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天気が良くない中ずーっと歩いて歩いて能登半島の突端に来たら同じ旅行者に何をしに来たんですかと質問されたため貝を拾いに来ましたと返答したらわたしは漁ですと言われてフーンと思ったけど昨日までの雨で海岸が水分でひたひたになるぐらい水浸しになっていてこれじゃ貝も石も拾えないな時間かけてここまで来たのに収穫もなしに同じ時間かけて帰るのやだなと残念がっていたらさっきの漁師が海岸にいた親子連れに手伝わせてくださいとか絡んでいたのであいつ怖いなと思ったけど結局親子連れだけで遊ぶことになったらしくひたひたの砂浜に入水の構えで抵抗せずズブズブ沈みながら進んでいく男児を見てこっちのほうが怖いと思ったしとりあえず急ぎで帰りたかったためふたり乗りのトロッコみたいな乗り物を調達したんだけどこれ天気悪いのに大丈夫かなって感じだったしとりあえず帰宅には成功して疲れた疲れたっつってテレビを付けたらクイズ番組をやってたんだけど金沢の番組らしく確かに天気が悪くて地方の番組っぽいなと思っていたら司会者と回答者たちで道路を挟む形で収録しておりアッこれ路上でやってんのかしかもさっきの道路じゃんタイミング良かったら見れたのかと思いなんだか悔しくなったのでストリートビューで見に行ったらさっきの海岸が行き止まりでなかったことに気付きしかも動画レベルの映像が残っていたので学術目的で特別に撮影したのかなと思っていたら奥からほぼ全裸の格好に槍を持った原住民が出てきてたので明らかにヤバいしよく殺されなかったなこの映像が残ってるってことは生還したってことだろと驚愕しつつ続きを見ていたらどうも部族の長老に接触して村の宝を見せてくれと交渉しているらしくいくらなんでも無理なんじゃないかと思っていたら最後に出てきた女の族長がいいよと言ってくれたのだがそれでも持ち帰ることは無理ではと考えていたところ録音したものを番組に持ち帰ってクイズにしていたのでこれは巧みなやり方だなと感心する夢を見た。楽しかった夢なのでよく覚えているが、最後クイズとはいえ録音だけにとどめているの意味分からんな、多分今の技術だったらこっそり動画も撮影できるだろ。まあ夢なんでね。起き抜けには、心中で復讐するんだって言われる夢を見た。これは覚えてないし内容も怖そうだ。
インターネットを見たら二週間前のワタミの記事がまた軽く盛り上がってるっぽい、まあ労働は邪悪ですからね。思想教育みたいな形で、社員に「こんなにいい仕事をしているんだから、苦しくても頑張ろう」と思わせてるらしいけど、これはまさしく「仕事」じゃなくて「労働」なんだよね。だいたい「まごころさん（注：宅食の配達員）」ってなんだよ、怖過ぎるだろ。それが含まれている全文も怖くて、『ワタミタクショクの最大の商品は「人」と知れ。まごころさん（注：宅食の配達員）とは、お弁当に「心」を乗せて運び、「ありがとう」をいただく仕事をする人のこと。考え違いをして「お弁当」を運び「お金」をいただく仕事と思う人が出てこないことを祈る』と書かれている、こんな労働がありますか？　何が「ありがとうを集める」だよ、渡邉美樹が「ありがとう」だけで生活してみろと言われたら、まああのひとは詭弁を弄してそのような生活ができるんだろうけど、あれは会社なので、会社を純粋に「ありがとう」だけで運営してみろやと言われたらそこで矛盾が出るだろうが。ワタミの株も「ありがとう」で取引してるのか？　嘘をつくなよ。真心があるひとにタダで株配ってるのか？　絶対に嘘でしょ。そんなことしてたら既存株主にそっぽ向かれるし。おれはやりたいひとだけが「仕事」をすればよく、やりたくないけど生きていくためにしょうがなくやる「労働」を全否定して、そのためにベーシックインカムを配れと主張しているけど、ワタミのやってることはそれと真逆で、「労働」の上からペンキで「仕事」と書いている。要はボランティア精神の悪用なんだよね、だってボランティアではないからね。
古書店に行くことを考えていたら、ガレージに六十年ぐらいの報道写真があったことを思い出した。あれは即死したカミナリ族の遺体が掲載されている本なんだけど、その頃は日本でも死体を撮影した上で報道化してもいいんだなあ、って感心した、しかし死体写真はそれだけしかなかった。ユーチューブで検索したらTBSが公式で配っている昔の映像があったけど、悪質運転の映像なのに軽快な音楽と明るいナレーションがついているのでかわいい感じになっていた。
得体のしれないジジイが家の前で奇妙な果実を売っていたので、ここは異世界か？　とビビりながら出かけた。出かける頃にはいなくなっていた。で新竪とガレージに行ってウーンと悩んだあと何も買わず、北区。その後Amazonでコーヒージャグ的なものを検索していたけど、それを買うぐらいだったら耐熱ガラスの計量カップでいい気がしてきた。ガラスハンドルだと一緒に洗えて便利なんだよね、金属で挟み込んでるハンドルはどうしてもその接合部に水垢が溜まってしまう。それからホットマットがめちゃくちゃ汚れていたので掃除機をかけた、ついでに床にもかけた。ホットマットに掃除機をかけるというアイデアがまったくなかったので、掃除機の中に異常な量のホコリが入り込んできたのだが、ゾッとするよりむしろ面白かった、本当にすごかったので。あと床もツルツルになった、床のつなぎ目でも吸ったのかもしれない。