ぐ戒

パラダイストマトの産地の村に行ったら度々川が赤く濁るんだけどそれは品質の悪いトマトを廃棄しているからで少年がその川を泳ぐのが地元では当たり前の光景となっており道路が舗装とかそういうレベルではなく剥き出しの土が水浸しという状態だったので降りたくないなと思っていたら早く降りてください椅子が壊れるのでと言われたし振り返って確認すると橋だと思って立っていたのは椅子だったし村に降り立ってみるとメチャクチャに寒くて前を行く俳優の靴はかかと部分がひび割れてそこにトマトの成分が入り赤く染まっていて住民が容赦なく笑っていたので俳優は遠隔で車をロックして住民を驚かせていたし放っておいて舗装された道路に出てみたら制限速度二十キロと書いてあったしいやそもそもこんなにツルツルだったら車走れないだろと気温を見たらマイナス十七度と書いてあったのでおいおい夏だろ寒過ぎじゃんとわめきつつ大通りに向かって進んでいたら同行者にはここは陸の孤島なのにブックオフがあるんだぜと言われたしブックオフとスーパーさえあれば生活できそうだねと応じていると大通りには割とひとがいたし街もいちばん貧しい地方都市レベルぐらいには発展していたのでそりゃブックオフぐらいはあるかと納得していたところ左手に巨大なビルが見えたしこれはチャーシュービルだぞひとが住むんじゃなくて中国人がここに人間をドーンして大量にチャーシューを作っているっていう噂だと言われたので怖い冗談だと震え上がっていたら中心部を離れてやや寂れた趣のある通りに出たのでテレビ的にはここまでだなと言っていたら川沿いにほぼツルツルになった木製の碑があったのでギリギリ読める漢字を探していたらその背後を車がビュンビュン通り抜けていったのでなんで陸の孤島なのにこんなに車があるんだろうとひとりごちていたらガイドがエッ車ぐらいはありますよあなた方が降りた港の真逆の方角が陸路ですと言われたのでオイー騙したのかスタッフとなったけどとりあえず最初の村に戻ることになって巨大な段を這い上がることになったので俳優が運動不足なのかえらくモタモタしていたのでケツをドーンと蹴飛ばしておれはスルスル登って行き山小屋みたいな宿に泊まることになったので町で撮影してきた看板を見せてクイズを出していたが手元が丸見えだったのであっさり全問正解されてつまんなかったし百合まんが家はこんなクソ田舎でモデルを募集していたので散歩に出かけたところ黒人を含むガキ五人がワーッと駆け出していったのでおいおい夜だぞと思いながらもおれも外に出たら暗闇の中で明かりに照らされた寺中書店という古書店がありガラスケースの中にはみっちり文庫本が詰まっていたのでしまったブックオフとか探していないでここで古書を漁っていればよかったと悔しがる夢を見た。これは本当によく覚えているし、面白い夢だった。最後の古書店も雰囲気があってしかも人間がひとりも入れなそうなほど本が詰まっている狭い店だったので極めて良い印象だったのだが、現実にこのような古書店はないし過去にも見たことがないのでいずれ記憶から消えてしまう古書店だ。あと、芸人が若手を連れてきたがそいつはすぐにソファーにうずくまってしまう夢と、パソコンのパスワードを盗み見されたので変えたいんだけど犯人がずっと近くにいるからパソコンのゲームを立ち上げてひとまず時間稼ぎをしたつもりがパソコンが初期化されているという夢を見た。パスワード盗み見の夢はもうちょっと詳しく思い出せそうだったけど、最初に書いた長い夢を優先させていたらほとんど忘れてしまった。
今日は夢が長かった上、小鎌で玄関前の草刈りをしていたので、パソコンを立ち上げるのが遅れた。逆かな、どうせ夢が長くて記録に時間がかかるんだから草ぐらい刈っておくかという気持ちになったんだと思う。よく覚えてないが気がつけば錆びついた小鎌でズバズバ草を刈り取っていた。おれもものぐさだが、おれ以外誰も一切草刈りをやらないのですぐ玄関が汚くなるし、しょうがないのでおれがやってる形だ。おれは善人ではないので。しかし草刈りのせいでインターネットニュースがろくに読めなかったことが残念だな。実際読んでなくてツイッターに記録もないのでひとつも読んでないのかもしれない。多分そう。
今日は街の方面に向かった。新竪には入荷があったけど欲しいものはなかった。そこでガレージへ行くとこちらにも日本の歴史もので入荷がたくさんあった、けどこれ以上増やす余地はないし、特級で欲しいものはなかったので、ボロボロの山東京伝を買った。あとで考えるとこの日のこの決断がかなり尾を引くのだが。それからヨタヨタと帰宅、今日はほとんど触っていないパソコンのスリープを解除するとブックオフオンラインから商品値下げのお知らせが来ていた。これはかなり欲しい本だったので迷わず発注した。ただそういうことをやっていたからかどうかは分からないが完全に飲酒を忘れてしまっていた。まあ夜に飲めるからラッキー! となりましたね。あとはここ数日作っていたタンブラーをリリースしたりしていた。これは提案を受けたものだったのでのんびり考えていたんだけど、数日でできたので、まあできるもんだな~と思っていた。ところで今日はなんかの間違いで雑誌が二冊来た。オリンピックのせいか!? しかしさすがに一冊ずつ読むことにして、この日はヤングガンガンだったので、いつも通り感想は書かないというわけです。