がチラチラ見えたのでちょうどいいからそのまま北に進んでやって少し曲がってからさっきのセーブポイントにワープしてみたら一瞬で視点が切り替わったのでしばらくの間どちらから来たのかもわからなくなってしまったがひとまず完全に不審者から逃れることができたので当初の予定通りババアを後ろに乗せて走っていたんだけどそいつは浪費家なので銀行からお金を引き出そう引き出そうとしてきていやダメだよアンタは銀行から出禁を食らってるだろと教えたがおれも美術館から出禁を食らっているのでありそのわけはカメラを持ったまま美術館に入ったら美術館員から昼間に片肘を突く方法は何かなと質問されてそりゃ無理ってもんだと答えたらそうなったというやつなので理不尽過ぎてイライラしてくるという夢を見た。これは起き抜けの夢だったがなかなか覚えている、逃げてるときはめちゃくちゃ怖かったからな。
今日は楽しい古本市の日なのだが、換気システムの掃除も迫ってきているので感情がめちゃくちゃになりそう、こういう場合はツラい方がフォーカスされてしまうんだよな確か。この気持ちがこころの錯覚なのだとしても、虫が苦手じゃなくなる方法としてまず足だけでも食べてみましょうと提案していたブログのことは一生忘れないよ。ナメてんのか。虫が平気なひとなんで虫が平気なのか理屈が分からない。あとなんか四十五歳定年制という単語がバズっていて、調べてみたら本当にそのようなことを言っていた。ベーシックインカムに賛成したあとで四十五歳定年とか言えばいいのにねえ。『基本的に人間は労働しないと生きられない』という制度の下で成立している企業のトップが「四十五歳定年制を敷き、個人は会社に頼らない仕組みが必要」と主張するのが変なので、労働しなくても人間が生きられる社会になってからそのような主張をしてほしいという感じ。四十五歳定年とセットで四十五歳から年金が欲しいとかじゃなくてベーシックインカムが欲しい、純粋な気持ちですよこれは。
街の方面に行った。新竪は空っぽ、古本市は前回よりしょぼかったので、あれだけ楽しみにしていたのにとかなりガッカリした。ロルカのボロボロの本だけ購入。夕飯を食ってるときにスマホでアプリのレビュー見てたら、ボクは高校生なので有料化やめてくださいみたいなやつあってこいつ絶対高校生じゃないだろと思ったりしていた。あと音楽作るやつはアレだな、公式からドラム出たっぽいけど普通に三十ドルだな、それは無理です。あとオランダのクッキーも食ったけどこれは今日で終わり、誕生日の遺産だったものだ。夜中にはオンラインのまんがを読んだ。無双・転生モノには「転生して子供になったら中身は大人のまま」説と「転生して子供になったら肉体に引っ張られて大人でも子供っぽい行動を取る」説があるんだなあ、後者の方がブレたときに言い訳きくな。