ぐ戒

自転車旅行の途中に自販機の前で休憩しようと飲み物を買ったら紙コップのシェイクが紙袋に入った状態で出てきて飲み口がないので各々がフタにストローを刺していたが紙袋側に便利な穴が開いている事に気付き教えて回ったけどいまさら遅いと反応されてしまう夢を見た。便利な穴、見たことあるけど何だったっけ。ふたつ開いてるやつ。それがシェイクに元々ついてるやつかもしれないけどシェイクなんか数年以上飲んでないのでどういうものだったかも覚えてないし今金払ってでも飲みたいかと言われるとそうでもないし。この自転車旅行で近未来都市を旅行していたはずだが街の形がそれほど独特でもないためにほとんど思い出せない、何かの建物から出ようとしたらあっちもこっちもシャッターが閉まり始めたみたいな展開があったはずだが、なんだったかな。そこだけは多分、街中のあのいつも出てくる地下施設に酷似していたはずだが、そこをなんとかして出たはずのその先の出来事が全然なんだよな。あと、黒い短足の犬を敷地内に戻し続ける夢を見た。これは犬が大して好きでもないのによく覚えている。正午過ぎの起き抜けには、ゴテゴテのクリスマスツリーを倒してそのまま筆箱にする夢を見た。なんだ!? クリスマスに期待しているのか!?
どっかのニュースで泥棒に持っていた傘を投げつけて犯人の乗ってた自転車を倒したっていう内容を見て、その事件がどうとか言及したいわけじゃなくて、昔自転車乗ってるときに近所の頭おかしい奴から傘投げつけられた過去を思い出していた。今でも行動が理解できなくて、すれ違い方がムカついたということだったのかもしれないという好意的理解が限界だが、とにかくその当時その傘はおれの自転車に当たってないかもしくはほんのちょっとかすった程度だったはずだ。というのは当然すれ違ってから傘を投げられているわけで、おれはその投げられた地点からは遠ざかりつつあったからだ。しかもそんな輩に関わりたくはなかったからそのまま自転車を進めたわけで、感触から直撃はしてないだろうということが分かったにすぎないのであった。つまり何が言いたいかというと、いざというときに傘を投げる人間は存在する。
去年のネタを使ってまで天皇に不敬を働きたい奴が発するギャグを白い目で見つめながら、今日はそういえば出かける予定がないのだったと気付く。ということは自宅での行動が充実するわけで、とりあえず音楽をあれこれとやってみて、良き次官になったらそのまま読書に移行するという形を取った。読書はつつがなく終了し、飲酒のターンへ。酔っ払いながらスリランカストリートビューをしていて思い出したんだけど、昨日の糸魚川大火の報道のとき、グーグルマップで現在地を示して、ストリートビューで在りし日の街道の姿を見せるという構成を取っていたんだよね。そういうニュース番組の作られ方をされちゃうと、こっちもテレビいらないじゃんって言うしかなくなるんだけど。おれはインターネットでスリランカの日本語趣味にほっこりしてるし、こっちの方がテレビよりずっと楽しい。じぶんでストリートビューが操作できちゃうんだぜ。
それではガンガンジョーカーの感想を書きます。アカメが斬る!が最終回だから表紙と単行本カバーがピカピカしてるけど付録としては弱い、なのに二十円高いのか。鬼かよ。それとももう二十円高いのが標準になってしまったのか? 『アカメが斬る!』、今書いた通り付録や表紙で巻頭カラー。ほとんど最終回のノリなのでネタバレを考えると書きにくい、ただ主人公はセックスを見られていたということなんだろうか? 『妹にさえなればいい!』、今月も全裸かと思ったら意外に穏当な内容、というか実在する商品の広告みたいになってない? まんが自体はコスプレノリで勢いがあって楽しかったけど、おれああいう、プレイヤーに遊び方の多くを依存するタイプのゲームって苦手なんだよね。『ヴァニタスの手記』、偉いひとがめちゃキレる。中途半端な挑発でなく、ちゃんと結論を引き出すための計算だというのが本当にうまい。マジギレの怖さも臨場感あるし。久しぶりに現実世界のキャラがいっぱい出てきた。『INNOCENT-DEVIL』、どちらかというと探偵的な内容でなく、それはむしろおまけで、性格の異常さに焦点が当たった展開なんスね、少なくとも今は。