ぐ戒

古書店でいろんな色の数字のハンコが押された少女漫画家の楽譜を百円だからという理由で読めもしないのに購入したつもりが帰り道でレジを通していないことに気付き一瞬近所の普通の書店で代理会計できないかなと思ってしまったけど無理に決まっているので遠い道を戻っていたら反対の駅の方向からカップルが来てその男の方が突進に近いスピードで駆け込んできたからしょうがなく道を譲ったらそのままレジにつかれてしまったし何だこの無礼なデブはと思う夢を見た。あの本めっちゃきれいやったな。午前十一時の起き抜けには、勝手に寒いとか言ってろバーカという文字が球体になって回転している夢を見た。ここまでが午前十一時に起きたとき以前に見た夢。あと、イギリスに泊まり込むことになったんだけど外国だから気温の表記が違うということに気付いたしとにもかくにも暖かかったので家のすぐ向こうの草原で走り回ってそこに住んでいるご婦人にあいさつなどしてから上り坂を必死に帰ってきたらホームステイ先のインド人が車を引き出そうとしておりどうしたんだろうと訝っていたらどうもお遊びで玄関に雪を敷き詰めていたら急に暖かくなってすべて溶けてしまい車が水没したらしくインド人の母親は誰よこんなところに雪なんか積んだのと激怒してたのでなだめるためにちょっと手伝ってやったら奥の方からまた水の波が来て足が濡れてしまったし不愉快になって家の中に引っ込んだらそこのイギリス人のパパさんにお前の哲学は何だと質問されて答える間もなくパパさんはアリの一生を自らの人生に重ね合わせていると分かったけど結局おれは何も答えられずそうしているうちに滞在期間が二か月だか三か月に延長されていることに気付き指摘したところ最初からそうだったと言われ絶対に違うと反論もしたのだがどのみちかなり長い間実家に帰れないことが判明したのでテレビ電話でもすればいいのかなと思ったけどスマホにそんな回線はないよなと思ってみてみたらなぜか既にSIMカードが刺さっていて激安辰巳という謎の会社と契約までしていたので電話しようと思えばできる状況だったがひとまず出かけてそろそろ春の芽吹きが始まった近所の公園に行くとまだ花はヘロヘロだったが誰かがテンションマックスの状態で花びらをばらまいているという夢を見た。楽しい夢だったけどなんかイギリスにいることが拘束っぽくなってるな。あとあと、なんかの店に出かけて地下の駐輪場にチャリを停めに行ったんだけどここはもともと駐車場だったので異様に広くて雑にピンクに塗られているという状況だったので適当な場所に置いておくかと思ったらガキがケンカをしていてめんどくさそうだなと思った矢先にそのガキのひとりがケンカを売ってきたし先手必勝とばかりに飛びかかってそいつの上着をビリビリに破り耳にイヤホンを突っ込んで大音量でアジア系の歌謡曲を聞かせたらぶっ倒れたし最後は音楽プレーヤーを倒れてるそいつに投げ捨ててから店に入ったけどトドメ刺さなかったからおれが店であれこれしているうちに回復されてチャリめちゃくちゃにされそうだなと心配になる夢を見た。その懸念は正解だな。
今日は十分で青空になったりまた十分で空が真っ暗になったりしている、いかにも冬の天気という感じだったし、出かけもしなかった。日本は二十五日過ぎたらクリスマスに幕を引いてしまうので本当につまらない、正月はネオンサインをピカピカ點せたり爆竹を鳴らしたりしないのでマジで最悪だな。夜は立ててる中指の真ん中だけ黒くケシを入れてるまんががあって意味が分からなくてゲラゲラ笑ったりしていた。