ぐ戒

古書店でパンと本を売ってショコラパンを買ったらなんでパンを売って同じパンを買うんですか財テクですかと責められたのでいや深く考えてなかっただけだけどと返事をして店を出たのだがこんなに怪しまれたんだし今度からこの店使いにくくなっちゃうなと思う夢を見た。買ったパンの外観も覚えてないな。あと、出かける準備として窓を閉めて回っていたら家族が変な場所の窓も開けていたので全部閉めて回ることになり一階の裏の窓を閉めているときに今まで見つからなかった英語の本やカードゲームなどが見つかったのでテンションが上ったし外箱はいらないから捨てようとする夢を見た。こっちの方はよく覚えている。まあおれがやってたカードゲームっつったらMtGだけどな。あとあと、同じく自転車に乗った蛍光色のジャンパーの男が前をダラダラ走っていたので普通に追い越してやったらムキになって追い抜き返してきたのでやれやれと思っていたんだけど踏切に差し掛かったときに再び追い抜かれてしかもそのあと踏切が鳴り始めたのでこれはおれもスピードを出しておけばよかったかなと後悔しかけたんだけど背後からも蛍光ジャンパーの人間が来たしどうやらこれは新聞配達の制服らしく現に踏切の向こうの販売所に同じジャンパーの人間が次々と入っていく様子を見る夢を見たこれもよく覚えているし、自転車の速度ですぐ対抗したがるのもおれの悪い癖だ。あとはグネグネの道でなんかやってた夢を見たはずなんだがもう記憶になかった。起き抜けには、ポカリのおかわりが到着したとか言われたけどそんなにいらねえよと思う夢を見た。あーフードコートでなんかしてた夢も見たはずだなあ……。
なんか黒人ドライバーの車庫に人種差別目的の首吊り縄が仕掛けられていたとかで大騒ぎになったんだけど、それが物的証拠もある確実な勘違いであると判明したらしい。それをテレビのニュースでやっていたんだが、黒人側の声明は「ホッとした」というものだった。テレビだから重要なところが端折られているかもしれないんだが、もし誤ってないんだとしたらひどいな。普通疑ってゴメンねぐらい言わないか。一応そのあとネットのニュースでも確認したが、疑った相手に対してゴメンねみたいなコメントは、少なくとも翻訳された限りではなかった。そんな感じでいいのかなあ。なんか疑ってもしょうがないよねみたいな空気さえあって怖いんだが。分からないと言えば仙台上空でフワフワしていた謎の球体もまだ正体が分かってないらしい。なんか令和も大したことねーな。ネットの力!! とか、人工衛星の技術!!! とかでもなんともならない、あんなアナログなことがまだあるんだねえ。
おれはリサイクルショップでずっとコーヒーサーバーを探しているんだけど、それはおれが換気システムから虫の死骸のシャワーを浴びたあの忌まわしい記憶を癒やすためなんだよね。それなのに一切コーヒーサーバーが見つからないしもうあれから一か月も経過してしまった。人生は最悪なんだな。そういう気持ちもあり、今日はブックオフの方面にいこかなと思ったんだけど、明日がめちゃめちゃ雨予報に変わってしまったので三日連続の街方面だなと気持ちを入れ替えた。つーか天気予報コロコロ変わらないでほしいが……。行動が制限されたのでアマゾンで欲しい本を掘っていたが、ちょっと欲しいなと思った本が五千五百円だったのでさすがに尻込みしてしまった、政府マネーがあるとはいえ、図書館で読み込んでそれでも欲しかった本と、ちょっと欲しいなと思った本では、重みってやつが全然違う。
それで街の方に向かったら、近所で突然車に轢かれかけた。それでペコリともしなかったのでめちゃくちゃムカついたんだけど、なんでこいつこんなにブレーキ踏むのおせえんだよと思って運転席見たら、片手で子犬抱きながら運転してた、なんだよこいつは、マジで逮捕されてほしいな。助手席に犬置いて窓開けて犬の首出してるドライバーも嫌いなんだが、犬抱きながら運転は完全にダメだろ、携帯がダメだっていうのに。そしてこんな状況なのに犀川の河川敷に上半身半裸おじさんが二体も現れたので怖い。まあ皮膚はウイルスを吸い込まないが、確かにそうだが、普通にマスクもしてねえし、いやおれもしてないが、いや半裸はな、ウイルスとかじゃなくてな……。でガレージに入店して、なんとなくトルストイを買った。それからマンションに向かったら、半年ぐらい前に買った経済の本の作者が書いた別の本があったので購入した。これは最悪なこの世界で唯一運が良かった出来事と言える。それで帰宅したらミネルヴァ法律事務所が破産してたんだねえ。グレーゾーン金利の回収で儲けてたはずなのにねえ。グレーゾーン金利については、おれのバイト先がそれで潰れてしまったので、まあ政府の方針ならしょうがないが、それはそれとしてムカつく気持ちもあるので、大変に嬉しいね、その、破産してくれるっていうのはね。今日買った本入れる場所はもう決まってるので隙間を開けたりしていた。