ぐ戒

目的地に向かうときに反対側の歩道を走っていたら目的地にかなり近付いたところで今日がその日ではなかったことに気付いたため帰ったんだけど帰り道も反対側の歩道を走っていたらバランスが取れたのかタクシーの中で文句を言うカップルが見られてお得だったという夢を見た。タクシーの中でというか、女が車内にいて、男がタクシーの後部座席に上半身を突っ込んで、そこで文句を言っている、という構図だった。そこまで強く覚えている。あと、訪問者に室外機の場所を聞かれて答えるとやっぱりねと言われる夢を見た。これも短い夢ながらよく覚えてるな。室外機がちょっと高い位置にあったからだろうか。もちろんそんな場所にはないのだが、ストリートビューとかしてるとワケ分からん高さに室外機を設置している家をみかけることがあるもんで。あと、これはラーメン食いながらウトウトしてたら見たんだけど、マダムが抗議活動に参加していたら左手の指を持っていかれるという夢を見た。怖い。
今日は涼しい。いよいよ秋のお目見えってことなんだろうか。涼しいのはいいんだが、散発的に雨が降っているのは何だろう。またおれを裏切るのか天気予報!! 晴れ予報のはずなんだけど、天気予報サイトでグラフや雨雲レーダーを確認してみたら、とてもポジティブな予報に見えないぐらいの降水量が観測されていたのでまた発狂しそうになった。しかしまあお茶ですよ。分かりますか、昨日、ハンマーで叩こうかなとか言ったあのお茶です。冗談で言ったつもりではないので、本当に準備をして叩くことにした。しかし既に、分厚いからハンマーごときで壊れないんじゃないのか、という予測が立ってしまっていた。とにかく決意したからにはやらなければならない。石を割るために買ったハンマーと石を割るために買った防護メガネを装備して、玄関先に新聞紙を敷き、ちょっと段差を利用する形で緊圧茶を配置し、片手で茶を押さえながらもう片方の手に握ったハンマーで力強く叩く! カーン、カーン!! 割れない!!! 何度やっても割れない。正確に言うと角はちょっと削れたのでまるっきり何事も起こらなかったわけではないが、当然このような事態を期待していたわけではない。そんなカスみたいな削り屑が出たところでどうしようまい。茶の破壊は完全に失敗してしまったのだ。ということは、玄関先でレンガみたいなものを必死で叩いて家に戻る変なひとになってしまったということだ。しかも、緊圧茶の反発力があまりにも強いため、茶とは思えぬ音が響いてしまった。いやこれはいいことなのかもしれない。余程察知能力が高いひとでも、まさかおれの叩いていたものが茶とは気付かなかっただろう。しかし誇るべきことでもない気がする。とにかくおれは敗北したんだ。今までこの石のような茶を剥がすのに最も便利だったものは家族からもらった目打ち(クジリ)だったので、今後もこれでコツコツやっていくしかないのかもしれない。次点でコンビネーションプライヤーだが、あれは端で飛び出た形になった茶葉を抉り取るのに役立つというやつなので、掘り進める用途には不向きだ。実際、千枚通しでも良さそうだけど、あれはなんか細くて折れそうだし、まず自宅にいらない千枚通しがないよね。
天気は悪く、茶も破壊できなかったが、それでも街の方面に出かけた。しかし新竪には何もない。このままガレージにも何もない感じだろうか、と考えていたら、死んだひとの評論集が結構分厚くて楽しそうだったので、それを一冊購入した。帰宅後はオークションサイトでプーアル茶を検索していた。プーアル茶の表記がカタカナでも漢字でもいいが、普洱茶を普シ耳茶と書く業者からは絶対に買わん!! なんでそんなアホなことしてくるのかまったくわからんし、中国に精通してない気がする。夜にはテレビのニュースを見た。なんで性の問題には細やかな配慮を見せるNHKが、ネットから拾ってきた動画のソースを示さず「ツイッターより」とかにしたり、ツイッターから拾ってきたコメントのソースをぼかして「ネットの声」って紹介したりするのかなあ。著作権にも細やかに配慮しろや。そしてNHKが謎の気高さから俳優と表記した女のひとが、所属事務所サイドからは普通に女優と呼ばれていたので笑ってしまった。ポリコレは楽しいか?