ぐ戒

おれが中日新聞本社を通り抜けようとしたらおっさんの能力者に捕まりそうになって追いかけてきたけどその間に少年の能力者が本社に入り込みそして捉えられてロッカーに閉じ込められ処刑されることになったのでおっさんが助けに行くという夢を見た。これは悪夢だったのでしばらく封印してたのだが、時間が経過してみると案外そうでもなかったのでメモった、ときにはもう手遅れでかなりの部分を忘却していた。これの何が悪夢かと言うとおっさんに追いかけられるところです。夢の中では相当に怖かった、寡黙な殺人者っぽかったので。あとは、労働経験が少なくて未だに労働の夢というと大昔の酒屋の夢を見てしまうな~と思っていたのだが、今日見た夢ではなかった。とにかく長く寝ていたが頭痛でそのうち半分ぐらいの時間はろくに眠れなかったので夢など見ている場合でもなかった。
しかし頭痛はほぼ完治したね、悪夢と引き換えにね。なんと本日は、当たり前かもしれないが午前十時ぐらいに目覚めたのだった。早い。昨日は頭痛薬も飲んでたし本当はあんなに早く寝る必要なかったんだけど、家族との喧嘩も始まったのでめんどくさくてそのまま寝てしまった。その後も頭が痛かったので頭痛薬はほとんど効いてなかったと分かる。まあ頭痛の種類が違うとどうしてもね。実際、目を閉じてもそこまで治まらないタイプの頭痛だったことから肩こり系の神経の頭痛だろうなと思っていたけど、やっぱり頭痛が引いてみると肩の痛みだけがあった。大変だったな~などと考えながら盗んだ牛乳とコーヒーを混ぜて飲んでいた。能動的に音楽を聞く力もなかったので適当にスペインのラジオでも聞こうとしたんだけど、時差の関係で音楽しか流してない状態だった。
で昼ご飯を食べた。昼ご飯の前にインターネットをしているとはすごいな。なんかスーパーマンがカミングアウト、コミック最新刊で同性と恋愛、みたいな話が盛り上がっていて、これは確かに盛り上がるやろねと思った、受け入れられるかどうかは別として。まあこれって同性愛を受け入れるかどうかが問題になる場合もあるけど、そもそも付け焼き刃的な展開が認められるのかという流れもあるっぽい。まあおれは外人じゃないしスーパーマンの連載をずっと見ていたわけでもないから分からないけど、これが同性愛じゃなくても、しっかりと伏線が張られてない状態での突然の展開はつまらない、というのは分かる。これが同性愛じゃなくて、なんか前触れなく突然、実は神から素晴らしい力を授かっていたことになっていて敵をぶっ倒す、みたいな展開だとやっぱり冷めるもんな。スーパーマンはどうだったんだろう。あと、異性愛者が同性愛に目覚める作品ほどには、同性愛者が異性愛に目覚める作品は書かれない印象がある。これ前も調べたことあるけど、同性愛者が異性愛に目覚めるというのはなんか、アメリカの保守的なキリスト教の奇跡っぽいやつがあって、それに利用されたら煙たいだろうなと感じたものだった。まあ要するに過激な保守的思想から言えば同性愛は邪悪であり、異性愛に「目覚める」ことが素晴らしい云々みたいな。そういうものを避けたいのは分かる、でも異性愛に目覚める同性愛者の作品が少ないあるいは全然ないというのも不自然だし、そういう目線から見るとこういう問題についてはポジティブになれないんだよな。ところで昼にはまだ肩が痛かったけど、頭痛より十倍ぐらいマシなので受け入れつつインターネットをしていた。その頭痛で超早寝したからなんにもできてなかったし、その尻拭いで今日という日が過ぎていった印象だな。夜にはテレビで、邪悪の外国人技能実習生制度ニュースを見ていた。夕張メロンも、中国の外国人技能実習生が不足して作付けできなくなったので収穫量が減った、とかサラッと言ってて怖かった。いやそんな倫理の裏技みたいな労働力がないと作れないのかよ、高級メロンのくせに。
それでは少年ガンガンの感想を書きます。英雄教室ってアニメ化するんだったっけ。まあこっちはコミカライズで乗っかってるだけだから淡々と紹介しているのかもしれない。『英雄教室』、マザー対マザー。機械と古代文明の戦いなのだが、最終的にゴジラ対メカゴジラみたいになってるのが微笑ましかった。それでも劣勢っぽかったんだけど、最終的に童貞が多数投下されて手打ちになる。淫乱の勝利では……? 『僕の呪いの吸血姫』、今度の相手はオッサンじゃなくて可愛い女の子だが人間である主人公がキスに暴力にと翻弄されまくり。でも敵のノリは極めて軽いし一応裸になったら服を着るという人間味もある。結構絶望的展開でドキドキするな、主人公の経歴の謎も活かされている。『組長の娘は異世界で最強の組を作るため極道無双はじめました』、前回の吸血鬼の話の後半。早速主人公のパンチが止められてしまったので、そこで冒頭からの回想シーンが役立つ、熱のこもったいい展開。吸血鬼の意地も痛快だし。期待に応えたときに組長としてのレベルが上がったのかっこいい、異世界でチャカ!! 『傭兵と小説家』、まだまだ旅立つ前。主人公たちの力は大体同じだが、最後まで生き残るのは確実に主人公という点では一致してるの面白い。その流れで旅の目的が語られるんだけど、それは主人公が気になっていたことと同じという。『双翼の武装使い』、そういや主人公同士って強さの決着付いてなかったよなと思ってたらまさにその通りの展開だったけど、リーダーにはなりたくないということで力自慢は引き下がる。ものを壊れにくくする能力の名前が時間なのでまあ察することはできる、その強さを紐で証明するのかっこいい。