ぐ戒

バイト先の厚意で(といういか勝手な配慮で)予定を変更して一時間ほど多めに寝たけど何ら変わることなく眠い。これだったら一時間早く置きて一時間早めにバイトに行って眠いながらも仕事をしていた方が時給換算的に儲かるのになあと考えていた、時給換算というか時給だろ。であんまり得をした気にならず、しかもコーヒーを飲み忘れるというアクシデントを発生させつつ、置きているのに夢を見るという変な状況を再現させつつバイト先に向かえば、唯一早く来るよう命ぜられていた女子高生と主婦が仕事そっちのけで「一六タルトってうまいっすよねー!」とか言いながら一六タルトをほおばっていた。届いた荷物とかそのままで。おれも混ぜて欲しかった! なんでお前らタルトを食って談笑してるだけで一時間分の時給をもらえるん、とか思ったんだけども、想いを言葉にできないばかりか、女子の強力なダム作用により一六タルトとやらはおれの口に、帰るまで入ってこなかった。帰宅する頃に渡されたが、どちらかというと時給をもらってる勤務時間帯に時間をかけて味わいたかった。
仕事は店中の商品を淡々とすべて記録していくというものだったため辛くもなく、やることがないわけでもなかったので非常に充実しており、楽な流れ作業だった。ただ女子高生と主婦はなぜか二人一組で仕事をしていたためキャッキャと笑い合う声が絶えず、ワインのコーナーのそのワインのラベルのフランス語が読めないと言うことで音読しては笑っていた。何がそんなに面白いの、箸が転がっても面白いのとか思ってたら「カタワッコ!」とか「ドマンコ!」などという単語が飛び交い始めて笑いをこらえるのに必死だった。ドマンコあたりは何を読み間違ったかちょっと想像がつくけれどもカタワッコは何をどう間違えたのかさっぱりわからない。読み間違いに偽装した差別にしか聞こえない。
帰宅してからは音楽をダウンロードしたり音楽を買ったりテレビを見たり、中学生のような生活を送っていた。以前古着とCDとまんが雑誌ばっかり買っていたときに「お金何に使ってるの」と言われてそのように答えたら中学生みたいだね、と言われたことに、これは由来しているんだけども、中学生なのでバス半額で乗せて欲しい。半額なら自転車じゃなくてバス使って街に行くのに。高いんだよバカ。最近バスに乗ってないから感覚がいまいち掴めないが、今までの経験から言って金沢のバスはただ乗るだけなのに命を預ける覚悟が自然と出来てくるおそろしいバス。
部屋に小さい蜘蛛が入ってきたので潰さずに逃がした。ちょう善行。蜘蛛を逃がすとなんかあるんだよね。とかいいつつCDセールしてたからバンバン浪費するし、ustreamで録音したものが失敗しててすごい変な汗出るし、あんまりいいことなかった。別にCDのセールはいいのか。8枚か9枚ぐらい買った。