ぐ戒

芸人が車を運転していて同乗者の女に優しくするためにわざわざ対向車線にUターンしてこの方が帰るのに便利でしょとか言って降ろした後にこういうのがモテるコツなんだよねと自慢してきたけど対向車線に無理矢理入ったから側方間隔ってやつが無なぐらい道にめり込んでいてここからどうやって元の道に戻るんだよとみんなで攻め立てまくる夢を見た。この道、近所の寿司屋と公園に挟まれた道だった気がするんだが、実際はそんな道幅のある道路じゃないんだよな、不思議な感覚だ。あと、このRPGはクリアしまくりなのでラスボスもすぐさま倒せるんだけど運悪く全体攻撃を食らったあとでも回復アイテムがターン消費なしに使えることに気付いたから余計に楽勝な展開になってしまい百数十回目のクリアとなるわけだがここで隠し映像としてヒロインと女体化したラスボスが海岸で戯れたりいちゃいちゃしたりする映像が流れ始めたのでついに出たかと考えていたところ引き続き予告編が流れ始めて彼らの冒険が来年正月に二枚組DVDとして映像化されますと広告が出てきたのでもう次のシリーズ出てるのに映像作品作るってすごいなと思う夢を見た。FF的なものを想像してたんだと思う。なんかあるじゃないですか、シリーズが並行していて、新シリーズが出たのに旧シリーズもなんかするみたいなやつが。あと、電話機が壁に取り付けられてて住人が薬の取引をしていたので怖くなって自室に戻ってパソコンに齧りついていたら壁の高いところを踊るように掃除するひとも現れたけど目を合わせたら手伝えと言われることは確実なので見てないフリをする夢を見た。なんかこれは昔の家と今の家が合体したみたいな奇妙な構造物の中にいたので、ひょっとしたら真ん中の展開が抜けているのかもしれない。起き抜けには、動物が全般的に怖いんですと相談していたらじゃあここで動物園に所属して二十年間ライブを続けているアイドルグループに話を聞いてみましょうと提案されたのでステージ後のそいつらに質問をぶつけてみるとクジャクとか全然怖くないですよ一度も襲われたことないしタックルする前に二メートル助走しますんですぐ気付けますという答えが来たので襲われてるじゃんと思いつつもアイドルの愛でているクジャクを見たら明らかに顔が気持ち悪い異星人みたいな形をしていたのでギョッとしたしその変なクジャクが住む村が害獣に襲われたときはブラキオサウルスが助けに来るんだけどそれに興奮した人間のオスが恐竜を性的に暴行しようとして逆に物理的に暴行されて人間の個体数が半分になるという夢を見た。このブラキオサウルスのところがめちゃくちゃ面白かった記憶あるし、出来ればもうちょっと見ていたい夢だったな。
雨の予報がほんのりあるのは知っていたので、パソコン付けてすぐぐらいのタイミングで降ってきた雨を見て、やはりな、という余裕の表情を浮かべていた、が、出かけたいことに違いはないので別に嬉しくはなかった。雨雲レーダーで確認してみると変な雨雲だ、形が無茶苦茶で流れ方も不規則だしいつ雨が降るのかまったく読めない。とりあえず今やきもきしてもしょうがない、三時ちょっと前に出かけるかどうか判断しよう、と判断を保留して、インターネットニュースを、と言いたいところだが、そもそも朝ご飯、じゃなかった昼ご飯を食いつつ見ていたテレビでやっていた、エアガンを使った煽り運転というのが強烈過ぎてのけぞってしまったしすぐさまそれについて検索したよね。なんでこんな事件が起こるんだという熱血警官のような感想が出てきそうになったが、暴力の感性に従って行動しているからなんだろう。猿に免許を与えるな。それから改めてインターネットニュースを掘っていたが、どうも今世界では四十秒にひとりの速度で自殺が発生しているらしい。男の自殺率が一番多いのは、はいはい日本だろと思っていたらロシア、ほかの発展途上国でもなくてロシアだった。なんか理由があるのかな、まさか寒くて暗いからという単純な理由ではなかろうし。それにしても「世界で四十秒にひとりが自殺」みたいな表現って適切なのかどうか分からん、ビールとか洗剤のCMで「何秒に一本売れてます!!」ってやつと同じレベルだし、ひとり当たりの速度にするとなんでもすごく見えてしまうのでズルいというか不謹慎であるように思える。あと面白関係で、エレキギターエフェクターを三百個ぐらい繋げて演奏してギネス記録を達成した、というニュースが出てきて、当然これはヤバい音ですなどと書かれていた。聞いたけど確かにすごい音だった。ただ動画の残り時間から言ってもっと聞かせるのかと思っていたら、すぐ切られてしまい、後半はインタビューだった。でもこういう音をヤバいとかすごいと認識できる皆さんには朗報があるんですよ、このような音楽はアーカイブオルグで無料かつ無数に配られています! 今すぐ聞け!!
さて空には嫌がらせのような雨雲が広がっている。午後三時になっても出かけられない。三時半ぐらいには雨が止むというレーダーの予報になっており、本当だろうな気象庁、と呪いをかけていたら、まさしく雨の音が消えかけてきた、しかし止んではいない。雨具の準備をしているとようやく止んだので、ここで急いで出かけることにした。しかし結果はずぶ濡れ。おれが出かける時間になったら降り始めて、おれが帰宅するときは豪雨になった、そんなことあるのか? 家の前に来たらピタッと止む雨とかマジで許せないんだけど。世界中から雨雲が滅ぶまでおれは暴れ続けるぞ!! ゴミのような人生でも明るく楽しく生きてやろうと思っているのに悪天候も労働もおれを苦しめてくるので本当に憎い、悪天候と労働は必ずこの拳で破壊する。ちなみにブックオフではイタリア語の本を買いました。
夕方にはリリース行動をとる。リリースしたら当然ネットレーベルも掘るよね。それは義務としてね。そんなことばっかりやってるからタブレットの充電も遅れてしまうんだ。そして夕飯には事故でスポンジみたいになったカニクリームコロッケを食う。ありがとうございます、とても嬉しいです。夜中には数学の本を読んだんだけど、今日は悪天候に付き合ったせいで脳が疲れているのか、すぐに眠くなってしまった。数学者がいじめられているところで中断です。今日の良かったことって、ゴムの耳栓でも問題なく寝られることに気付いたことぐらいしかないんじゃないのか。