ぐ戒

背中に背負ったお先にどうぞっていう看板をプロペラのように回転させながら自転車を走らせてるオッサンが前にいていくら自転車を漕いでも追い越せないので何がお先にどうぞやねんと思いながらそれでも徐々に近付いたらそのプロペラの風を切る音が音楽になっていてなんかすごかったけどとりあえずやっとのことで追い越したところ前から黙々と煙が上がっていたので見たところトレーラーを巻き込んだ規模のでかい玉突き事故が発生していたのでおれ自身が事故らないようにしながらチラチラその様子を見てすげーなと思っていたらその先にある交差点がやけに暗くて突然イルミネーションマジックタイムというものが始まりすべての光が点滅し始めたんだけど信号機の光まで巻き込まれていたので歩行者信号付きの横断歩道がまったく渡れなくなって困ったし偶然そこにいた婦人警官に相談したところそいつはかかとにあるセンサーから電子マネーを分けてくれたんだけどおれのスマホには一万三千円と表示されたのでこんなにいただいてもお釣りを返すタイミングがないですと言ったらそのお金はあげるわよその代わり記憶を覗かせてもらうわねとこめかみのあたりを両手で挟まれたしおれの視界は今までの記憶の走馬灯のようになったしバババといろんなシーンが出てくる中意識を失って再度目覚めたときは科学者集団に囲まれていたのでそうだったここで消された兄のあとを追って復讐しに来たんだったと思い出しとりあえず壊れた部屋を覗いたらまだゲートは開いていなかったので業務に戻ったところちょうど捜査資料が届いたし乱交パーティーの再現映像も出てきたので見ていたら犯人の女が参加していたので夜を待ってこの現場を押さえに行くことにしたんだけど研究所を出てすぐの道がさっきの交差点だったし入り口に荷物を直に置く形になっていたんだけどおれのものはポテチを含めてライムグリーンで統一してあったから目立つし盗まれないかなと心配しつつ通行人が傘を広げたりしまったりしているのを見て折り畳み傘を持っていくことにしたんだけどそのプールの場所が分からなくて記憶にもなかったから通行人に聞いたらいま出てきた研究所の地下にあると教えてくれたのでそれってもしかしてと背筋が凍る夢を見た。これめちゃくちゃ長かったし、今でもよく覚えている。プロペラの音楽、本当に耳に残っていたんだけど、ああいうものの元ネタって夢を見る脳的にはどこから拾ってきてるんだろう。あと、部屋の押し入れを掃除してたらでっかいゴキブリが出てきたのでギャーと悲鳴を上げてすぐさま家族の力を借りに行ったんだけどなぜかほかのところの掃除ばっかりするしテンパって何度も何度も依頼したらようやく動いてくれたけどその頃には完全に姿を消していたのでホイホイを仕掛けるだけになっちゃったし疲れて家の外に出てきたら大量の商品が来ていて一部は積まれ過ぎてグラグラしていたので落ちそうだ危ないと家族に報告したところみんな出てきたのだが荷物を片付けるのはおれだけだったという夢を見た。全体的に嫌な夢だな。これは本当の家だったけど、なんで家の外のコンクリの上に荷物放置してるんだよ、雨が多い金沢だぞ。起き抜けには、芸人の片割れがお前さっき緑のカプセルかぶってたやろーと言ってて相方がそれは別の収録のやつなと呆れ気味に答える夢を見た。これは完全に記憶にない。
今日は東南アジアニュースに大量のニシキヘビ画像があったので、パソコンつけてから出かけるまでずっとその画像を掘っていた。相変わらずタイのひとはニシキヘビを捕まえると記念写真を撮る。だいたいオッサンなのはニシキヘビを捕まえるような危険な仕事を男が担っているからだろうけど、めちゃくちゃ笑顔なこともあるので誇らしいということもあるのかもしれない。今日見た写真は反射で目がピカーッと光っていたのでめちゃくちゃ面白くて、ほかの角度のものがないのか必死に探してしまった。なかった。タイ人はいつもニシキヘビやミズオオトカゲと戦っているな。
今日はまず銀行に行って、通帳からサングリア代を引き出した。順番が逆なのだが、まあ出かける方向に銀行がないということが多々あるので。それからブックオフへ向かい、詩経の新書を購入。それからさらに、当初の予定通りスーパーで棒茶を買った、これは電気ブランと共にちょうどなくなってしまった。最後に酒屋にも行ったけど、ここにはいいものがなかった。リリース作業を行ったあと、夜はオリンピックの開会式。「プラカードはまんがの吹き出しなんですよね~!」とか、「日本が世界に誇るゲーム音楽なんですね~」とか、とにかく普段は冷遇してくるくせにまんがやゲームに日本の日本性みたいなものを見出してくる。まあ知らない音楽流れるよりゲーム音楽流れた方が便利だということはあった、ただオタクではないので感動してきません! サガを流すんだったらサガのシェルターで家族全員死んでるときの音楽を流してほしかった。ゲームボーイのサガの死体、ずっとカニにしか見えなかったんだよな。夜中には他人のブログを貪るように読んでいたが、画像が多いやつだったので普通に本読むより時間がかかった。