■

女主人公ひとりとサブの男ふたりで任務から帰還したところボスが女に次の任務はお前がひとりで行けと命令を下したのでサブの男のチャラい方がおれも行きたいでーすと助け舟を出したのだがボスがギロッと睨みながら留守番は誰がするんだと叱ったので場の空気が悪くなってしまい女主人公がいいですよわたしひとりで行きますと言ってから通信機のテストをしましょうと持ちかけてきたのでボスは応じたのだが通信機を通して聞こえてくる女の声がやけに冷たくてビクッとしたのでアジトにいるあいつは腑抜けのはずだがマイクを通して聞こえてくるあいつの声は何だマフィアそのものじゃないかと恐れる夢を見た。オフィスの感じも覚えているが、なんかこう背後に白い柱があって窓はでかくて、みたいな感じなので、いずれ忘れてしまう記憶だろう。
今日は、というか昨日から今日にかけて、久しぶりにめちゃめちゃ暑かったので身体がまだ慣れておらず、何度も何度も目を覚ましてしまった。その度に夢を覚えていたはずなんだが、暑過ぎてそれを覚えておくとかいうレベルの精神状態ですらなかった。起きてからも当然ながら暑い。窓を開けられる分夜より気温は高くても涼しいのだが、不快感はある。なぜ不快か、それは部屋を掃除していないからでは。そうだ、ずっと掃除をサボっている、そう考えた瞬間クロカワの体が動いたね。珍しく日の高いうちに掃除を行ってしまったのだった。ただ掃除をすると、いよいよタイミングが近付いてきた換気システム掃除のことを思い出してしまうので、結果気が重くなってしまう。とにかく今日はそれ関係の買い物もあるのでなおさらだった。現実逃避も兼ねてインターネットニュースを見ていたのだが、とある有名人が脳洗浄マッサージを受けていて、それがステマ何じゃないかという話題で盛り上がっていた。いやそれがステマかどうかはともかくとして、脳洗浄マッサージってなんだよ、それはストレートに洗脳じゃないのか？　しかも施術者から「脳もむくむんですよ～」という声をかけられたと書いてあったが、そんなことを言われたら普通笑うよね。なんで耐えられたの？　お尻からコーヒー入れるやつレベルで頭おかしい行動じゃない？？
今日は近所のブックオフに出かけて、カタルーニャの本を購入した。スペインのやつ昔見かけたんだけど、興味を持ってからはまるで見つからない、そんな中見つけたカタルーニャの本だったので迷わず購入したね。それからドラッグストアへ向かい、換気システム掃除用にイヤな虫キンチョールを購入した。これが今日買うべきものだったのだが、当然これは家族が買うべきものなので、家族の金で買った。そりゃあそうだろう家族は手伝わないんだからせめて最強殺虫剤みたいなものを買う金ぐらいは全部出してもらう。しかしそうやって納得感を出してみても、やっぱりなんで家族の中で一番虫が嫌いなおれが換気システムの防虫ネットを掃除する必要があるのかまるで分からんな。これのせいでいつも気分が落ち込むんだが。夕方にはウオッカを飲もうと思ったけど、一回分なかったので夜に回すことにした。ウオッカは次どうしようかな、スミノフは韓国産ってだけでも嫌なのにラベルがクソダサくなってしまったのでまるで買う気持ちが起こらない。韓国が嫌いというわけではない。前も書いたが、スミノフはイギリスにあるのにアジア地域の生産拠点だかなんだかは分からないけど製造だけを韓国がやっているというその風情のなさが嫌いなんだよね、もしアメリカに本社があってドイツで生産されたマッコリがあったらそれに風情がないのと一緒だ。フランスのピナクルでもいいけど、絵葉書のギャラを使ってテキーラを買ういう道もある。そこでテキーラを調べてみたがやはり高い。しかも贈答用にドクロのボトルのものがある。おれはメキシコあたりにそういう祭りがあるの知ってるからいいけど、事情知らないひとがいきなりこんなもん送られたら嫌がらせと一緒だな 。