ぐ戒

ゲームで全員体力二十に割り振って育てることにして特に主人公と後列ひとりは鞭をもたせてそのレベルをあげようとしたんだけどボスだけ殺さないようにするの難しいし斧を宝箱から取って斧キャラを作ろうと思ったら宝箱とベッドの隙間の道をボスに塞がれてもう倒すしかなくなりリセットする夢を見た。RPGって面白いですよね! 最近ゲームしてないのにこんな夢を見るけど、全然苦痛ではない。起き抜けには、コーヒーを飲んでいたら外人の女に感謝しなさいよと突然言われる夢を見た。なんでだろ。
今日は家族が長年サボっていたテレビの設定をおれがインターネット経由で行っていたので時間がかかった。やり方が分からないのにやり方が分からないと素直に言わない家族と、言われない限りは絶対に助けてやらないおれの性格で五年ほどテレビが変な状態だったが、別の家族が仲介した結果おれが優しさを見せることになったんだよね。いい話です。どこがいい話やねん、おれが苦労しておれが疲れただけで相手は何もしてへんぞ、お願いとも言ってきてないわけだし。こんな感じで、現実のおれはインターネット上よりも性格がこじれているんだけど、どうかな?性格がこじれているので、アメリカ大統領選のせいで地方ニュースが潰れてしまった様子を見てトランプもバイデンも両方落選しろと思ったりしていた。
インターネットニュースは女装で通報みたいなひどいやつを見て、それから出かける準備をしてたんだよね。そしたら三時ちょうどに突然ルーターが壊れてしまった。なぜ……。おれはインターネットを取り上げられるのが本当に嫌なので、テンパってあれこれ試していた、具体的に言うとケーブルを順番に抜いたり差したりして、どこに原因があるのかを確かめていた。テンパってないように見えるが気持ちはめちゃくちゃになっている。テンパり過ぎて何もできないより遥かにマシだし、昔よりは良くなったけど、精神はかなりかき乱されてしまった。とにかく落雷があったとかなら嫌過ぎるけど理由ははっきりしてんだよね、今回は理由が分からなかったからツラかった。結果として有線でならインターネットができることが分かった、つまりルーターに原因がある。Amazonで注文したら明日だろう。おれはなんとか今日中に直したい、このままだとタブレットとかが使えないからね。しかし今日中だったらどこかに買いに行かなきゃいけない。これがさらにツラい。しかし出かける準備をしてからルーターが壊れたのだし、考えている時間も惜しい状態だったのですぐさま出かけた、かったが、突然雨が降ってきた!! ルーターが壊れたのに突如豪雨になって出かけることもできないので本当にひどい気持ちになってしまった。天気も運も極度に悪いんだ、どうしてこんなに悪い、早く雨雲が完全に死にますように、雨雲が完全に死んでから五億年しないと死ねないことになってるので早く死んだ方がいいよ雨雲は、などと呪詛を吐くだけ吐いていたが壁とか殴ったりしないのでおれは優しい。それにしても一日のうちでかなり強力な雨が、昨日もそうだが今日も出かける時間になって降ってきているというのは、完全に完全に完全なるカス状態ではあった。
とりあえず雨がやまなかったのでそのまま家を出ましたね。まず、大雨の中、さらに呪詛を吐きながら電気店に向かい、一番安いルーターを買った。本当はもうちょっと高いやつでも良かったんだけど、今まで使っていたものと同じメーカーのやつは最安の商品か一万円超えの商品しかなかった。激安だから壊れやすいとかあったら嫌だが、まあ多分そんなこともないだろう。それで色々ムカついたのでリサイクルショップでカバンをふたつ買ってやった、ブックオフも覗いたが欲しいものはなし。帰宅後、無事に、無線インターネットが回復しました!! やっぱルーターの故障で間違いなかった。つながるまで本当にドキドキしたよ。ルーターまで買って繋がらなかったらマジでこころ折れるからな。ちなみに簡単引っ越し機能みたいなものはあったが、そもそもルーターが壊れているためそんな機能は使いようもない。つつがなくパソコンとスマホの無線設定を直したよ。無線がつながって喜ぶクロカワの元に届いた最初のメールはブックオフオンラインのしょうもないメールだった。政府は色んな手続きのデジタル化を推し進めているんだし、もはやインターネットはガスや水道、電気以上に大切なんだから、政府が国民に端末とネット環境を配るべきなんだよな。おれからインターネットを取り上げないでくれ。夜になって、今日むしゃくしゃしてリサイクルショップで買ったカバンのうちひとつはちょいボロだったことに気付いた。これを買った理由はとにかくでかいからで、雨具を入れても余裕でスペースが残っているという心強さがあった、ボロな部分はそこには関わらないのでしょうがない、今度から気をつけよう、とは思っても損をしたという気持ちが拭い切れないし、ポケットから釣具が出てきたのでこのカバンの前世も分かってしまった。とにかく損をしたわけではないとじぶんを納得させるために検索しまくってしまい、気付けば深夜四時だった。おれの人生は最悪。