ぐ戒

あらゆるボタンを押しても洗濯機が止まらなかったのでこのままだと風呂に入れないじゃんと困っていたところ家族が来てここの「止」ボタンを押してしばらく放置すると止まると言われたのでそのようにしてみると確かに止まったし放置という選択肢はなかったしこんなの気付くわけないだろと憤慨しながら風呂から出てじぶんの部屋のカーテンを閉めようとしたがねじれていてなかなか閉まらなかったしどうも手順が完璧じゃないといけないようだったので知るか適当じゃとぐいぐいカーテンをまとめてから出かけるべく一階へ行くと突然激しい雪が降ってきてて引き戸型の窓が開けっぱなしだったし雪ももりもり流れ込んできてたのでこれだけでも雪かきしないと窓も閉められないから出かけられないと焦りながら外に雪を排出しようやくなくなってきたと思ったら今度は晴れてきてよく確認すると家の周りには全然雪がなく道路も乾いていたのでなんだそりゃと思いながら道路に雪を放り投げる夢を見た。なんでこんなクソ暑いときに雪の夢なんか見るんだろうって感じなんだが、なんだかんだ言っても雪が好きだからかな。起き抜けには、力の強い順に結婚するしきたりを目にしたのでそれは平等なのかと思う夢を見た。
今日はパソコンの電源を入れるのがめちゃくちゃ遅れたんだけど、それはなぜかというと朝じゃなくて昼起きて玄関の横を見たら深緑のじゅうたんに見えるほどコニシキソウがはびこっており、ゾッとしてそれを片っ端から抜いていたからなんだな。ちなみに余談だが、この日記は八月の十日、今は九月の三日なんだが、もう結構生え揃っていたのであいつらはマジで厄介、忌むべき雑草だ。変な名前だが、おれもしつこく名前を調べるまではゼニゴケか何かだと思っていたので、本当に覚えられないんだよね。とにかくパソコンおよびインターネット開始はかなり遅れたのだが、メールを確認するとまんが雑誌がもう発送されててびっくりした、こないだの発送遅れはなんだったんだ。
オススメが会長のジジイだらけになっていて、誰がジジイの陳列見て楽しいとか思うんだよ〜と愚痴りつつ天気の様子を見ていたけど、どうも今日は出かけなくてよさそう、レーダー的に天気が怪しいにもほどがある。そもそも昨日出かけたし、別にいいだろとしか思えん。ブックオフもセールは明日からだっけ。こうやって考えていくと出かける理由などまったくない。だから、インターネットニュースを読んでいたんだけど、富士山測候所というところにあった六十八年分の日誌が廃棄されてしまあったらしい。めちゃくちゃ残念だけど、記事には「溶解処分」と書いてあってそこが一番ビビった。なんで溶かすんだろ。ヤクザかよ。記事の論調は戦時中の記録が云々という感じだった、しかし個人的に戦争とかはどうでもいい、ただし戦前から「毎日の出来事や感想を個人的に書き留めたもの」が重要じゃないはずがないよね。今日のメシは何だったとか誰かとケンカしたとかそういうワケ分からん話とか読みたいに決まってるだろ、それがメインなんだよ、イラクの日報だって面白かったんだし、みんなが求めているものは確実にそれだろ。まあイラクの日報についてはほとんどのひとが忘れてしまっているのでつらいよね。国立国会図書館デジタルコレクションに入れてくれればおれがしっかり使っていきます。
家にいたのでひたすらストリートビューをしていたが、ロシアだろうがフィリピンだろうが天気が悪いとつまらないな、とにかく人間がいなくなる。夕飯時に見ていたテレビのニュースでは石川県で働こう! 暮らそう! という話題になり、実際そのように書いてあるポスターも見えたが、働くっていう方は人権侵害行為なので、暮らしだけください。まずはクロカワに暮らしをプレゼントしてみませんか? お金から始めよう! ところで、今朝の草むしりの話題になったら家族が露骨に嫌な顔をしたんだけど、これは家族の担当範囲が完全に放置されているから。その家族が義歯(ぎば)って読んでいたので、意趣返しとして訂正せずに話を聞いた、どっかで恥をかけ。