ぐ戒

天皇が現れてあまりにも似ているから外見じゃまったく気付かなかったんだけど即位後にしては外でのスケジュールがパンパンだったのでそれでバレるという夢を見た。なんだよ外でのスケジュールって、と食いかかってしまったけど、言い方が悪いだけでスケジュールはパンパンっぽいよな、どうも皇族は大変らしいから。あとパソコン系の夢を見たんだけど詳しく覚えてない。パソコンがどうにかなる夢をたくさん見るのはやっぱりマッキントッシュが植え付けてきたトラウマが、その傷口があまりに深すぎるからなんだろうけど、たまにその夢に出てくるパソコンがウィンドウズになってるので既にウィンドウズ機にも感染してる気がするんだよな。もっとも、今日の夢は覚えてないんだが。起き抜けには、ギャルの特技は爆発だという夢を見た。だといいですね。
謎の巨大雨雲が金沢市スレスレを飛んでていかにも怪しいが今のところはまだ降っていないという状況、これは出かけられる気がしないぞと覚悟を決めつつも希望も少し残しておくところがいやらしい。ベトナム人も通知らしきものを無視するのでいやらしい、これはベトナムのラジオを聞いていて思うことだが。ベトナムのラジオじゃなくてもいいんだけど、タイ人やカンボジア人のラジオでも電話を無視したりしてるし、どうも文化が違うらしい、日本ではこんなことあんまりあり得ないと思うので。もちろんおれは日本中のラジオを聴いているわけでもないので日本でもおれが知らない地方では意外とリスナーに冷酷なのかもしれないが。あとなんか、渋谷公会堂の新名称が決まったというニュースがなぜかオススメとして届いていたので、なんで地方民のおれにそんなもん見せるんだよと憤りながら見てみると「LINE CUBE SHIBUYA」に決定とある。これは記憶に残らんな、渋谷公会堂なら田舎者でそういった文化にまったく接していないおれでも知っているんだがこのように無味乾燥な横文字・企業名・申し訳程度の地名という構造だと覚えられる気がまるでしない。言い訳のように「アーティストやパフォーマー達の才能や情熱の結晶(塊)」 = CUBEということにしていあるんだが、いくら何でも無理があり過ぎるし、しっかり読んでも意味が分からない。ド田舎の話で恐縮なんですが、昔金沢にあった横安江町アーケード街という場所はめちゃくちゃ語呂が良くて、ほとんど行ったことがないのに耳に残るほど覚えやすかったんだけど、そこが金澤表参道という最悪のネーミングになって、しかも現在は寂れている、ということを踏まえると、渋谷公会堂がLINE CUBE SHIBUYAになることにも似たような未来が待っていそうな気は、少しぐらいはしているんだよな。まあ元・渋谷公会堂なら名前が変わっても寂れるということはありえないだろうけど。
悪天候なのでしょうがなく電話で雑誌を予約した。おれは実体を持った人間として本屋に行きたいし、できるだけ電話で注文しないようにしているんだよね。人間なので人間の体を使いたいというか、もっと純粋に言うと本屋という空間に行きたいと思っている、何も買わなくても本屋という空間はいいものなので。いや、でも、本屋だからそうだというわけではなくて、コーヒーもなるべく実店舗で買いたいし、酒類も酒屋で買いたい。(古)本屋は特別だとしても、やっぱり実店舗に人間として足を運ぶという行為はやっておきたいんだよね、人間なので。しかし今日はそういった人間的な行為ができないので、代わりにインターネットニュースを隅から隅まで読むことにした。これは普通に終了。そのあと、何をやるかというところで気が緩み、気付けはまたネットレーベルを掘ってしまっていた。しかもまたいいネットレーベルが見つかっちゃうんだよね。だからやってしまう、というよりはおれの検索欲求がすさまじいことが原因だが、そこでバババッと片っ端からダウンロードしてみると、mp3に一切タグが付いていない。フリーなのはいいんだが、ダウンロードした音源のタグが完全に無だとさすがにキツいんだよな、これにも手順が決まっていてもはや流れ作業的にタグが付けられるようにはなっているのであるが、時間がかかるしかかりっきりになってしまうのでできればついていてほしい。あのねえ、タグ付けも楽しいんだよ。だからダメ。タグを明示するぐらいのことで浮かれてもらってちゃ困るんだよね。いつの間にかおれが叱られているが。とにかく古書店で本を掘る感覚でネットレーベルを掘ってしまうのでそれが困るところだ。本を掘る、というところで、ようやく夕方、本を読んだのだった。