ぐ戒

中年の教師が部屋に入ってきてウィンドウズ使っているのかと質問してきたのでいつの話だよと思って無視していたらとりあえず会社に文句言ってやると言い始めたのでそれはありがたいなと受話器を渡したら電話が繋がらないからパソコンを再起動しろとか言ってきたし普段電源を切っていることを思い出したので目の前でスイッチを入れてやったのだが間が持たないのか論語面白いかと聞いてきたしこんなことでいちいち威張りたくないので普通ですと返事する夢を見た。これは起き抜けの夢で、夢はこれだけだった。なんとなく電話の電源を入れたところは覚えているが、この部屋というのが今のものではなく以前のものだった気がする。
天気予報を確認したら来週全雨予報になっててビビったけど、まあゴールデンウィークも全部雨予報だったがそれなりに晴れたし、多分大丈夫だろうという気持ちがありつつも、ふざけるなよという気持ちの方が強くなっていた。だって出かけたいわけじゃん。人間だし、お外に出かけたいでしょう、たとえ無職でも。そんなこんなでやきもきしながら盗んだ牛乳にコーヒー混ぜて飲んだりしていた。この辺りでやっと眠くなくなった感じ。それでインターネットニュースを見ていたら、ボイジャーが宇宙で持続的な低音を拾ったという話題があった。人気はなかった。その低音ってやつを聞かせろやと興奮したんだけど、まあ冷静に考えたらどうせ人間の耳では聞き取ることのできない周波数ってやつなんだろうな。しょうがないので女の運転する暴走車両が車を薙ぎ倒すシーンを何度も見ていた。一瞬、車が爆発したんかと思うぐらいの勢いで閃光を放っていたが、よく見たらヘッドライトがカメラの方向に向いてピカッて光っただけだったね。
今日はガレージへ行って、散々悩んだ挙句、こないだ買うのを諦めた千八百ページの地獄みたいな本を買った。これはもう帰宅直後に早速代わりに捨てる本を出したね。このぶっとい本、昨日だっけ買わずに帰ったの、昨日はまずカバンが小さかったんだよね、もちろん不自然に小さいカバンを持ち歩いているつもりはないが、千八百ページの本を持ち帰るにはさすがに小さいという意味で。あと、立ち読みがきつかったので帰って帰ったというのもある、本というか、まあ本だが、つまるところ辞書なのでね。しかも英語の辞書。英語を見てもアレルギー反応みたいなものがまったく出なくなったし、今は人生において一番語学に興味があると思うので、今のうちにスペイン語もやってみているってわけだ。まだ簡単な文さえも読めないが……。別に英語もアレルギー反応が出ないだけでスラスラ読めるとか話せるとかではまったくないのだが勢いを大事にしていきたいね。
それでは少年ガンガンの感想を書きます。『オウルナイト』、新連載。主人公、いつも通りツッコミ役っぽかったけど、途中で豹変して女装キャラになってそこからボケ倒してたのでビビった、めちゃくちゃ面白い。しかし結局ボーイはどうするんだろう、女装してボーイを務めるのか? 前半では武器性を否定していた杖が武器になってた。論破できたら勝ちでカワイイっていう主人公の性格、鬼だな。『裏世界ピクニック』、既に猫の忍者に取り囲まれている状態。主人公が渋っていたのは猫があまりにも好きだからというわけで、そこは協力していくことに。まあでも人付き合いが悪いというのも主人公の態度の悪さに拍車をかけているな。もう猫の忍者がいた! 『18エイティーン』、前髪ズバッ事件、ギャグまんがだから一話で終わるのかと思ったら尾を引いていた。言葉の端々にひどい髪型っていう表現が滲んでてウケる、いつもは奔放な金髪もツッコミ役に回らざるを得ないほどだった。まあやっぱり髪のことは美容師だな。『英雄教室』、本物と偽物の天才の話。今まで努力して身につけてきたものが見ただけでホイホイ盗まれたら確かに自身なくしそう。ビッチ殺法ってなんだよ笑った。モブがどんどんイケメンになっていく!! 『とある魔術の禁書目録』、聖人同士の戦い、というかあのひとってそんな強かったんだっけ。とにかく力と力のぶつかり合いなので見応えがあるが、冒頭にフランスらへんの過去と、あとどうして一般人に暴力を振るったのかという疑問がぶつけられる。全体を通して熱い展開。『ワンルーム、日当たり普通、天使付き。』、女のガキの天使が降りてきた! 主人公の敵って感じで、ヒロインのことを慕っている立場。ドタバタなキャラなので引っかき回すみたいな振る舞いをするが、牛乳飲み過ぎでは? ただ、人間界の勉強って何してるのっていう疑問は確かにそう。『女子高生はおはようって言う』、頭が悪いのに頭良さそうなキャラを守ろうとしているメガネ。数学の神様を驚かすつもりで始めた勉強が小学生みたいな落書きになってて笑ったし、その後さらに拍車がかかってて見出しが魚になってるところで爆笑した。人間が妥協する瞬間を見たいという欲求も最悪で面白い。