■

エレベーターで三階を目指したらニューヨークの駅の入り口にある現代的な門の上と壁の隙間に知るひとぞ知る穴場の広場があってここで食うポテチはうまいんだと先輩に教えられたが今おれたちは探偵行為の途中じゃないのかと疑問に思う夢を見た。この門というのが装飾的であるにもかかわらずコンクリートの質感を活かしていていかにもオッシャレーな雰囲気でいけ好かなかったことを覚えているし、なんだったらその広場のタイルが青かったことすら覚えているが、肝心のポテチの方は覚えてない。ポテチは腹の底から食いたいはずなのにな。起き抜けには、赤と青二色のスプレー状のメシを出される夢を見た。覚えてないがスプレー状のメシはまずそう。
夢は少ないし出かけてもないので書くべきことも乏しい。とりあえずインターネットの海に飛び込んでニュースをかき集めていたら、介護施設で訪問診察をしている歯医者が三分しか診察してないのに二十分で計上して不正に報酬を請求しているという話があって、これは両方が悪いなと思った。そもそも槍玉に挙がっている問題で悪い、そして歯医者がごまかしをやるのが悪い、そして介護施設のモラルが低いのも悪い、おれは歯医者が嫌い、歯医者がプシーッて空気吹きかけただけで百三十円取ったことを恨んでいる、歯医者はサイテー！！　実際このように歯医者を恨んでいるので、実例が出てくると、やっぱり普段からごまかしごまかしやってんだなと思ってしまう。あとなんか沖縄の新聞がドローン目隠し法案という見出しで何かニュースをやっていて、国との対立問題であることは間違いなかったので内容にはまったく興味がなかったんだが意味が分からなかった、そもそもドローンは音だから目隠ししててもきこえるだろと反感を抱きながらクリックしたら、まあそうだろうけどラジコンの話だった、ラジコンって書いてくれませんか？
時は流れ、川柳の話題になった。おれが、かな・けり・やみたいな切れ字を使わないのって、まあ川柳だからってのもあるけど、単純にあまりにも不自然だからなんだよね、今使わないじゃん。今使わないのにわざわざ使うってことは用語してるっていうことなんだろうけど、なんかそれだと、季語すら使うのにさらにそこまで圧迫しますかという気分になっちゃう。逆に言うと季語使ってないのにそこにこだわる必要があるのか、みたいな。なんかさー、旧仮名遣いでツイートするひとたちがそうするのは自由だけど何か不自然なものを感じることがあるじゃん、あれと同じ感じなんだよね。ところで切れ字で検索したら夏井いつきがドバーンと出てきた、なんかアレだが、実際稼げるしあれが一番正しい生き方であることは間違いないな。もうひとつの正しい生き方は半紙に「アベ政治を許さない」って揮毫するやつです。
なんか姉の友達がおれを見たらしく、姉に「とても仕事をしてない顔には見えない」と言ったらしいんだけど、仕事をしてない顔って何っていうか、なんで無職だってバラしてるの？　確かにバラしてもいいとは言っているがなんで詳しく評価までされてんだよ。ムカついたのでじぶんの髪の毛をバリカンでバリバリと削ってやりました。