ぐ戒

ロックマンでコントローラーをやや強引に取ってここが近道なんだと言いながらゲームを進めたらボス手前のシャッターが偽物で開かずステージの穴の関係で引き返すこともできなかったのでめちゃくちゃ気まずい空気になる夢を見た。おれはこういうコントローラー強奪行為をしないんだけど、まあこうなっちゃうと気まずいよね。なんでやったこともないしやりたくもないことを夢に見たのかは不明だが。そもそも、他人とゲームをする機会すらほぼないのに。起き抜けには、K-POPアイドルオーディションに行って不合格だった女が目をキラキラさせながら群がってきた女子供の質問全部無視したんですかぁと憧れたように言ってくる夢を見た。構造が複雑だな、覚えてないこともない。
起きてから外を見ると雨が降っていたので不愉快な気持ちになった、なぜなら天気予報は雨を予報していなかったからだ。おれはいつまで天気予報の当たらなさに憤慨しなければならないのだろう、東京の天気はイージーモードだからかどうかは知らないが当たりまくっているのに。ひょっとして北陸の天気予報だけ野生動物がやってたりすんのかな? だとしても許さないレベルではムカついているが。とにかく昨晩は、いや昨晩も忘れてしまっていたので、急いでまんが雑誌を注文した。まあ昨日は別のまんが雑誌を読むので脳が忙しかったからしょうがないという感じもする。ところでインターネットを見ていたら、日本の儀礼的な残業文化に対して中国人がいろいろな反応を示しているという記事が目についた。そんなに中国って残業に厳しいのか、と思って軽く検索したら、別にひどい事例がないというわけでもなさそうだった。まあでも逆に、中国みたいな半共産主義みたいなところで残業を見逃している様子を見るにああいう権力者を生んで共産主義を維持することに意味はなさそうだな。一方日本はと言うと、ゲームに夢中で言うことを聞かない子供にフライパンを投げた母親が逮捕されていたりしたので、昔のまんがっぽいことを実際にやっちゃう奴がいるんだなとびっくりしてしまった。
とりあえず出かける段階までインターネットニュースの確認などをして待っていたら雨は降っていない状況になった。しかしレーダー上の雨雲の動きは不安定で、実際の空模様も読めない。でも、だとしたら、すでに出かける気分になっているんだし、出かけないと。そう考えて荷物をまとめて家を飛び出した。そして結論から言うと雨に降られた。雨雲の野郎、ふざけているのか。しかも悪天候を押してまで向かったガレージでは、目をつけていた商品が箱ごと売り切れているという事態が発生していて、かなり元気を失ってしまった。こうなってくると正常な判断ができなくなるので、残っている商品もどうせつまらないものだろうと考えてしまう。でマンションの方はこれまでずっと閉まっていたわけだが、年明けからようやくオープンしたようだ、しかし商品の入れ替わりはないようで、めぼしい本はなかった。だから、おわかりだと思うけど、帰宅後は古書店で何も見つからなかった腹いせにウィッシュリストを掘りましたよね。みんながインターネットでキャッキャしてる中、おれはAmazonで一円の商品を探していたんだぞ。恐れ入るだろう。Amazonで一円の本を探していると、おれが過去にこれ以上は値段が下がるまいと判断して百円もの大金を払って買った商品が一円になっているのを目撃することもあって、つらい。そんなつらさを我慢して検索したが、結局何も見つからなかった。
夜はシンプルなアプリをダウンロードしたらいきなり巨大なファイルが落ちてきたので中止したりしていました。あと、久しぶりにルービックキューブを回して記憶を呼び戻してもいた。一か月ぐらいブランクが発生してしまったので半分ぐらい忘れてしまってたな。さすがに手癖で覚えてるところがあって、それは人間スゲーってなったけど。夜ご飯のとき見ていたニュース番組では、大学の研究室に放火して自殺したひとの特集が、インターネットから半月ぐらい遅れて放送していた、おそらく人気があったから放送ということになったのだろう。その中でおれが非常に重要と考えていた能力があっても経済的に豊かじゃないと活かしきれない云々、みたいな言葉がちゃんと放送されていたので、それは良かった。人生はすべて運だもんね。深夜にはオンラインのまんがをせっせと読んでいた、おっさん主人公の無双系ライトノベル原作がどんどん来るのってどういうモチベーションなんだ、つーか作者は書いてて楽しいのかな? ライトノベルというステージに限定して主人公をおっさんにしてわくわくした執筆活動ができるひとってそうそういない気がするんだけど。まあ読者としてのおっさんに対する共感性みたいなのは分かるんだよね、おれは分からないけど存在は分かる、おっさんイコールおっさんみたいな単純な構図がね。しかし、何より、おっさん無双系ライトノベルのコミカライズにあたっては、若い女を中心に書いてきた作家ではおっさんの描写力がかなり低く、結果主人公の魅力が低いという厳しい現実もある。まあただ若い女の作品が好きで若い女の作品ばっかり書いてきた作家が、原作付きの連載決まったよって言われて、主人公はおっさんねと言われたら相当キツいだろうし、それは理解できる。そんなことのためにまんが書いてきたわけじゃないもんな。ただオッサンとかジジババをちゃんと書けるようになってると、主人公の親とかの描写でそういう年齢層の人物を出さなきゃいけないときに浮かないようにできるから、書けるに越したことはないという感じでもあるんだよな。