ノート取るまで消すなという謎の自信もめちゃくちゃ笑った。『魔女の下僕と魔王のツノ』、怪しい占い師に転送された世界で、特定のキャラだけが見える敵との戦い。見えない粘液に阻まれている中で魔王も体を乗っ取られるという良くない展開だが、お香のおかげで形勢逆転しかけている。白熱しているが魔王のバカっぽさも際立っていて良い。『戦×恋』、ヴァルハラの守りや寝返った敵の回想を挟みつつも、主人公の力が異様であることがメインか。お互いのエロいシーンを想像し合うところは純情じゃなさそうで笑った。しかしギャグキャラが突如キーパーソンになるとは。『不徳のギルド』、盗賊明らかに弱いが役に立つとして連れて行かれている、明らかにエロ要員でちょっと笑ってしまったし、事実そうなった。盗賊の目みたいな能力で先に遺体をみて嘔吐というのはかわいそうだな、エロはかわいそうじゃないけど。しかし相手を精神支配して脳の動脈全部切るとか強過ぎない? コダマがコマダになっていた。『双翼の武装使い』、無双系かなと思っていたけど冒頭の敵で割と苦労するんだな、力自慢の主人公は手を骨折していた。ともかく敵は操られた人間なので殺してくれと連呼している状態、そこへ力自慢が捨て身をかましたあと、頭脳労働の主人公が魔法でトドメ、と見せかけて回復役が敵を分解するという、王道っぽい流れ。『戦隊レッド 異世界冒険者になる』、バスルームに転送されるちょっと前から。結局問題になっている石は現実世界の道具と同じ力を持つので調査、暗転という感じだが、それが仲間からセックスと認識されているの笑った。しかも王と会う前だし。でここから舞台は砂漠に移り、サボテンの国みたいなところに行って、突然相手の頭領が同じ戦隊モノのヒーローっぽい変身をするところまで。『FINAL FANTASY LOST STRANGER』、前半はドタバタコメディーっぽく姫様が逃げ回る。魔法ある世界なら窓から飛び降りても平気そうだなと思ったけど猫の力を使ったところが映える点だな。後半は主人公がその国を出るのだが、途中までは一緒に行こうって話、FF7は未プレイだから知らない地名だな。『金装のヴェルメイユ』、前回のプールの続き。結局敵対する相手に対抗するために生徒会を通じて軍と協力するが、完全には信用しないと表明する主人公、そのシリアスさの横で普通に際どい水着で参加してくるサブヒロインでゲラゲラ笑った。あと偉いひとの突然の水遊びでみんな混乱してるのも良かった。新たな敵登場。『無能なナナ』、このセクション長いな、主人公は自転車を買って、それで倉庫に行って変身能力者と会話。じぶんの力を大きく見せたがるという含みのある話をしている。最後のあれ、死に耐えられなくて狂ったみたいなことかな。『ながされて藍蘭島』、誰がどう見ても誕生日のための画策だが、ヒロインはニブいので気付かない。しかし人体をバーベル代わりに筋トレはズル過ぎるだろ、笑った。なんちゃら大会も甘味で強引に釣っているが、それでも気付かない。『たとえばラストダンジョンの(略)』、悪い顔のひとが主人公の職場に来た! 相変わらず全員に怪しまれているのに本人は完全なる善人なのがウケる。今回は和の武人みたいなひとが来ていて、なんやかんやで姫様の生活能力のなさが槍玉に挙げられまくっていて笑った。極めて平和な争い。『元魔王軍幹部、娘つき 第二の人生は現代で』、仲間割れが続いている。あくまで仲間割れなので主人公が負けたりはしないという安心感を裏切るような展開だが、全体的にムキムキマッチョな回でもある。ここで妻一時的に戻ってくるのか……。理由は戸籍などもっともらしい感じ。しかし人妻を好きになるなよ。『乙女ゲー転送、俺がヒロインで救世主!?』、妹がなんとか主人公を絡めた男同士で恋物語を紡いで手っ取り早くキーアイテムの指輪を手に入れさせようとしている。男が男の裸を見ても普通、そりゃそうだよな。ロッカー的なところに閉じ込めて「顔が近い!」という声が聞こえるも勘違いというシーン、顔が臭いバケツに近いみたいな話でゲラゲラ笑った。『恋愛グリモワール』、うーん今まで出てこなかった四天王が急に全員出てくるのはさすがに打ち切りくさい……。とにかく敵が強いし味方は弱いはずなので苦戦するのだが、スライムの強化、魔法使いの特大魔法などで形勢逆転か。スライムの強化フォームもなんか詰め込みで出てきた感はある。『梅衣堂ひよと旦那様の野望』、魔女が消えかけなのにまだあがいている感じ、むしろ力を盛り返すんじゃないかぐらいの勢いのときに魔女が仕える元王子から連絡があり、和解したという話。これは戦争が終わり、さらには野望の無効化でもあるため、魔女が納得して灰になるという流れだけど、ここまで粘ったのだから痛快にやられてほしいという気持ちもあった。しかしこの作品も終わりそうだ。以上です。