ぐ戒

夜道をゆっくり自転車で走っていたら背後から若い男のロードバイクがやってきてぶつかりそうになったのでわざと横転することで衝突を避けたけどそいつらは去っていったのでいくらこれがレースだからと言ってもひど過ぎるでしょと憤りながらじぶんの自転車を起こしていたらそこでそのじぶんの自転車がサドルに紐が付いているタイプの紐付き一輪車だったことに気付いたのでこれでレースを戦うのかと疑問を抱いたけどまあ家での置き場所に困らないからいいよなと考え直しそのまま駅から名古屋へ出たんだけど地理が何も分からないし分からないとはいえすぐ引き返すのも面白くないのでチアの練習でごった返す街の広場を抜けて書店に入ったが自転車レースに参加するためのチケットは既に売り切れておりつまんねーなとウロウロしてたら前情報通り観戦チケットを一枚だけ他系列の店で販売するとアナウンスがあったけどこの店じゃないし参戦じゃなくて観戦チケットだし別の店で先着だったら勝てるわけないし抽選でも熱意がどうとかになりそうだからもしカップルが当選したら文句とか言うだろうなと妄想して帰ることになったのだが仲良しカップルがペアルックを着ていたのでああこのひとらもチケットがなかったんだと勝手に同情していたら実は琵琶湖に面したホテルで子作りをするらしく若干引いていたんだけど若妻も文句を言っているし夫も軽くいなしているしなかなかいいコンビなのかもなと考えつつおれは地下へ行き新幹線に乗って下りてそこからさらにバスを乗り継いだらどんどん森の中に入って行ったしバーカウンターみたいな椅子が並ぶ座席は女子学生が占めていたのでこれはどこに行くんだろうちゃんと目的の学校に着くのかなと質問したら唯一の同郷の人間が時刻表を見てアッ通り過ぎてると言うものだからおれもエッと驚いたんだけど冗談だよとか言い返されたのでムッとしていたらどうもほかの奴らは小学校で集合写真を撮ってきていてそれは入学を円滑に進めるために必要なものだったらしいが何それって感じだし意味も分からないしおれはどのみち写真が嫌いなのでいいやどうせ毎日帰宅するしなと呟いていたら毎日神戸と金沢を往復する気なんですかと正気を疑われたのでどうせやることないしどこでもドアでもあれば楽なんだけどねと返事する夢を見た。長い夢なのでかなり良く覚えている。名古屋と神戸の位置関係がよく分かってない程度には雑な夢なんだが、おれの一輪車がどこに行ったのかとか相変わらず不明なところは多いし、未だにバスで通う学校の夢を見ている。あと、家の中から外に自転車を出して階段と地面の間のギリギリのところで階段の上に当たる場所に止めていたらその位置から向かいの集合住宅の窓を棒で変えられることに気付いて色々いじくり回していたらそこの住人が話しかけてきたので文句かな気まずいなとビクビクしていたらこの位置から見える赤い花がきれいですねお宅のものですかと言われたしそうです曼殊沙華より赤いですよねと話し合って見送ってから振り返ると家族に頼まれた学者がその花を根こそぎむしり取っていたので何やってんだと注意したら明日になればまた咲くので大丈夫ですよと言われる夢を見た。これ、自宅っぽいんだけど微妙にというか振り返ったら既に別物だったという奇妙な内容だったのでよく覚えている。
なんか多分昨今の連続ダメージによるものだと思うけど、吉本がついに契約書を結ぶことを決めていたのだが、例外としてタレントが希望したら口頭による契約を認めるみたいな条件が付いていたので、それは本当にタレントが希望した場合なのか、それともタレントに希望させた場合なのか、どっちなんだろうと思ってしまった。だって今までのケースから言えば、つまり冗談だとされたところのお前らをクビにするのは簡単みたいな圧力をかけていることを考慮すれば、お宅のお子さんかわいいですよねみたいな脅迫の方法で、契約書って素晴らしいですよねとか言って無言の圧力をかけることだって充分考えられるわけだし。そもそも例外いらないでしょこの問題。ちょっと時系列はずれるが今日も今日とてリリースをしまくった。リリースをしまくるということは新しく追加されたおれのリリースの周辺にほかの(主に)外人のリリースはどんな雰囲気か、それを楽しむことができるということだが、今日見てみたらおれの大切なリリースの横に毛沢東の画像を勝手に使ったリリースが来ていた。ドローン寄りのノイズだったけど加工されたスピーチの内容が毛沢東なのかもしれない。しかし国境的にも隣にあるのが中国なのだから、おれのリリースの横に毛沢東の写真があることも別に不自然ではないのかもしれない。しかし、表記通りにアラビア数字で書くが、リリース番号00057とかいうの見ると本当に1万リリースするのかなと思ってしまうね。
