ぐ戒

雨の中歩いていたら家族が知らないひとに話しかけられていてどうも知り合いらしかったので先に進みアーあの有名な家だとかやってたら結構距離があいた上に家族の傘が飛ばされていたので拾ってやりつつこっちに家の立地を物理的に高くして水害を免れた家があるぞと誘導するとやはり異様にピカピカだったしこの街で無事なのはこの家だけだと思うとちょっとうすら寒く感じてしまう夢を見た。うすら寒いというのはどういうことかというと、近くの店なども全部潰れているので結局生活が困難になるという寒さだ。台風の被害とかで一軒だけ残ってたりする場合、こういうことを考えてしまって勝手にツラくなるんだよな。あと、正月にバーチャルクイズという番組をやっていて生身の人間が一切出てこないので快適だなと思っていたら次はまんがのCMで作者が編集者だったので匿名で出版する経緯が語られていてまあズルいってことなのかなと考えていたらCMが明けてさっきのクイズの正解が出てきたんだけど普通につまらないし次の番組は正月の接待占いでゲストのふたりの星座占いの運勢は一年を通じて常に一位か二位とか言ってたのでそれって占いの意味あるのかと思う夢を見た。内容的にも随分にぎやかだな。占いのくだりは、多分おれが占いを信じてないことから来ている。でも他人が占いを楽しんでいるのは全然いいんだよな。人間は指針を手に入れたがるものなので。ここまでが午前十一時の起き抜けの夢だったか、起きたときにバババッとメモったんだ。正午過ぎの起き抜けには、バンドキャンプみたいなサイトに登録したけど売り上げの一部を取られたこれはアメリカの陰謀だとわめいているひとがいたので大体どのサイトでもお金を稼ぐときはマージンを引かれるんじゃないのと返答する夢を見た。普通のことなのでよく覚えてない。あとラーメン食いながらウトウトして、鉄格子と歯って似てるよね修理の跡もまったく同じだと感想を言う夢を見た。これも完全に記憶にない。
とりあえずでかい段ボールに入った軍服が届いたので様子を見て興奮していた、これはテンションが上がる、あと意外と重い。重いということは温かいということなのでそれは別にいいのだが、重たいものを三つも部屋に吊るすことになるのはちょっと怖いんだな。予備で買ったやつがあるし、一着は別室に片付けるかもしれない。そして外は雨、だった。もともと止む予報だったし、止んでもそこまで嬉しい気持ちにはならないんだが、止んだと思ったらまた降ってきたし、予報では曇りになっている、やっぱ天気予報はダメなんだと思った。とりあえず雨が降っていても窓を開けて空気を取り込まないといけない、それはいつもやっていることだが、今日はさらに窓を開けている。なぜかと言うと中古の軍服にリセッシュをかけたからで、これを乾かす必要があったからだった。ただ、臭いんだろうなという覚悟を決めていたのに、実際は特に臭くはなかったのでちょっと拍子抜けだった。あえて言うなら倉庫っぽい匂いはしたけど、人間の体臭的なものは一切感じなかった。これは非常に良いことだ。別に倉庫みたいな匂いは消す必要ないんだけど、まあせっかくリセッシュを買ったのでって話。
一瞬だけ太陽見えたの何だよ~とイライラしつつ、曇り空の下出かけることにした。新竪には何もなかったし、一瞬誰もいなくてビビった、無駄足ってやつがめちゃくちゃ嫌いなものでね。それでガレージへ行くと、なぜか刀剣の本が割ときれいな状態で売りに出されていたので、これを買った。帰宅してから土砂降りの音が聞こえてきたので、今日は勝利したなと思ったのだが、やはり天気予報は当たってない。難しすぎる。勘の方がまだ鋭い。そういえば、新しいアイフォーンが発売されたんだった。地元ニュースでも、アイフォーンの新型手に入れたし5G対応なのでこれから映画とかたくさん見たいと思います! ってインタビューが流れてたけど、金沢のどこに5Gがあるんだよ。悲しい受け答えをするんじゃない。
夜中には Dir en grey に成りすまして大量の金をだまし取った男のニュースを見ていた。その話だけでも悲しいのに、『「無職ということを母親に言うのが恥ずかしくて、メンバーだと偽った」と話しているという。』などと書かれており、もっと悲しくなってしまった。母親を「招待」したとも書かれていた。そのときどんな気持ちだったんだろう。ベーシックインカムさえあれば、彼も自らを Dir en grey の京ですと偽らずに済んだのかもしれないと思うと本当に切ないね。