ぐ戒

ゲームで不死者の神殿に出て敵だらけだったのでなるべくエンカウントを避けて神殿の地下から次の大陸へと向かったらそのサイバー空間の円形の檻に見覚えのあるミニドラゴンがいたからこれで大陸移動の際にいちいち危ない神殿を歩かなくて住むと思う夢を見た。ゲームは二次元だったと思うんだが、このミニドラゴンを見たときは三次元描写になっていて、しかもそういう風景はなじみだという感覚だったんだよね。実際はそうではないが、その感覚おおかげで覚えているという感じ。あと、吸血鬼の身体でやっと近所まで来たら十字架攻撃を食らったけど少し痛いだけだしそれより火炎瓶を持った兵隊の方が怖いわと思う夢を見た。近所というのはマジで近所だったので、吸血鬼というより近所に火炎瓶があるという事実の方が怖いと考えていた。あとはまたまたゲームで不意打ちを食らって炎攻撃を連発されたので三人死んで次のターンに体力を一残して復活したけどこのままだとまたすぐ死んでしまうと思う夢を見た。これもほんのりと覚えているんだよな、ゲームだからかもしれない。
なんで夢がこんなコマ切れでしかも似通っているのかというと、家に工事の人間がやってきてずーっとブーンとかグーンなどと耳栓をしていても聞こえる大音量を伴う作業をしていて何度も目覚めたからだ。よって今日は一日中睡眠不足であり、行動に覇気が感じられない。とりあえず天気予報を見ると、今晩は十六度まで下がる予報になっている。なんで激変するんだよ、急に気候を変えるな、体調がぶっ壊れてしまうから。気象の仕組み上緩やかに気温が変化することが不可能ならばせめて体の方がそれに慣れて進化してくれやと思うんだがそれもできないらしい。なんでこんなに季節の変わり目で体調を崩しまくっている人類が未だにその季節の変わり目に対応できるような進化を遂げないんだよ。そんなことに怒っていたらベトナムでは社食に虫が混入していて従業員がマジギレの上ストライキまでかましていたので本当の怒りは違うなと感心した。おれも人生百年時代とかいうばかばかしい呼びかけに怒ろうかな。千年以上前の漢詩に、人生は百年というが……みたいな記述あるんだし、その頃からなんら変わってないばかりか、現代の技術をもってしても百歳以上の人間の割合一パーセントもないのに人生百年時代と言われても困るんだよな、ただの運じゃねーか。葛飾北斎だってきったねえ生活してたのに九十ぐらいまで生きとるわけだし。
今日は街の方に出かけたがガレージのみ回ることになった。ちょっと前から欲しいなと思っていた英語の本、表紙にこってりした油だかなんだかの塊が多数付いてて中は若干の線引き以外きれいなのにもったいないなと諦めていたんだけど、今日エイッと買って、帰宅してすぐ濡れティッシュとメラミンスポンジで磨いたらピカピカになった。明白に勝利。気分よくコーヒーをいれてパンを食っていたんだけど、このあからさまに昼の時間が短くなるのが嫌だねえ、もう今が冬至でいいじゃん。暗い気持ちのまま著作権フリーの画像を掘っていたら、大量に散らばる白黒のおじさんの写真が出てきたし、そのあとにカラーでお墓の写真が出てきた、リアルをやめろ。