ぐ戒

午前十時半の起き抜けには、酒屋のバイトに復帰したら意外とセールスもできて小さい日本酒を探していたおっさんに高い商品を紹介して買ってもらうこともできたしさらにはレジのやり方も覚えていたけどカードの決済方法だけ分からず社長を呼んだけど一切把握してなくてそのうちにレジの列も溜まってきたのでカードは社長一家に任せることにしておれは客をさばいていたけどなんかチョコの豆腐みたいな商品を持ってきた外人の女が商品名を聞いてきたのでその豆腐の表面に直接商品名が刻まれているんですよと教えたらオーバーリアクションで答えてきてしかも値札が破れていたのでこれに気付かれたらヤバいとおれもオーバーリアクションで応じてそのままの勢いで別の外人のレジを済ませてから豆腐の売り場に行って値段を確認するという夢を見た。なんで気づかれたらヤバいんだよ。これは結構覚えている夢だった。起き抜けには、毎日楽しみにしている芸人のテンションが高い通販番組を見ていたらなんか番組のロゴが一分ぐらい回転してるだけの映像が流れたりと変な構成でしかも芸人がまったく出てこなかったのでこんな時期に改変かなと思ったしご飯も冷めてしまったがあと十五分で食える気配もなければその時間で食っても遅刻なのでどうせなら何も食わずに出かけるかと思う夢を見た。どこへ……。
起きてしばらくパソコンを触っていたら、何かが落ちた音がしたけど何が落ちたのか分からなくてしばらく怖がっていた。家中を確認したが分からなかったし、その後も何もなかったので、もうどうすることもできず、忘れることにして出かける準備をした。で、近所の方面を攻めた。遠くのホームセンターには何もなし、百均で木のクリップと靴ブラシを購入。それからお花屋さんでユーフォルビア・キパリッシアスを購入して、それらの商品を抱えたまま酒屋で寶20度4リットルペットボトルを購入した。荷物が多過ぎる! ユーフォルビア・キパリッシアス、花が咲いている頃に買えばよかったんだけど、ベビーサンローズの鉢が突風で破壊されるという事故を受けて買ったものだししょうがない、おばけみたいなでかいセダムとして楽しむことにする。そのユーフォルビア・キパリッシアスの名前を家族に見せたら「きっぱり死にます? 何これ?」と言っていた。ちなみにセダムであるところのマルバマンネングサは今花が咲いているんだけど、一か月前にちぎってばらまいたものですらもうしっかり根付いて育って花が咲いているのは化け物みたいだ。
夜中にはビッグガンガン読み終えたけど、もうダメだったので、購読をやめることにした。アラビア数字も使って書いていきますが、値段の安いガンガンジョーカーより100pも少なくてしかも全体の1/4が読み切り、連載数は少ない、休載が多い、散々ページ数が少ない状況が続いていて今月がこれというのはもう全然ダメ。ビッグガンガンは創刊号から読んでいたが、もう雑誌として完全に死んでいる、個々のまんがは面白くてもあまりにもページ数が少ない。一時期1000ページを超えていたこともあったのに、最近は600ページぐらいしかない状態が長く続いていて、しかもその一時期より100円ぐらい値段が上がっていて、さらにその600ページの1/4が受賞作の読み切りときた。これではいくらなんでも単価が高すぎる。本が売れない雑誌が売れないってのは分かるんだけど、ビッグガンガンはページ数大幅に減って値段上がって連載数も減って新人読み切りと宣伝まんがだらけだし、控えめに言うことなどできない、読者の負担が増えてる感が強過ぎる。それでどうやって読者が増えるのかな、端的に言って雑誌の魅力が激減しているんだよ。宣伝まんがというのはwebに掲載されてる作品の第一話だけ載せて「続きはwebで!」ってやるやつで、あれは雑誌だけ購読しているとまったく無意味なのででっかい宣伝以上の意味を持たない。おれは紙のまんが雑誌が好きだから引き続き買いたいのはやまやまだけど、値段上げてページ数減らして連載を物理的にスカスカにされると一体どこに魅力を感じればいいのか分からなくなる、せめて値段かページ数のどちらかは維持しろよ。雑誌媒体はページ数を減らすのが致命的だな、シュリンクフレーションで容量が減ったパンは最悪同じ商品を二個買えば満足感を得られるけど、ページ数が減った雑誌を二冊買っても何の意味もないからね。