ぐ戒

入学のものと卒業のものがごっちゃになっているため行列が異様に長く建物の角を曲がってもまだまだ続いていて先も見えない状態だったしおれは卒業資格が欲しかったんだけど列がまったく動かず明らかに時間の無駄だったので列を抜けて引き返したら最後尾の辺りでお世話になってるうどん屋さん夫婦と合流することになって店に入りながら卒業資格もらえませんでしたと打ち明けるとまあしょうがないよと慰めてくれて何だったらうどん屋で働いてもいいみたいなことまで言われつつでっかいうどんを出してもらったので食おうと思ったところ地震が発生してしかもかなり長かったのでとりあえず目の前のうどんを守ってみたらスープも中身も全部落ちてズボンがビショビショになったけど器自体は無事だったしこれを守りきれば店の床には変をばらまかずに済むと思いつつ揺れに耐える夢を見た。おれを含め全員が優しいな。起き抜けには、みんなが獣の着ぐるみを来ているのにおれは鳥だったから滑稽に感じるほど目立ってしまったしルール違反じゃなかったらいいんだけどとつぶやきながら左から流れてくる漢字を片っ端から消す夢を見た。着ぐるみの辺り覚えていてもいいはずだけどまったく記憶にないな。
なんか小中学生の女はなんで自称が限られているのかという話をジェンダーに結びつけるような話を読んだけど、ダサい見出しもあいまってかなり説得力がない気がした。そもそも「うち」を使うといわれてもある芸能人を思い出してしまうよな、芸能人というか歌手というか。それに「あたし」に対する言及がなかったし、そもそもこういう話の前には、男には相対する人間の身分で自称を使い分けなければならない場合が多いから面倒みたいな話もあったはずだが(偉いひとの前では『オレ』が使えない)。ちなみにおれがおれっていう自称を使っているのにはあんまり意味がないんで、大昔はぼくを使っていたんだけど、ぼくっていう自称を使っていると変なのに絡まれることが多く、試しにおれにしてみたら全然絡まれなかった、という経験があったから、以後ずっとおれを使っている。別に証拠があるというわけでもないのだが、とにかくおれには効果があったぐらいの話。それで東南アジアのニュースを確認していたら、目玉状菓子という表現が飛び出してきたのでそれは何なんだよと思ったりしてた。しかし、これは本当に商品名が「大眼球」だったし、商品も紛うことなく目玉状のキャンディー? グミ? であった。子供に人気があるというのも怖い気がするが、まあ化け物ごっこみたいなものに使うんでしょう。
今日は久しぶりに新竪、ガレージ、マンションのすべてに行ったが、欲しいものはなかった。いやちょっと欲しいものはあったがでか過ぎたんだよな。しかし問題はそれじゃなくて、犀川な。あそこの河川敷でノーマスクバーベキューやってる奴らいてウヒョーと思ったんだよね、まあ禁止されてないので特に咎めるようなことはないのだが。咎めはしないけど、石川県の感染者が爆発的に増えた原因のひとつがノーマスクバーベキューだったので風当たり強そうなのによくやる、勇気あるなという気はする。そもそも外食も苦手なのだからバーベキューの醍醐味など分からないし、普段ですらまったく理解不能なものなのに、こんなときでも感染リスクを取ってまでバーベキューするんだという、その欲望が本当に理解できない。まあでもやりたくて禁止されてないなら別にやってもいいよ。そもそも、昨今の新型コロナウイルスにおける「感染リスクが高まるようなことをするな、でも感染者は差別するな」という倫理が絶妙に矛盾しているんだし、これだと結局ミスっても倫理に守ってもらえるんだから、感染リスク高いことをやりたいひとはやりそうに思える。