ぐ戒

いつも行っていた民家みたいな古書店が閉店してしまうので最後に買いに行ったらツンデレを気取った店主が対応してくれたしかなり商品を厳選して買ってそれじゃあお元気でと別れて商店街まで歩いていくと向こうから頭と背中にピンクの苔を大量に乗せた猫が来たので撫でてやろうとしたら凄まじい速度で逃げられて威嚇もされたんだけど特に何もせずに待っていたらその後は近寄って来て好きなようにさせてくれたのだが後ろにいるでかい生物も気になるしこれは猫じゃなくて子熊なのではないかもしそうだとしたらネットでよく見た記事みたいにこのまま遊んでたら親の熊に食い殺されそうだと考えていたところでなぜかじぶんが裸足であることに気付いたしそういえばカバンもないということに気付いたので気まずさがありつつもさっきの古書店に取りに戻ったら執事のジジイが出てきてどうなさいましたと聞いてきてくれたので靴やカバンをこの店に忘れてしまったみたいだと説明したらわざわざ探すために店の仲間を呼びに戻ってくれたんでおれもあちこち探し始めたら一度も入ったことがない店の物置におれのクロックスが乱暴に散らかしてあったのでここに来た記憶もないしそれにカバンはどこに行ったんだろうと考えていたら背後に物質感のある冷たい風が吹き始めたのでこれは怨霊がいるな見ているなら出てこいと叫んでみたら女の姿が一瞬見えたけど結局倒せずに集まってきた従業員たちによってカバンも回収されてまあ解決といった雰囲気で外に出たら店の前にミニチュアのタンスが倒れていて前にグミが散らばっていたのでそれらを回収して例のツンデレ店長に渡してやったら何冊か古書をくれたんだけどドラえもんとか明らかにいらないものも混じっていて若干鬱陶しかったしレジの横を見てみるとこの店はザ・マシーンという名前の喫茶店になるらしく一応古書も売るらしいので何枚かチラシをもらって家族にも配ると言い残し改めて店を去ることになったんだけど帰りに山道でいい店だったねとネット上のひとに言われたのでいや山梨に住むのはかなり気だるいぞと返事をする夢を見た。めちゃくちゃよく覚えているしおれはどれだけ古書店の、しかも閉店する古書店の夢を見るんだ。おれの不安気質が遺憾なく発揮されていると言える。あと、芸人のラジオでボケの方が罰ゲームを受けていてリフトに直立した状態でそのリフトを上下させる感じで天井の穴から出たり入ったりしたまま歌を歌えということになったんだけど前奏が長くてなかなか曲が始まらなかったしハミングで登場したらスベったので戻ったときに口笛に切り替えておいたところ大爆笑を巻き起こしていて河川敷まで逃げてきても口笛を吹いていてツッコミの方の笑いが止まらず大事なお知らせもまったく読めなくなっちゃうという夢を見た。意味は分からないけどよく覚えている。あとは学校でテストを受けていた夢を見たはずだが思い出したときにはもう思い出せなくなってたんだよな、残念。なんかテスト中にもかかわらず前後の席でやり取りがあったみたいな感じだったはず。
起きたら作ったシャツが売れていた! 感謝! おれが丹精込めて作ったシャツが!! また嘘みたいなことを言っている。ただこのシャツに限って言えば、おれはじぶんで本当に気に入っているので自腹で買っているという事実があるため、売れるとその金が回収できるという意味合いでも売れてくれてよかった。おれはやっぱりじぶんが大好きなんだな。ほかのひとがデザインしたものにもいいものはいっぱいあるけど、もし選択権があるならば、そのデザイン性の高さ低さに関わらず、おれはおれがデザインしたものを選択すると思う。なので、結構感動してからインターネットニュースを読み始めたんだけど、なんかまんがのキャラが極悪非道だとか倫理に背くようなことをしているとかで多少話題になっていた。未だにそんなアホなことで揉めてるのか、アホじゃなかろうか。まんがやアニメのキャラが法律に違反しててもまったく問題なし、以上! 倫理道徳に正しいと思われる物語は倫理道徳の教科書で集めてろ。しかし世の中には倫理道徳のない事件もあるわけで、ちょっと前にアパートの階段が抜けて人間が死んだ事件は、誰が責任を取るんだという中で建設会社が自己破産して責任を取らなくても良くなりました、弁護士からも太鼓判ですみたいな話になってしまったので、遺族とか報われないだろこれはと思ったりしましたね。
今日は文房具屋さんへ行った。久しぶりに来たんじゃなかろうか、久しぶりだとウロウロした。目的のものは両面テープで、これはこないだ買った英英辞典のペロリと剥がれていた表紙を修復するために必要だったんだが、種類などを見ておきたかった。なんか強力な両面テープというものがあって、それでいいんじゃないかと一瞬は思いかけたのだが、それは屋外で使われるもので、なんか厚さもあってすぐさま使い切ってしまいそうな感じだった。少なくとも剥がれた表紙の補修には向いてないと思ったので普通のものを買ったってわけだ。本当は接着剤でもいいかなあと思っていたけど、商品説明を見ているうちに何となく違うかという気持ちになってきた、点で止めるというより面で止めたかったので。あと接着剤だとこれ以外に使い道がないから、放置してカチカチにしてしまいそう。両面テープは経験上放置にはある程度強い。ただ、色んな接着剤があって楽しくて見まくってしまったね、文房具屋なんかもう買ってないんだからおれみたいな不審者がずっと滞在していてさぞかし迷惑だったことだろうね。それからブックオフに行ったけど欲しいものは特になかった、リサイクルショップと酒屋にも欲しいものはなし。帰宅後はすぐに両面テープで辞書の剥がれた表紙を補修した、粘着力に不安はあるけどその上からカバーがかかるからまあ大丈夫かな。