ぐ戒

ゲーム屋さんに買い物に来たらゲームギアがあったので横で物色していたデブに取られる前に確保したんだけどソフトがぷよぷよしかないなと思っていたらシャイニング系のゲームが差しっぱなしになってることに気付いたしもっとほかにないのかと調べ回っていたらうっかり会計せずに店を出ちゃったのでヤバいヤバいとダッシュで戻る夢を見た。これかなりよく覚えているんだけど、ゲームギアを所有できたことはありません。起き抜けには、家の鍵が閉まらないしいつもそうだけど今日は特にひどいなと思って一旦鍵を引き抜いてみたらいつもより短くなっているし嫌な予感がして鍵穴を見てみたらやっぱり先端が折れてしまっていたので以前からこうだったでしょなんで鍵を修理しないのと家族に食ってかかるとその家族が直し始めたんだけど鍵のパーツそのものが外せることを初めて知ったしその様子を観察していたら背後にでかい車が止まったので目を向けると親戚の車だったので家の中にいる家族に急いで伝えに行ったらもう親戚は家の中にドカドカと入ってきていてどんどんお土産を下ろし始めたし玄関もテーブルの上も飲食物や花で溢れ返ってしまったのだがいやしい家族がパン四斤を先に確保し始めたのでそのパンはみんなで分けるんだぞと注意する夢を見た。親戚はほとんど会ってないので顔が出てこなかった、夢自体はよく覚えている。
今日は川柳の応募もしたし、まんが雑誌の予約もした。それでも気分が優れないのは廃車の予定があるから。夕方から歯医者、つらすぎて眠くなってきた。次に来る歯医者の日を指折り数えて、歯医者が終わってまた歯医者、たとえこの苦痛が終わっても、何もいいことがないっていうのが問題なんだよな、ただでさえ運の悪い人生なのに。暗い気持ちで東南アジアのニュースを読んで、ケシ畑でピースしている警察のひとを見たりした。
それで歯医者に行って帰った。年末最後の一回でようやくかぶせものが入るらしい、まだ終わらない、まだ終わらない!! 歯医者が終わらなくてあまりにも悲しかったので帰りにフラフラ入ったドラッグストアでキャベツ太郎を買いました。それでダラダラニュースを見ていたら、「新型コロナで、女性たちが望まぬセックスワークに追い込まれている」というイギリスの記事が翻訳されていた。これはかわいそう。確かにそうだ。だけど、そもそも貧困で望まぬワークをしている人間はたくさんいて、そういうひとたちに能力主義の社会はなんて言ってきたかな? って話なんだよね。今回はセックスワークかもしれないが、その前にたくさんの「望まないワーク」に就いているひとたちがいたわけでしょう。餓死を突きつけられてしょうがなく望まない労働をしているひとたちに今まで散々「しょうがないよね」って言葉をかけ続けてきた能力主義の社会が、「女性」が「セックスワーク」に追い込まれると急にリベラルな声を上げるというのは変だよ。変過ぎる。すべての人間が望まぬ労働をしなくていいようにするのが筋ってもんだろ? それとも何か、望まないセックスワークに従事するひとだけ助ければそれで終わりなのか。違うだろう、望まないワークに従事するすべてのひとを助けなければいけない、そのために必要なんじゃないのか、ベーシックインカムが。