ぐ戒

街に行ったら古書店の場所がチャラい店になっており突然オープンしましたとか書いてあるのでつまりこれは古書店が潰れたのかそれとも移転したのか分からず悩んでいたらいろんなことが思い出されてきていやいや数日前のクリスマスイブにも中心街にあった別の古書店が潰れたんだぞとなったしとにかく移転なのか潰れたのかチャラい店に入って聞こうとしたけどノリが完全に違い過ぎて無理だったしこれで街からは古書店が完全に消えたってことだな三日前にもっと買っておけばよかったと意気消沈しつつ帰宅してこれまでに買った古書を並べては感傷に浸っていたら一階がきゃっきゃっと騒がしかったし下りてみるとおれが以前部屋の入口に背を向けるようにテレビを配置することでくみ上げたメガドラスペースで女子中学生が遊んでいたし夏井からおれもやりたかったが雰囲気が違い過ぎるので加わることができず台所に戻ったところ家族から酒を交換しようと提案されたのでいいけどコップあったかなと探っていたら赤く汚れたガラスの杯しか出てこなかったし指で拭っていたらこれは致死量の酒だよとか脅されたのでいいから早く飲ませろと返答する夢を見た。メガドラスペースってなんだよ、そんなものは作っていない。しかしメガドライブを持っていたことは事実だな。午前八時半の起き抜けには、二十五曲あるけど一曲が各四秒なのでダウンロードは楽だなと思う夢を見た。最近またフリーの曲をアーカイブオルグでボチボチダウンロードしてるからこんなことを思うんだろうか。あとは警察官の前でカーボン紙に何かを書く夢を見たが忘れた。聴取じゃん。
まあ相変わらず世間のニュースは新型コロナウイルス一色で面白くないことこの上ないが、その危機すら戦後最大なのだという。いつまでも戦後というその「戦」が第二次世界大戦を示すのダサくないかなあ。新型コロナウイルス騒動が戦争だっていうなら今度から戦後の言葉を指し示すものも感染騒動にすればいいじゃん。これは戦争自体がダサいとかどうとかじゃなくて、いつまで戦後っていう単語だけを「インパクトのある分かりやすい区切り」として使うんだよって感じなんだよね、もっとほかにあるだろ。これはこのビョーキが始まる前から思っていることなのだが「もはや戦後ではない」と言われてからもすごい時間が経過しているのに、なんでまだ境目がそこにしかないんだよ。あとビョーキの話で思ったけど、独自に緊急事態宣言を出してくれる自治体はあっても独自にベーシックインカムを出してくれる自治体はないんだよな。ナメてるのでは?
今日は新竪の方面へ向かってポパーを購入した、ガレージの方は何も変化がなかった。出かける直前にせせらぎが新型コロナウイルス対策で二十日まで休業とか書いてあることに気付いてヒヤヒヤしたけど、ほかの店は全部やってたので良かった。日記書いてるのタイムラグがあるので白々しい表現になるが、古書店が全部休業しちゃったらどうなるんだろう、もちろん大丈夫だと思うし、そういう心づもりもしているが、だからといって実際なったらなったでパニックとかは充分ありうるしな。夕飯を食べていたらまた生卵をケツに踏ませるところで毎回笑ってしまうことでおなじみブルーマジックのCMが流れてきたので笑ってしまった。