ぐ戒

両替したいので店を探していたんだけどそういえば近所に商店街があったはずだと向かってみたところことごとく更地や工事中になっておりどこでも両替できない状況だったのでまあ十円玉がなくてもいいかと結論付けたら同級生がダメだよパシリだからお金が必要だよお釣りに細かい先輩がいるんだからと言ってきたのでへー大変だねと返事してたらその適当な応対にムッときたのかそっちにも変な友達いるでしょしつこい奴で家族に心配かけちゃダメとか説教して絡んでくる奴がさと突っかかってきたし確かにいるけどウチにも遊びに来てとか誘ってきたから学校からどれぐらい離れてるか聞いたら二マイルと返ってきたのでそんな遠くにいるなら家族に心配かけてるじゃんと反撃して打ちのめしたんだよと説明したけどそのうちにおれも学校に行きたくなってきたし実際行くべきなのではないかと思えてきたのでもう午後だしめちゃくちゃ遅れたけど今からでも編入できますかとテレパシーで問いかけたら女校長にできますよと保証してもらえたので早速行ってみるとやや天井低めの木造七階建て校舎で階段の配置がバラバラなのでダンジョンみたいになっておりしかも体育祭で生徒があんまりいないから完全に迷ってしまって七階が遠いなとぼやいていたら男の先輩に声をかけられて案内してもらうことになったんだけど今から編入して大丈夫かとからかわれたので許可ありますと反論してると猫の妖精が飛んできてどうやら先輩より強いらしく叱りつけていたがその声がさっきの女校長のものと同じでこの猫が人語を解する空飛ぶ猫の校長だと判明する夢を見た。この学校めちゃくちゃ居心地よかったしいい夢だった。今でも居心地の良さを覚えているんだよ。稀に見るいい夢。あとどこかのタイミングで、先に帰ろうとしてバスに乗り込み一番後ろの席を占領したけど乗客はそこそこだったので焦る必要なかったなと思う夢を見た。これはこの学校の夢の前にあったのかもしれないけど繋がりが思い出せないんだよな。
昨日寝る前に爪の長さが気になっていたので起きてからすぐ切った。忘れないようにわざわざ寝る直前に爪切りを机の上に置いておいたので余裕で忘れなかったが、逆にこうでもしないと忘れてしまうので不便な脳をしている。ワーキングメモリーを鍛えろみたいなことどっかに書いてあって、まあそうかもなと納得もしたんだが、寝起きにワーキングする脳の領域とかそもそもなくないですか? しかも朝は、もとい昼一番の時間帯は夢を思い出すので手一杯なので現実のどんなこともまったく思い出せない。極めて都合の悪い脳だ。忘れていたと言えばまんが雑誌の予約も忘れていたので、これは夢の記録のあとにした、これですらパソコンに付箋を浮かすことで記憶させてただけだったので脳単独ではカスほども覚えていなかった。でもこうやってズルやってでも思い出せてると、脳め、まいったかガハハという気持ちになっていいですね。所江今日は出かけないつもりだったんだが、明日の天気予報が急に雨になっていたのでとりあえず出かける準備をした。とりあえず先に準備はしておいて、それからインターネットニュースを読むという運びだ。ところがまず天気予報サイトに「蚊ケア」なる不愉快な表現がある。なんか去年かおととしぐらいから虫ケアみたいな言葉が出てきたと思うんだけど、アホかとツッコミを入れていたらいつの間にか進化して、天気予報サイトに蚊ケア指数とかいうものができてる始末。ケアじゃねーよ。ちなみにアーカイブを確認する限りでは去年からだな。なんかさー、殺虫さえもまともに発言できないような社会に用はないんだけど。そういう奴はずっとゴキブリと暮らしてろや。無職をニート、乞食をホームレス、狂ってるをクレイジー、気違いをサイコパスと言い換えるように虫を殺すことをケアと呼んで曖昧にすることの何が政治的に正しいのか、ズルいだけだろ、ハッキリ言え、どうせやることは一緒だろ。こういうこと考えて思い出したけど、今の世の中、完全に気違いという意味でサイコパスという言葉を使ってるし、どれだけ政治的に正しくなくてもみんなホントは気違いって言いたいんだなと思ってほっこりするね。
結局出かける時間になるまで天気が悪化しなかったため、元気よく出かけた。とはいえ近所のブックオフとリサイクルショップを目指す。意気揚々と出かけたわけだが、なんつーか、両方の店に何もなかったな。そして酒屋のウエハースはついになくなっていた。ここ二か月ぐらいのおれの生命線だったのでちょっと困るが、まあ再びシガーフライかクラッカーに戻るだけだ。甘味がなくなるというのはちょっと悲しいけどね。それで帰宅してからコーヒーを作って、インターネットとパソコン作業に没頭。気付けば無意識にコーヒーをすべて飲み干していたので、台所に向かってコーヒーカップを洗ったが、そのときに再び石を見て、石を見て、石を見た。夕飯時には健康職人のCMを見るでもなく見ていたが、グルコサミンサプリのパッケージにハサミ上げたカニの画像があるだけで煽りに見えて笑ってしまうんだよな、老人はあれを見て吹き出さないんだろうか? 吹き出すというかムカつく感じあるでしょ。浮かれんじゃねーよカニみたいに。
夜中には川柳を更新していた。こういうのあんまり冷静になっちゃいけないんだけど、正直おれの川柳って犀川で拾ってきた石の写真にfav数で勝ったことがないんだよね。確かに勝つとか負けるとかじゃない、おれの川柳はおれが一番好きなのでそこはいいんだが、それにしても石に負けるのかよという気持ちぐらいはさすがに浮かび上がってくるんでね。それから読んでないオンラインのまんががたっぷりあったのでたっぷり読んでいた。なんか創作上でマオっていう名前の魔王、多過ぎるよな。それが便利であることは、完全いよく分かるんだが、もうそろそろその村から出なきゃいけない時期に来ている。あと読み切り大集合みたいな企画を読んでて気付いたんだけど、公平を期すために再読込する度に掲載順が変わるようになっている、これはいい仕掛けだな、物理的な紙媒体じゃ絶対できない仕掛けだ。