ぐ戒

ハンドルネームが勝手にiPadにされておりしばらく気付かずにあちこちに投稿してしまったのちにそれらを修正する方法を探したけどなかなか見つからず唯一ピンクの壁紙のホームページに載っていた解決方法が「16進数で元のハンドルネームを書け」だったのでどうやって数値にするんだと焦り泣きそうになりながら適当な文字列を打ち込んでは拒否される夢を見た。おれのiPadに対するこの印象の悪さは何なのだろう。特に予約しているわけでも痛い目に遭わされたわけでもないのに。起きる直前は「地位に応じた覇道が必要、道のことをタオって呼ぶから、そのロゴが入ったタンブラーが欲しい」って命じてたけど、赤ん坊の姿で、これがどう繋がるのか、全然把握できなかった。
このように毎日は無理でも気がつけば覚えてる限りで夢日記を書いているじぶんですけどもこのあいだ、インターネット上の記述で「夢日記をつけ続けると気が狂う(みたいな俗説がある)」という意見を見てまるでその理屈が分からずに呆然としてしまった。なにか、じぶんの変な、気持ち悪い、制御できない行動が冷静な頭で見て反射できないから、みたいなことが書いてあったけども、それのどこに気の触れる要素があるのかが理解できない。夢の中で理解できる行動をとっていることはそもそも稀でありたとえ一場面一場面が理解できるものであったとしてもそのつながりは薄く全体の流れとしてはまちがいなくおかしい、そんな夢をそもそも正常に捕らえようとすることが間違ってるのであって、その間違いをじぶんの不可能性と照らし合わせて軌道から外れていることを理由に気が狂うというのは同じ夢の所有者としてのじぶんとしてブレた行動なんじゃないだろうか。他人とか稲川淳二から聞いた話とかならともかく、じぶんの脳がじぶんに見せた映像で狂うのであったら人生狂い放題だしそんなことはありえない。むしろ曲がったまま鑑賞したり最解釈するなどして楽しむのが夢として、そして現実の世界をわざわざ夢に割いてやってるもったいなさから見ても有効だ。そこを無理矢理ファンタジーも認めないまっすぐな視点から見つめて理解できないから気が狂うなんていう方が現実依存的で倒錯的に狂ってる。夢というのはマジカルでシュールで全体的に楽しいわけだしむしろもっともっと出力して楽しむべきだと考えているので気が狂うとかいって夢日記を書こうとしているひと達を不用意にビビらせるのはやめろ。
今日は一日中風が酷かったし雨もすごいふるって天気予報の奴がいうから月曜日ということも意見として取り入れて家に籠った。ほとんどをVOW読みに費やした。値段が高いからケチケチ読んでるのでなくて一応じっくり読めば一日ぐらいかかっちゃう代物だろうと個人的には思ってるんだけどネタだけ見ればサッと見られるものなのかもしれないことを考えたらとっさに時間の無駄という言葉が口をつきそうになったので奥歯を噛み締めた。
ところで雨が振るっていってたのにまったく降る気配なかったですし実際降らなかった、夜になってからザーザー降りやがってアホかという感じになりましたけど、それはともかくスーパーのレジ袋みたいな軽やかな奴が路上から強風にどうあおられたのかヤクザの家の隣の家の物置の上まで昇っており次の瞬間には落ちかかりながら風に乗って真横にぶっ飛んでいき道路の彼方に消えるというアクロバティックな実演を見たんでこういう強風なら悪くないなとほくそ笑んだ。あと鳥がすべて風下に尾を向けていたほか、窓が常にガタガタ行ってて関西人にシメられてるみたいだった。
向こう十年ぐらい谷垣さん見たくないです。