ぐ戒

台湾の離島にイギリスの首相が招待されていて海岸から見える沖に突き出した巨岩に漢字二文字の地名が刻まれていて現地の長がこれがイギリス大好きとも読めますと説明していたのでなんかデジャヴだなでもどこで見たものかまったく思い出せないなと悩みつつ街の方に向かったらふくらはぎの辺りまで水没した土地が半分ぐらいを占めているのに普通に生活が営まれていて驚いたしとはいえ昔はその水没したところに点在する玄関のところまでが大地だったんだよなあと暗い気持ちになりながら屋台を覗いたらそこの店主が数百年前から白人や黒人に差別を受けていたと主張していたのでそれはちょっと変だなこの島は日本よりさらにあとに発見されたはずで今から大体百年前ぐらいまでは現地の人間しきなかったのに確か外人が囚人をロシアあたりの地域まで運ぶときに偶然発見されるまでは本当世界から知られていない島だったのになあと色々考えてしまう夢を見た。これは明らかに覚えていると言うか、下地になってるの能登だろこれ。あと、自転車がもう壊れちゃったので買った店に行ったらなんか説教されたししかも老夫婦ふたりに説教されたのでなんだこの店は和風のくせして黒い鉄の棚を二列も並べやがって趣味悪いんだよと思ったもののすぐ壊れたということにかなりショックを受けてしまったため老夫婦がお勧めする高いママチャリ情報にも考えときますとだけ返答して帰宅したら家でもほらね中古を買うからだよとか詰められたのでなんでおれがこんなに責められなきゃならないんだと余計ツラい気持ちになる夢を見た。おれが中古の自転車を購入したことがもう夢に出てきた、のはいいんだけど、もうネガティブな情報として出てきた。あと歯医者っぽい医者に行って何かをされる夢と、深緑のブックオフに行く夢を見たはずだが、思い出せなかった。午前十時半の起き抜けには、精霊を道具として扱う倫理のない豚のキャラが逃げていくのでみんなで追いかけてたら豚を追えないように背後から豚の仲間が追っ手として現れてその全員がこちらの投擲武器を歯車みたいなバリアで反射してきてそこに豚から反射されてきた武器も迫っていたので打つ手なしかと諦めムードが漂っていたのだがまだ主人公が登場していないという希望があるなと読者として思う夢を見た。これは全然記憶にないな。
いやー夢が多いね、よかったよかった。今日も植物のことを考えていた、発根に成功したヘデラを抜いてどこかに植えて、死にかけてるセラギネラを救いたいものだ、と。ところで昨日移動させたサラセニアは計算が当たって、しっかり日光を浴びていた。この結果にも満足した。このあとしばらく雨続きっぽいから(おそらくまだ梅雨入りではないだろう)、サラセニアにはできるだけ日光を当ててあげたいんでね。で、出かける準備のために玄関を通ったらビッグガンガンが届いてたから回収したんだけど、包みの上から触っても分かるぐらいペラペラでやばかった、このペラペラの雑誌に七百円払ってるのはさすがにツラい気がしてきた。ガンガン系の雑誌はそもそもがページ数を減らしつつ値段を上げてるので実質的には倍ぐらい値上げされている気持ちなのだが、ビッグガンガンは特にその傾向が顕著で、連載が減っても増やさないし、ビッグという名前に負けないぐらいのページ数があったかつてのボリュームが今では跡形もない。まあスクエニ系の作家は作家が言うにはホワイトっぽい待遇を受けているのでそれはいいことなんだが読者にとってみればブラックに近くなっているので(いつから付録ふたつつけただけで値上げしていいことになったんだ?)、特にその傾向が顕著なビッグガンガンはそろそろ買うのやめるかもなあ。おれが雑誌を買うのやめるかどうかを酷く悩むのは、一度買うのやめた雑誌はもう二度と買わなくなるからで、なぜかというと雑誌は連続性のあるものだからなんだよね。雑誌の作品すべてをしっかり読むので、購読やめて間が空くと作品に対する熱意がなくなるので絶対に買いたくなくなる。とりあえず近所に出かけて、ブックオフ、リサイクルショップ二軒、近所のホームセンター、お花屋さんを回ったけど、何も買わなかった。夜中には、まあいつも通り感想は書きませんが、ビッグガンガンを読んだわけ、やはり薄い。先月も最終回の作品があって今月も最終回二本あったのに新連載の告知もなし(連載が減る一方)、編集部の不手際で休載している作品あり、謎の理由で休載している作品あり、ページ数の少ない作品あり、来月でかい休載あり、ボロボロもいいとこだ。もうこれはさすがに限界かもなあと思ったが、まあ一応来月号買うときまでに購読継続するかどうか決めようということで、この日は悩まずに寝た。