ぐ戒

簡易貯水池のコンクリートの坂にカエルがいて隣の奴が欲しがっていたけど手が届かないので定規でペンペンやってたらそのうち勝手に上がってきたけど踏んじゃいそうで怖かったしそのカエルを欲しがっていて奴は最終的に桃太郎っぽくしたいと言っていたのでそれは無理でしょそもそも桃太郎にカエルなんかいなかったしそれにキジの調達が無理過ぎると喋っていたら露店を壊してしまったけどその辺のジジイにすべての罪をなすりつけて逃げる夢を見た。最後異様に悪いな。まあさすがに文句なしに悪い。この露店というのは屋台と一体になったもので、周囲はオフィス街だったのにその屋台だけが汚い木造で、それゆえに弱い力で簡単に壊れてしまった、という印象がある。起き抜けには、フロアに旅する男女がいて男は誘拐犯で女は小学生でありこれまでワープ能力でひたすら警察から逃げ回ってきたらしいのでおれも旅をしたいから連れて行ってくれと頼み込んで塔の上の自販機の前に着きそこからホテルのロビーみたいな場所にワープして玄関前の噴水がある広場に出たんだけどそこがちょうど回復ポイントなんすねと見知らぬ男が媚びるように言ってきたしそうなのかと考えていたら黒服の男たちがドカドカと押し寄せてきたので無限回復するモニュメントに触ってやり過ごすことにしてそのあとから来た悪い女子高生たちは毒イチゴの道に誘い込んでこれは食ったら十五分で死ぬイチゴさと言われたけど一応こっちは念のために一部が紫になっている葉っぱを食うことになりムシャムシャと食っていたら葉っぱの先端だけでいいんだぞと言われたし先に言えよと思ったがそもそもここは民家の敷地っぽいしどうなってるのと質問したら隠れろと言われてしかもさらに二ミリ首を下に下げろと細かい指示までされたので従うと住人とバッチリ目が合ってしまったしダッシュで逃げだしたらワープ能力の奴はどこ行ったとなったときに余裕でワープしてきたしそこで同級生とも合流していたら困りますねとスーツの男が近付いてきたし管理者っぽいし今度こそ絶体絶命かと思われたが階段の向こうの闇からマシンガンが乱射されてその管理者をハチの巣にしたし死んだかと思ったら破損データとして生きているしそのまま夜はパーティーとなりその管理者が壇上でポップなダンスを披露している夢を見た。展開は無茶苦茶なのだがよく覚えている。破損データ人間も言うほど怖くなかった。
起きたら紀州ドンファンの事件の続報をやっていた、めちゃめちゃうやむやになった事件だな、いや事件というか遺産は自治体に全額寄付するんだという内容の遺書を確定させたみたいな話題だったし事件は見た目上何も進展していない。あとは印鑑を作る仕事(仕事??)を守りたい大臣と印鑑の風習は捨てろと考えてる庶民の意見が対立していてツイッターが盛り上がっていたな。個人的に印鑑は好きだけど、社会的慣例としての印鑑はなくなってもいいと思っているので、ぜひ潰してほしいですね。つーかなんで印鑑作る労働が維持されなければいけないのか分からない、すべての労働が消えてほしいのに。だから印鑑つくる労働を潰したいひとはほかのいらない労働もどんどん潰してほしいんだよな。応援するのでどんどん潰してくれ。そしてベーシックインカムに移行しよう。むしろベーシックインカムを配って印鑑は趣味で作ればいいやろが、これが本当のベーシック印鑑ムってか。そうやってひとりで勝手に盛り上がっていたらまんが雑誌系のツイートがお気に入りされたんだけど、少年ガンガン本体のアカウントと、作家と連絡を取るための編集用非公開アカウントに同時にお気に入りされた。ということはこのふたつをスイッチさせながら使っている個人がいるという可能性が高いわけだ。それはつまり編集者がガンガンのアカウントも動かしている可能性が高いってことですよね。もしそうだとしたら大変ですね、お疲れ様です。あと、なんかATMでお金を下ろす度に健康状態をチェックすればありがたいだろうし世間もそれを求めてるだろうとかいう無茶なニュースがあったのでビックリしてしまった。なんでATMに金下ろしに行っただけなのに「今日は不健康ですね」とか機械に言われなきゃならないんだよ、ふざけるなよ。おれは無条件でお金が出てくるATMが欲しいんだよ、って書こうとしたけど暗に悪い結婚を非難してるみたいになったのでやめた。
今日は街の方へ向かった。でガレージを掘って、こないだは諦めた英語の本を一冊購入。続いて新竪に向かい、何もなさそうだなと思われたところに新しく興味もある学級制度の本があったので、これを一冊購入し、帰った。なかなか収穫がある外出だった。帰宅したら戦争に反対だという話が盛んに行われていたが、まあおれも戦争(ろうどう)に反対していますね。おれは戦争と書いて労働と呼んでいるので覚悟してください。ほんとうにね、戦争(ろうどう)したいひとたちだけが広場に集まって労働してればいいんだよね、ぼくたちは政府から生活費をもらって幸せに暮らそう! おれはマジで労働は戦争の一種だと思っているので、戦争に反対ですかと言われたら、はい労働は戦争であるという意味で戦争に反対ですと答えるようにしている。ただそれは妄想であり、現実にはこのような質問を家族以外から受けたことがない。家族にはこのように回答して、また始まったよみたいな反応を受けている。
夜には災害の様子を見ていたけど、臨時の電柱がアタッチメント型だったのでかっこよかった。あれってパンザーマストみたいな名前のやつかな、特に調べないけどそういうかっこいい名前だった気がした。で、そういう被災地にいらないものランキングとかいうのをネットかどこかで見て、その中に寄せ書きが入っていたけど、そもそもどんなタイミングであれ寄せ書きはいらないだろ、個人的にはハンコ文化より滅んでほしいんだが。遠い昔に寄せ書きに一言お願いと言われたとき、その対象の相手は比較的意思疎通ができてたと思うんだが、それでもキモ過ぎて書くことなかったしな。寄せ書きってマジで何? 寄せるものの中で最低ランクだろ。まだかき揚げの方がいいじゃん、食ったらうまいんだし。