ぐ戒

リャマみたいな犬がおれに激しくなついてくるのだがきれいなベッドの上にいるので汚れが目立つ夢を見た。なんかそのような状況は覚えているんだがリャマみたいな犬というのが感覚的に思い出せない。あと、それとは別の時間軸で、犬のしつけがなってない地域に出たら犬がまっさきに噛んできたんだけどこういうやつの法的処置を望む場合って罰を受けるのは犬かな飼い主かなと相談する夢を見た。これが別の時間軸だと分かるのはそれが外であることと夕暮れであることが関係していて、そのふたつともよく覚えている。あと、古書店に言ったらひとがいたので若干取り合いの様相を呈してきたがピンとくるものがなくて店中を回ったあとにしょうがなく店の前の箱をもう一回確認したらさっきはつまらないものだろうと決めつけて見過ごしていた本が実は中国で出版され漢文で書かれた日本の茶簡集というもので日本古典シリーズの十三番目にあるのだがそれはそれで完結しているっぽいので俄然興味が湧いてきたが中は鉛筆とはいえ書き込みが大量にあるし店の汚れというか何かをこぼしたようなシミも激しいしさらに店の奥から会計を済ませた客がゾロゾロ出てきたので雰囲気的に買いづらくなっちゃったなと尻込みする夢を見た。この夢は著しくリアルだな。先に客がいたら競争みたいに本を探してしまうところとかゾロゾロ客が出てきたら不吉に感じるところとかがまさしくおれそのものだ。起き抜けには、フォロワーがフォロワーを詰問している様子を見たのでケンカじゃんと思ったけどひとつの失言も許されない世界なんて厳しいなとも思いつつ詰問している側のアカウントのホームを見てみたらおれしかフォローしてなくてヒッという声が出る夢を見た。あんまり覚えてないけどまあ確かに怖いのかもしれん。
なんか昼ご飯を食っているときにテレビの外国ニュースを見ていたら、イギリスで閣僚がデイリー・メールに国の重大事を寄稿しているという話をやっていた。確かデイリーメールって英語版ウィキペディアで信頼性低くて引用禁止になってたと思うんだけど、閣僚が寄稿とかもするんだな。だいたいこの話題のときにデイリーメールとは何ぞや日本ではどういう位置づけかみたいな話になったときに東スポみたいなもんだという話が出てきてたと思うけど、日本で東スポに現役閣僚が重大な声明を寄稿するとか聞いたことないしよく分からん。それともおれがあっちの揉め事知らないだけで、英語版ウィキペディアのデイリーメール引用禁止は既に解除になってたりするのかな? 純粋に、現役の閣僚が国の重大事に寄稿までするようなメディアを一律に信頼性に乏しい情報源扱いしていいのか? という疑問が出ると思うんだよね、でも英語が分からないのでそれ以上はよく分からない、特にデイリーメールの英語圏での位置付けが分からない。個人的には社会から侮られたメディアが国の重大事に関連して一気に信頼性を増すみたいな状態がヒーロー物っぽくて燃えるんだよね。儲かってる悪のメディアとの陳腐な対立構造じゃん。
今日はまず、商店街を潰した大型ショッピングセンターが撤退したら地域が滅ぶというけどそんなことはない、大型ショッピングセンターの周りに出来た新商店街が逆にショッピングセンターの機能を奪ったのだというニュースを見て、なるほど面白いな~と感心してたんだけど、そこに映ってるその新商店街の求人看板が最低賃金レベルだったので、おいおい時給もディスカウントされとるやんけと思ってしまった。商店街も地域も滅ばないけど人間は滅んでしまうのでは? こういうのを見ると侮られてるよな労働力は、と痛感してしまう。そしてそんな場所からは若者が逃げていく。ところで今日は珍しく快晴だけど日曜日なので古書店などが営業しておらず無意味な感じがしていた、むしろ古書店を渇望する気持ちが古書店の夢を見せたのかもしれない。一応出かける準備はしてあるがどうかな、魔界図書館に超久しぶりに行けばいいのかな、カバン壊れてから一度も行ってない、筆記用具の持ち運びが不便なんだよな~と考えつつ、まあ出かけるかと席を立った。しかし服を脱いだ瞬間やる気を失ってしまったのでやっぱりやめてしまった。そうなってくるともう自室でうずくまって本を読むぐらいしか方法がない。そこでそのようにした。結局論理のほんと戦国時代の本を読んだんだけど、その戦国時代の本は、また手元にある別の本を出典に取っていたので、次はその本を読みたいななどと欲望することになった、こういう連鎖はとってもいいが、問題は今この時点でその感動を忘れていたということだ。論理の本はというと、アレだ、小難しいなぞなぞでよくある、分かれ道にいる正直者天使か嘘つき悪魔か分からない奴に一回だけ質問してどっちの道が天国か判別せよ、みたいなやつ、これって答えも分かるし仕組みも分かるんだが、形式的に分かるだけで手順を追うとどうしても分からなくなってしまう、それぐらいに頭が悪いので困っている。