ぐ戒

完全に酒屋のバイトに入っており夏休みなのか低年齢の客が多くそんな中パートのおばちゃんたちはぺちゃくちゃ喋っているししょうがなくおれが倉庫から第三のビールを運ぶことになったんだけどとりあえず運ぶべき第三のビールの位置をおっさんたちに確認してから台があるという場所に戻ってみると台などはなくさっきのおばちゃんたちは何もしておらずとりあえず頼みましたよと言い残しておれはソフトドリンクの補充に向かったんだけどそこに缶詰めみたいな平たい缶に入ってて容量も少なくて相対的に値段の高い中国のジュースがあってこれは確かネットですごく人気あるやつだと気付いたので試し飲みしたいしあとで買おうと考えてたら客の女がこれ全部くださいと言ってきたので店員であるおれに拒否権などなく全部持ってレジに戻るとおばちゃんたちは何もやらずに帰ってしまったのでしょうがなく社長夫人に依頼しておれはおばちゃんたちが広げていった謎の巨大なレジャーシートを片付けてそれから倉庫のおっさんどものところに戻って台がないのでまだ運べてないんですすぐ運びますと謝罪しに行くとじゃあおれたちが運ぶよそういうの好きだしと言われたからおれはここでようやく安心してレジに向かったんだけどビールの到着を待っているつもりが夏休みであるためガキがじゃんじゃん来やがっていっぱい細かいもの買うしバラバラに買うししかも途中から追加したり減らしたりするしその中に岩波文庫もあったので同じレジ袋に入れながらこれが夏休みの宿題だったとしたら間に合わないかもしれないが死ぬ気でやれよとせせら笑いつつお金を精算しようとしたら金額を入力する度にフタがデロリアンみたいにパカパカ開く最悪のレジだったのでこれ慣れたらもっと早く動かせるようになるのかと良くない期待をしていたところ真横からなぞなぞを出しながらジュースを買うガキが現れたので鬱陶しがりながら計算したらレジのお釣りの百円玉入れるところだけ真っ青なプラのフタで三重にガードされてたのでちょっと焦ってお釣りを返したら一円多く渡してしまったことに気付きしかも今売ったのがジントニックだったかもしれないということで国会が大騒ぎになり大臣が究極的に年齢を確認する方法はないと弁明する夢を見た。すっごく良く覚えている。岩波文庫のくだりはめちゃめちゃ面白かった。
このあともうちょっとだけ寝て、さっきのわたしはイヤだな~おれだってイヤだよ~みたいな流れを見たんだが、さすがにこれを夢と言っていいかどうかは不明、半分起きてて内容を操作しているかもしれない。昨日も一昨日も出かけたし今日はがっつり読書することになったので書くべきことが特にないな。読書をしているときは、眠くて寝てしまうときもあるが完全に集中してしまうので寝ているにしろ書くべきことがないんだよな、寝なかったけど。その後ふと思い立ち、多過ぎるもので簡単にダウンロードできるPDFをドカドカ捨てた。これはちょっと青空文庫の用例辞典をぶっこもうかなという気持ちになったからで、空きを作らないとまずかったんだよね、その辞典の容量が一ギガとか書いてあったし。HDDの残量は常に十五ギガバイトぐらいにぐらいにしている、これは何故かというと、単に空いたらどんどん無料の音楽や本をダウンロードするからで、深い理由はまったくありません。しかし大胆に捨てたのでかなり空いたな。
なんかニュース見てたら金沢の素敵な男子を選びましたという記事があって読んでみると五十四歳のオッサンが選ばれとる。いや、遠慮しろよ。四十代女子とかも結構つれーのに五十四歳てこたねえだろ。大体、男子や女子でない人間がいるからこそその言葉が引き立つんであって、中高年がその言葉を使って若返りを図ったら結局全員男子女子になってしまって意味が消滅してしまうだろうが。あと夕飯にカレーを食ってたらテレビから○○本来の味がするみたいなコメントが聞こえてきたけど、そういうコメントを聞くと、そもそもどれが本来の味なんだよという気持ちと、調理されたものに対して調理以前の味がするって表現はなんなんだよという気持ちがぶつかり合って複雑になってしまう。