ぐ戒

うる星やつらの流れをくむエロ本のポスターが店舗前に照らされて輝く夜の路地を自転車で進みながら先をゆく自転車が信号無視するのを冷めた目で見つめる夢を見た。前からそうして入るんだけど最近特におれの目の前で堂々と信号無視して行く奴らが多いし相変わらず冷たい視線を向けているんだけどまあ世の中に魔法があるわけでもなし何の効果もないんだよね、目の前で派手にひっくり返って足をヒクヒクさせるなどというまんがみたいなことが起これば因果応報にゲラゲラと腹筋を引き攣らすこともできるんだろうけど、実際はそうじゃないし、ズルいヤツのほうが幸せになれるんだからしょうがないってわけだ。あと一回仲間から外しただけで話しかけるとラスボスより強くなるクソみたいなキャラの夢も見た。クソみたいなキャラのくだり、しっかりと喫茶店で何らかの対策を話し合ったはずなんだけど覚えてない、話し合った内容をだ。そこまではしかし映像的には思い出せる、それらはすべて起きた直後のメモにより思い出されたものであり、そして今。「ふたつの地理の取り合いでお休み」という夢を見たメモが残されているがこれをまったく思い出せないでいる。毎回書いてるけど、日記を書いている今でさえも思い出せない。
早起きするつもりだったのにまた寝坊してしまった、アラームを消してしまったのかなと思ってたらそもそもアラームもついてすらなかったし本当にひどい、なんなんだ、どこで間違えたんだ、昨日寝るときかな、それ以外考えられないな。今日はしっかりタイの国歌聞く予定だったのにそれも全然果たせなかったし、午前中が残り少ないことも苦痛でしかないし、インターネットニュースを見る眼球にも力が入らない。つまり眠い、まだ眠いのであって、惰眠を貪ったくせに眠いというのはもはや摂理だが、バランスが取れてないという意味ではムカつくことに変わらないので、ブラック企業の話を見て更にイライラしながら午前中が終わった。じぶんの夢を叶える仕事なんだから給料少なくてもいいだろ的な発想からいえば、介護みたいなあんまりひとがやりたがらない仕事は給料が高いはずなんだけど、現実はそうではないし、夢云々は嘘なのだろうし、夢があってもなくても金はないのだから夢ぐらいは持って仕事をやめていたいものです。
昼にうどんを食べまして、一面曇り空だったのに太陽が出てきましたもので、しっかり掃除をして出かけようと思っていたら、笑っていいともが半年後に放送を終了するというニュースが入ってきてびっくりした。この場合、「いや〜最近見てなかったけど」という語りだしをすることによってテレビ見ないオレかっこいいアピールをしてもいいんだけど、実際今日もうどんを食べながら漫然と見ていて、ただ内容を忘れていて、それでいて番組終了のひと騒ぎを見てないという中途半端な状態なので、まあなんですか、笑える番組が少なくなるというのは随分悲しい思いがしますね、それはエンタの神様が終わったことでも思ったことだけど、ドラマみたいな数字の取れないものをわざわざ俳優に餌やるために続けてる一方でお笑い番組は終わっていくという現状がちょっとつまんないですね、どらまっつったって新しい展開が、求められているはずなんだけどないわけだし、毎度毎度の色恋にお仕事にちょっとした勧善懲悪じゃやりきれないってもんでしょう、悲劇を悲劇のまま放送ぐらいすればいいのに、何の救いがなくてもいいのにねえなどと考えつつ、それでも笑える番組は減り続けるし、テレビよりインターネットのほうが楽しい。
出かけて古書店巡りをして帰宅。貧乏なので加能屋書店で金沢二十一世紀美術館所蔵作品集みたいなの買って後は欲しいものがあったけど我慢して、という感じなので古書店が分からしたら、特に行ったのに何も買わなかった古書店が分からしたら存在のノイズみたいな感じだったんだろうけど、ともあれ店の前に防音型超高圧洗浄車というゴツい名前の車が止まっていたのは本当にかっこよかった。なんの用件であそこにいたんだろう。さしあたって洗浄が必要なものは何もなかったはずだけど。とりあえず画集みたいなものなのでパラパラめくって楽しんだあと、世界ふれあい街歩きを堪能しようと思ったらまさかの再放送、タヒチパペーテで、何の益もなかったから、RPGで的に死体を殴らせ続けた。しかしどんなやり方してもボス倒せるようになったら本当にやめどきかもしれないな、ゲームは、というかRPGは。そんなのつまんねえだろ。