ぐ戒

ラジオの収録が終わったらお菓子を渡そうと思っていたのにツッコミを入れたら急に無視されてしまったのでひょっとして逆鱗に触れてしまったのかと心配になったのだが収録が終わったら即帰られてしまったので謝ることもお菓子を渡すこともできなくなりしょんぼりしながら帰宅して防護服を脱いでいたところ庭先に総理がいてまだダメだ毒がばらまかれているぞと注意を受けたんだけどもう脱いでしまったので手遅れでありしょうがないので総理の妻にどうすればいいか聞きに行ったら影響を最小限にするにはパンを食べてはダメなので三食白米にしなさいと言われそんなつまらなくてめんどくさいことあるかとダルさに震えつつ部屋に戻ると狭いのにたくさんのひとが来たし床に積もった異常なほどのホコリが急に恥ずかしくなり掃除機をかけていたら金持ちの恰幅のいいおっさんも手伝い始めたのでこんな汚い掃除機触っちゃダメですよおれがやりますと奪い取りノズルと本体の間にラジオを挟んでパワーアップを図ったのだがうまく行かなかったし結局普通に掃除機をかけてそのあと詰まったホコリを爪楊枝で除去していたらさっき怒ってラジオを録音していたブースから出ていった芸人が戻ってきたのでようやく謝って仲直りする夢を見た。一貫性があるよな。防護服のくだりは意味がまったく分からんのだが、そんなことより総理夫妻が家にいることの方が意味分からん、防護服は世の中にたくさんあるけど総理夫妻はオンリーワンだろ。午前六時半の起き抜けには、本を印譜代わりに印鑑を押してもらったら普通はこうするに決まってるじゃんお揃いかよとむちゃくちゃ言われる夢を見た。普通というのはつまり本というものはハンコを捺すものだろうという意味だった。正午過ぎの起き抜けには、チケットのコピーが出回ってるのかよだから電子化しろって言ったのになと謎の立場で物申している夢を見た。これはあんまり覚えてないな。多分ダフ屋の行為について言っているんだと思う。
なんか昔ライトノベルを書いていたことが甦ってきた、確かおれがライトノベルを応募していたのはドラマガだったな、あの頃はスレイヤーズよりオーフェンの印象が強かったが、今になって復活するのがスレイヤーズというのが本当に時代が巡るってやつなので、このままいけばオーフェンも復活するのだろう。いやなんかちょっと前に一定量復活したのは知ってるんですよ、だってブックオフに大量に並んでたから。スレイヤーズに話を戻すと、当然アニメは田舎なんかでやってなかったんだよな、けどドラマCDみたいなのがあって、それを買って、しかもポスターをもらって若干テンションが上がっていたような記憶がうっすらとある。アニメがやってないんだからアニメ専門誌は買わないわけでしょ、だからそういうアニメの絵がビシッと入ったグッズが家に来ることに興奮があった。おれが今でもアニメを見ないのはこういうところに原因がある。即ち、おれはアニメを見ると間違いなくハマる側の人間だということだ。あとはなんかタイのニュースを見て笑っていた、なんだったかな、そうそう、ノルウェーの女が性的暴行を受けたらしくて、それの現場検証がある。その様子が現地メディアにより撮影されていたんだが、被害者役がパツキンのヅラを被っていた、そこで笑ってしまった。それは必要ないだろ。なんでノリが再現VTRと同じなんだよ。
昨日は出かけられなかった分、今日はやるぞと意気込んでガレージに行ったのだが、ラインナップにほう……と感心しただけで何も買わなかった。マンションにも向かったけど変化はなし。まあ変化が少ないところだからそれはしょうがない。夜はコロッケをパクパクと食べさせていただきながら(実家なのでこういう気持ちを忘れないように図々しく生きている)テレビの地方ニュースで見飽きた金沢駅を見ていたんだけど、なんか東京だか千葉あたりから中学生が来ていて、「金箔! 金箔食べたい!!」とか言っていたので、食ったら帰れよと思ったりした。マジで金箔とか食っても意味ないんだけど、食ったら食ったでゴールだからな、覚悟しとけよ。あとは自室に引きこもり、タグつけた音源を移動させたりデジコを掘ったりしていた。まあこういう作業はやはり楽しい。人生は無駄にするようにできている。
おれはIMEをあれやこれやと変えながら使うウゼー性格なんだけど、今日気付いた、MSIMEってもう変換候補に「令和」入ってるんだな。ちょっと感動しちゃった、グーグル日本語入力はまだなので。skkは当然無理だよな。そういやなんですかねえ、最近そんなことあるのかっていう勢いで、家族に午前五時まで起きているのかと質問されちゃったんだけど、別に五時まで起きてようが百時まで起きてようが人間は変わらないので無視した。日々感謝ですね。そういう時間に寝てはいるけど、おれは一番規則正しい生活を送っているはずなんだよね、決まった時間に寝て起きて、決まった時間にお出かけしてコーヒー作ってごはん食ってるので。しかしそんなおれでも集中はできない。二時間あっても大した集中もできないことがありそれが今日だったので大変に困った、これが本日の敗因だった、おれの本日は敗北してしまった。ここまで集中できないと、どうせ集中し切れないのだから適当にやればいいのではないかという気持ちが出てくるがそれはそれでしょうがないよな。しょうがないので明治の本をいろいろ読んだ。この勢いを借りて本棚の三宅雪嶺を久しぶりに見たが、少しは読める気持ちになっててびっくりした、ありがたいねえ。前は文語がきつすぎてまったく無理だったんだ。そう考えるとおれみたいなクズでも少しは成長していると分かる。