ぐ戒

デパートに行ったらパスタの試食をしていたのであれこれ質問しまくったあとに結局買わないという冷酷な真似をしたあと床にきらら最新号があったので買おうとしたが書店で予約していたことを思い出したので買わず同じ列に新シリーズのジャンプの創刊号も売られていたが表紙が劇画調である夢を見た。なんか、売り上げを伸ばすためにあの手この手で頑張っているんだなあ大変だなあなどと考えていた気がする。起き抜けには、未来は弓形に変わると教えてやろうと倒したボスに言われた男が青ざめ始めたので事情を聞くと婚約相手が連絡過多で自殺しそうだということなので連絡をくれる相手は様々だから止めようがないし家の前でひたすらおどけることにして助ければいいとアドバイスし事実そのようにして助けたんだけど本のあとがきの前にエンドロールを流し友人への感謝の気持ちまで述べてしまう夢を見た。起き抜けなのでまるで覚えてないな。おどける解決策ってなんだよ。
最近カンボジアのラジオ聞いてたらギョワワ〜みたいなフルボリュームの叫び声のCM入ってかなり厄介なんだけどどうやったらやめてくれるんだろうな、あの音だけめちゃくちゃボリュームアップしてて、地元カンボジアのラジオで聞いててもかなりうっとうしいはずなんだけど違うのか、フィリピンだかインドネシアの話読んでたときにそいつらは朝っぱらから最大音量でラジオを鳴らすので旅で訪れた日本人激しく混乱した、でも地元民は淋しいからこうするのが当たり前じゃないかみたいな応対だった、という話を目にしたこともあるので、カンボジア人にも同じ血が流れていてうるさければうるさいほどいいと考えているのかもしれない。ところでインターネットニュースを読んでいる間に風がどんどん強くなりその風に乗って雲もどんどんやってきて太陽が完全に隠れたので雨が突然やってきそうだな、今日のお出かけは諦めるしかないやろか、などと考えていた。
そういえばツイッターが雑に凍結されて、冗談でも「殺す」などと言えないディストピアが形成されつつあるじゃないですか、それで同じことがDMCA? というやつでも行われている、要するにコミュニティーを良くしようと思って考え出された仕組みが悪者に利用されて攻撃的にインターネットが清掃されていくみたいな事態が発生している。そもそも人間の権利を守るために人間の権利を奪うとか過剰な装置だと思うし、それを管理できないようなら一回壊してもらわないと利益にはならない、言論の自由をピュアに侵害すると考えているんだがどうだろう、などとモヤモヤやっていたら予想通り雨が降ってきたのでお出かけは中止です。それでPDFをバリバリ掘っていたら変な風に調子に乗ってしまって、すっかり日が暮れてしまった。デジコこと国立国会図書館デジタルコレクションのPDFは種類は豊富だが画質が荒くて容量が大きい、台湾の図書館のPDFは画質が良いがPDF直置きで重く種類に偏りがある、早稲田大学のPDFは画質が良くてプレビューもしやすい、ファイルは超巨大。あと国文学研究資料館はダウンロードの様子が変でほかのサイトを経由しないとスマートじゃないとか、いろいろ利点と欠点が見えてきたところで、おれはただダラダラとダウンロードを繰り返している。
ところで集中して読みたい本は読書メモを取っていて、これは図書館では抜き書きという形をとっているんだが、家にいるときはそんなまどろっこしいことをしても現代人っぽくないのでパソコンのテキストファイルに打ち込んでいる。そうすると最終更新日時というものが出るわけで、いつから読んでないかすぐ分かって何となく悲しいというか、じぶんの読む気のなさに愕然とする。今年の頭から読んでねえ本とかなんなんだよ。そんな焦りがあるにもかかわらず、本を見ているときに度々ウトウトしてしまい、本の存在しない続きとか、巨大な足の裏とかバイト先が見えた。そういう夢を見たんだ。そういう夢を見ている場合なのだろうか。そしてウカウカしている間に、ガンガン本誌でかなり人気のあった作品がなぜかガンガンオンライン送りになっていた。そういうのって許されるのか。いや、ギャラが一緒ならいいのかもしれないが、でも紙媒体で売られるのとそうでないのって、作家のモチベーション少し違いませんか? それに、最悪電子書籍止まりにされる可能性もあるわけだし。