『FINAL FANTASY LOST STRANGER』、知らないキャラなので「かぶせ」があることは分かるがリンクはしないな、ただうまいやり方だと思う。ゴツい声のモーグリウケる。『ワンルーム、日当たり普通、天使付き。』、また新キャラ! 吸血鬼! しかも最初はカラコンで普通の人間っぽく演出しておいて、実際はカラコンを使う吸血鬼だったというトリック、うまい。メイドカフェでしっかり胸を見る主人公ウケるな。あと、ちょっとだけ噛むことを「先っちょだけ」とは言わんだる、分かってやってるだろ~。『オウルナイト』、ホストの太い客が薄幸の金持ちで、振られた日に宝くじ買ったら当たったひとで、その振ったひとがホストで、しかも顔を整形してるからバレてなくて、さらに金で人間不信になってるから手も足も出ないという、見事過ぎるキャラ設定。実にうまい人間関係で、主人公置き去り。『戦隊レッド 異世界冒険者になる』、徐々に戦いの規模が物理的にでかくなっていく、いかにもっぽい! 時間を止める能力は実は砂でめちゃくちゃスローにする力だった、と判明して主人公側が勝利かと思いきや相手が暴走してあの合体ロボが出てくる。最後の、勝手に協力させられて「???」になってるのめちゃくちゃ面白い。『金装のヴェルメイユ』、かわいい悪魔と一瞬険悪になるけど仲直り、で変な素材の庭を見せてもらう。これで空中都市を維持している、ということは悪魔を渡せという主人公側の要求がおかしいことになる、バランスの取れたいい駆け引きだと思った。『裏世界ピクニック』、裏世界でグリッチを踏んだ人間の末路を淡々と見せられる感じなので後半はかなり怖い。前半の車乗り回し展開が面白いので救いっぽくて良かった。『不徳のギルド』、主人公も敵をバキボキにしたけど、小さい女はそれ以上のことをしていて笑った。巨乳戦士は恋が止まらないが、主題はあのデカいサルを倒す展開。間にちゃっかり嬲りが入っているのがすごい。最後に「友達」という意味ありげなワードも飛び出した、関係性が複雑そう。『戦×恋』、いよいよ中心部に到着した主人公たちだが、今回のメインは地上、ついにロキが派手に暴れ回る。かつての主人公の仲間を中心部に送り込んだり強大な暴力を振るったりやりたい放題して、過去語りという感じ、因縁が多そうで面白い。『たとえばラストダンジョン(略)』、料理対決なのだが前回の熊に引き続き今回もベルトが勝手に料理してて風情がないというか、女のキャラなのに無能な父親扱いされててウケる。しかもそれで相手が父親像を引き出して田舎に帰るというすごい展開、笑った。『とある魔術の禁書目録』、戦いを終えて、ブリッジ展開。今回はいいとこなしのヒロインがラッキースケベにイライラしててウケる。そして変なメイドの格好で突撃するのも良かった。また教会から新しい敵が出てきてる~! 『無能なナナ』、今回の全体の種明かしみたいな展開。瞬間移動系の能力のやつが殺したのだが、それはあのド真ん中の悪者に騙されてやったこと。じゃあその悪者はということで、別の悪者が接近する流れ。これは粛清されちゃうかな。『ながされて藍蘭島』、たぬきの茶釜が盗まれたという話。しかし裸のたぬきを弄ぶのは、いいのか、性的に……? あっちこっち探し回る中で瞑想中の主人公と出会い、目を閉じているからこそ正体が分かるという話を交えて、実は最初からいたキャラが偽物だったというすごいトリックが出てくる、いい展開。『18エイティーン』、商店街にコスプレを飲んでもらわないといけないのでなんとか頑固ジイさんを攻略しようとするが、そのさなかに孫娘がやってきた。そこでその件に噛んでジイさんにコスプレを、という流れで、母親がそれを見て笑いかけてずっとむせていたのがめちゃくちゃ面白くてゲラゲラ笑ってしまった。いい耐えっぷり! 『魔女の下僕と魔王のツノ』、大魔女が起きて次々と人々が治っていくが、元々それ以外の欲求に乏しい面々であるため、逆にそれが悩みになる。最終的にゲートを作って家を作ってという、村でもできそうな勢いの話になっていく。ほのぼの系エピソードが多い。『人類滅亡直前なのにニート勇者が働かない』、勇者到着、単独行動でイライラしている。一方主人公側は子供に紋章を刻むことに、これはめちゃくちゃ痛いので時間稼ぎをするんだけど、そこでちゃんと時間稼ぎ組も成長するのが地味に良かった。『乙女ゲー転送、俺がヒロインで救世主!?』、占いでなんとかごまかしをやろうという魂胆が全部汚い方向に向かっていて笑った、主人公は意外と人間のこころを操るのがうまい、好意を見抜いてうまく使うというか。魔王が常識人なのもウケる。そして最後にはゲームの本物の主人公がやってくるというビッグサプライズ、これは本当にどうなってしまうんだ。『女子高生はおはようって言う』、隣の席の女子高生に教科書を見せるという展開だが、机をつけたときのピトッが人生で最高のピトッだとか、映画館デートまでの十段階の妄想でめちゃくちゃ笑った。それなのに最後のお尻の笑いポイントの解説が駄目押しをしてきた。笑いそうなときに笑いの分析したら笑うに決まってるだろ! 『元魔王軍幹部、娘つき 第二の人生は現代で』、最終回後半という不思議な流れなのでのっけから総力戦。親馬鹿という力強い強引さでグッと押し返してしまうところが良かった、最後はネタバレだから言えないな。でも最後までアットホーム感の演出が良いと思った。以上です。