今日は近所へお出かけ。ブックオフに行く途中、二連発で幅寄せとクラクション鳴らしっ放しという煽り運転を受けて、さらにそのあと信号の関係で追い越したらまず一番目の車がしばらく横につけて「キチガイどけま(金沢弁)コラ!」と怒鳴ってきて、次の車は追い越してからの危険な幅寄せで進路妨害してきたのでヤバかった。ドライバーさんコワイネ~。煽り運転あれだけ問題になってもやる奴は何も気にせずやるので重い刑罰を食らわせた方がいいと思うんだが、今日は小学校の前でその行儀の悪いドライバーにキチガイとかなんとか怒鳴られたので警察が来ても良かったと思うんだよね。それでブックオフに到着すると新書コーナーが見づらくなっていた。今までは出版社別だったものがジャンル別に変えられており、目を慣らすのが大変だった、最初はこれは並べる店員の方が大変なのではないかと考えたんだけど、値札にジャンルが印字されているので、それを見ながら突っ込めばいいという意味合いでは負担が減るのかもしれない。でもでも、結局見栄えをよくするために出版社順に並べそうな予感が、少なくともそうなっている現状を見る限りはあるので、そうなると負担はそれほど減らないなと考えたりもしていた。で、その前回の並びの状態から一瞬消えてると思ってしまった新書サイズのミルハウザーが残っていたのでそれを購入、続いて向かったリサイクルショップにはエモーションと書かれたシールが張られたコーヒープレスやサーバーがあったが、容器にシールが貼ってあったのでいかにも洗いにくそうだったし買わなかった、本当はコーヒーサーバーは欲しいところなんだが。で帰りに酒屋でコーン菓子二個購入したらスーパードライの試供品を二本もらった、これはラッキーだった。それで帰る途中に、今度は大企業の社用車に信号のない横断歩道で轢かれかけるという感じだったので、合計するとラッキーではない。
帰宅してからは画像が必要だったのでパブリックドメインのグループを検索していたけど、CC-byをそのグループに入っていたので危なかった、危ないというか入れるんじゃねーよ。普通に回避できたので問題はないんだが、どういう理屈で入れてもらえてるのかよく分からないんだよな。あるいはパブリックドメイングループに入れているから著作権を行使するつもりはないというポーズなのかもしれないが、コモンズのようにそうだとはっきり書いてない限り怖くて使えない。夕飯のときはテレビを見ていた。トーチを持って聖火ランナーを疑似体験だという地方ニュースをやっていて、そんな虚しいことあるのか……? と思ったけど、写真撮影するコーナーで係員が「はい、チーズ」の代わりに「はい、トーチ」と言っていて真顔になってしまった。ちなみに深夜にはちゃんとさっきの大企業の社用車の件でクレームを出しましたね、メールで。大企業なので上の方に連絡すればまあ何らかのアクションぐらいはしてくれるだろう。クレームと言えば地元のバス会社には何度クレームを出しても運転手が幅寄せしてくるし、隣の市のコミュニティバスの運転手も幅寄せしてくるし、追い越し車線使わねーの反則だろという気持ち以上に少なくとも半径十キロ以内に存在するバスの運転手はほとんど気が狂っているという確信を抱いてしまう。それから遅ればせながらビッグガンガンを読んだ。ビッグガンガン、袋を開ける前から分かるほど薄いんで怖いんだよな、どう考えても値段不相応だ。ビッグガンガン薄い薄いと言い続けてきたが今月号はその薄さに輪をかけて薄いし、ページ数がヤングガンガンの二倍もないのに値段は大体二倍取るのヤバ過ぎる。今買ってる雑誌で一冊やめるなら絶対ビッグガンガンだろっていうぐらい薄くて高いんで、ちょっと考え物だな。