ぐ戒

3Dプリンターを使いにみんなで車に乗り込みホームセンターへ向かったんだけど道が滅茶苦茶混んでいてこれ全部プリンター目的かとビビったんだけどまあ人気だからしょうがないしそれより印刷物がホカホカの状態のときにくっつけるとぴったり接着されるんやと同乗者に関西弁で言われたのでおれそういえば素材持ってきてないし財布でも印刷しようかなでも面白くないだろうななどと考えていると隣の奴は準備万端だがもうひとりは素材しか持ってきていないという状態だったし時間が経ったら接着無理かなあなどとボヤいていたのでその準備万端関西人が無理無理また来るしかないでその代わりひとり三回までしか使われへんからそれ以上使いたいやつもまた来るしかないしそのルールのおかげで列もどんどん前に進んでんねんと言ってくる夢を見た。なんか明らかに街の古書店に行くときの魚屋の近くの道路だったが、あんなところにそんな先進的な機械はない。これは起き抜けの夢だったな。これ以外は思い出せなかった。
そういや昼のフランス翻訳ニュースでレバノンは破滅まっしぐらとか言ってたのでゴーンさんはどうなっちゃうのと思ったんだったな。実際どうなったのかよく分からないが死んだとか追い出されたって言うならさすがにニュースになるだろうからノホホンとやってはいるんだろう。あんな不安定な土地でも金さえ持っていればゆとり持って過ごしていけるんだな。資本主義は怖いぜ、お金を巡る悪いことをしていたはずなのに。というか今更だけど現地では英雄扱いっつったってそれはそれは中産階級以上の人間にとってはそうなんであってこの病気が蔓延している世界では低所得層の攻撃性はバリバリに高まっているはずなんだよね、憎悪の対象になってないかな、心配だな、できればもっと心配したい! 一方日本は東京の感染者数がまた上がったとかなんとかで盛り上がっていた、またあのでかい橋を真っ赤にするのか。いうてももう新型コロナウイルス志村けん死んだことを口にするひとあんまりいないし、二百人だろうがなんだろうが人間は早々に忘れるとは思う。おれも忘れるからお前らも忘れろと言いたい。
タイランドでは頭にバッグをかぶって下半身は下着のみというハチャメチャな格好で病院に忍び込んで夜勤の看護婦の服を脱がそうとしたら悲鳴を挙げられて御用、というニュースがあって本当にすごいと思った。破壊力がある。破壊力がある都市は美しい。こんな感じでおれは揉め事が大好きで大好きで仕方がないのだが、今日ふと思ったんだよね、揉め事が好きなのだから英語で揉め事を読めば少しは英語力が上がるのではないか? って。それで今日はとりあえず白人至上主義者を告発するような文章を読んでいた。英語といえば四千円の洋書がまだ届かない。なんで高いもの頼んだときだけこんな遅延があるんだろう、北海道の荷物ですらすぐに来たのに……。一応福岡なので最近の大雨が関係しているかもしれないが、配送が遅れているだけで、おれの本は被害が及ぶ前に発送されているはずだから、福岡がどうとか関係ないはずなんだよな。とにかく発送に番号がついてないので普通郵便のはずだが、それでも月曜日の朝発送したものが木曜日の今になっても届かないことはあまりない。やはり発送しましたってのは嘘だったのか。
今日は近所のブックオフに言ったんだけど、特に何もなかった。せっかく政府マネーもあることだし、高い本を買ってやろうと思ったが、丁度いい価格帯のものがなかったんだよな。リサイクルショップでも収穫はなく、百均で派手な色のバンダナを一枚買った。派手な色のバンダナというのは小池百合子カラーのやつです。こういう色使いのバンダナは色落ちすること必至なので、すぐさまお湯で洗って、お湯につけっぱなしにして、絞って、干した。店頭には黒いバンダナもあった。別にこれでもいいし、無難ではあるんだが、革命感が出るので良くない。それより派手なバンダナの方がいいよね、目立つだけで安心だから。