ぐ戒

ラジオを聞きながら茶筅を洗っていたんだけど汚れが酷くて竹ぼうきを絡ませながらしごいていたしこんなことしていいのかどうか分からないけどコーヒーが絡みついてるし誰だよこんな使い方した奴って感じだったし作業しながら聞いていたラジオにはでかい声の女声優が出てきてまるで自分の番組であるかのように回していたししかもゲストなのにラジオのコーナー終わらせてしまった夢を見た。茶筅、あれから使ってないけど元気かなあ。コーヒーに使ってしまったことはないんだけど、確か茶筅でミルクを泡立ててるひとはいて、ネットで使い方を調べてるときにそれを目撃しておいおいって思ったことはあるんだよな、その記憶がいまさら戻ってきたのかもしれない。起き抜けには、罫線か方眼どちらの方がいいんだろうと悩んでいる夢を見た。ぼくは方眼紙の方が好き、なぜなら眼が入っているから。
ちょっと昨日のドタバタの続きがあったから夢は少なめなんだけど、ドタバタ自体は面白く処理できたので良かった。つーか今日も雨のせいで出かけられないのだろうか、昨日の天気予報ではそうだったな、ゴールデンウィークになったら古書店閉まりまくりだろうから休み前になるべく出かけておきたいんだよな、と残念がりながら天気予報サイトを確認したら、雨雲はそんなに確認されてない状態だった、おい嘘をつくな天気予報コラ。そして明日の天気予報は晴れだったはずなのに急に雨になってる。予定が明日にずれたんだろうか。今日めちゃくちゃ晴れるというわけでもないのに? 一応、レーダー的には降らないんだろうなという予測が立つのだが、昨日はレーダーに一切雨雲が映ってない状況で延々と降っていたから信用ならない。天気予報が外れまくると疑心暗鬼が強く逞しくなってしまう。そんなことを考えながら台所でコーヒーを飲んでいたら庭というほどの面積でもないが部屋から見える家の土の部分にたんぽぽがある、おれが引き抜きたいと常に考えているたんぽぽだ。今日は今日で雨をかぶってビショビショになっておりキモいから引き抜けないのだが、いつも目につくのは雨に濡れているときだ。晴れの日とは光沢が違うのかな、ともかくおばけみたいな形に成長しているのでとっとと抜きたい。そこで明日はどうかと考えたがさっき見た通り雨なんだよな。しかも気温は更に低くて急に冬の寒さになるときた。せっかくしまった布団も出さざるを得なかったし、もう使わないだろうと思って奥にしまったブーツもまた出さなきゃならない。面倒なことだね。
さっきも古書店のことを考えたけど、出かけてる最中も当然に考えていて、それでせっかくだ、そうだせっかくだと変な意気込み方をしてしまい、中位の物欲状態だった本をガレージとマンションの各所で一冊ずつ購入するという暴挙に出てしまった。ちなみにインターネットの知り合いの本はまだ入荷したという連絡が来ていないので引き取りにも行けない。それに関連して考えたが、どうもガレージでボロカスの森鴎外売ってた気がするし、明日そのガレージが開いててしかも残ってたら買うべきなのではないか。、読む気力があるかどうかは分からんが考慮ぐらいはしても良さそうだ。それより、ガレージはいつでも閉まっている可能性があるためハート的にちょっと用心しなきゃならないという、この心理状態の方が悲しいよ。
帰宅して代用品云々について考えていたらディジュリドゥーのことを思い出した。ディジュリドゥーも水道管で代用できるらしくて、工業というか無骨というか直感的にいい感じだなと思ったことはある、しかも一度や二度じゃなくて度々あるけど、ホームセンターで用途のはっきりしない水道管を買う行為と、失敗したらどうもならないレベルのストレートなゴミが発生するという圧力に耐えられなくて実現できてない。で、深夜には結局国立国会図書館デジタルコレクションから原著の一部であるっぽい舞姫をダウンロードして読んだ。短くて助かったし、これで明日は現物を買わなくていいのかもしれない。ただ、「パラノイア」の部分がこの古い本だと「ブリヨオトシン」とかいうよく分からんものになっていた。ただ、ドイツ語かフランス語かな多分変な病気だろうと考えて雑に読めるところが小説のいいところですね。こういう難易度の低さがおれを小説から遠ざけている。なんだろう、変なものを読んでいる気がしないというか、一個のテーマしか出てこないんじゃないかという怖さがあるというか。