異常であり、負担を軽減するために別の異常なサンプルを探すみたいな流れ。殺せよ〜みたいな圧は好き。『賭ケグルイ』、新展開でいきなり相手チームの中ボスがやって来たという話。ルール説明はいつものことだが、マゾが出てきて、そうと知らず可逆的な賭け事を提案する中ボスみたいな構図、読者は分かってるという面白みがあるな。『賭ケグルイ(仮)』、賭ケグルイファミリーに全力を注ぐ展開だ。こっちは軽めのワイド四コマなので、ミケの意味の取り違えやバラエティーノリなど、程よい温度で場を和ます感じ。『渋谷金魚』、今回のケースはこれで終わりなんだが、シーズン2とか言ってまったく違う主人公が出てきた。ホラーからアクション展開になるんだろうか。渋谷最凶ホームレス笑った、最凶なのに家ないんだ。『ハッピーシュガーライフ』、ロリコンを利用する流れ、主人公が嫌いなおばさんに近付きつつあるという自己嫌悪が生まれるのでは。主人公に付け狙われてるボーイの方は純心展開をしてて対比されており巧み。『Jオタ男子☆朝比奈くん』、新キャラが金を持って来た。牧場の経営成功、生キャラメルかと思って笑った、そんなはずはないはずだし。グッズさえ貰えればプライド捨てられるの爽快感があっていいと思う。金の力で女をなんとかした方が早くない? 『僕が僕であるために。』、なんか度々時間が前後しちゃうな、ヒロインの話を少し前から。アオリにはかわいい場面をお届けと書いてあったが、要は鍵を持っているかどうかに主軸がある。しかしビッチだと分かったので感情が動かないな。『鈴木さんには2号がいる。』、読み切りだけど軽く覚えあるしこれ多分前の読み切りを拡大しておかわりしてるよね、連載への階段かな。話はさすが原作付きと言うべきかテンポがよいギャグでしかもハーレム展開の中にツンデレを押し込んだような小気味よさ。黒歴史スピーカー的に秘密をボロボロこぼす写し身みたいな展開で無限に遊べそうで良い。あとロボットだから乳が硬そう。『ソード・オラトリア』、アニメ化に向けて二話掲載、後半は原作の膝枕と交差してるのか。前半は魔術師の個人レッスン、エルフのツンデレを見事に飼い馴らしている。魔法の継承が友情の証みたいなの、素直じゃないカタブツっぽくていいよね。『賭ケグルイ双』、前回からの流れもあり、一瞬負けると見せかけておいて勝つ、でしかも勝つことが人間関係的には敗北につながるという見事な流れ、いやあ凝っていていいですね。バカの評価も裏返しているところがいい。しかし前回からの新キャラ強く絡んできた割には今噛ませ犬的な態度を取っているのでこれはクッションなのかも。『久住くん、空気読めてますか?』、前回の怒りの理由は他人の夢を「どうせ」とか言っちゃったところ、そりゃそうだろ……。その結論を聞くために引っ張り出された挙句教師生命を剥奪されかかる親よ。というか、「ムスコ」の意味が分かるのか、若い女に? 『恨み来い、恋、恨み恋。』、サブヒロインがどんどん凶悪化していく。主人公は一瞬力を見せたのにやっぱり置いてけぼりなんだなあ。途中の仕掛け網的展開、流石に破られるって分かっちゃうのでちょっとニヤニヤしてしまった。新キャラが出てきてそういえばまだ出てきてない十二支いたっけなと思った。『高橋さんが聞いている。』、次号最終回らしい、数カ月に渡りたたみ続けた風呂敷、最後はマネージャー絡み。マネージャーを主人公の立場において無力感を味わわせるのめちゃうまいな、笑いは少ないが。最後の足、どうせ主人公を好いているアイドルじゃないのか。『偉大なる魔女プアン様の観察日記』、四コマじゃないので警戒してたらやっぱりちょっとシリアスになっちゃった、ただ以前の毒殺コンビが割と生ぬるい感じで出てきたのはかわいかった。元気印がこころに闇持ってたらマズい! みんなおかしくなっちゃう! 『好きあり!』、ストーカーする女が無理矢理恋愛願望を叶えるワイド四コマギャグ。主人公の壊滅的なセンスなど笑いどころも多かったが、一番いいのはこういう作品にありがちなラストでキュンのようなものがまったくなく、ストーキングされている男が常に被害者意識を持ち続けているところだ、これのおかげでギャグが生き生きしていた。『いなかのおまわりさん』、また新キャラが出てきたが立ち位置的には穏当、どちらかと言うと強力イケメンが出過ぎであいつの話みたいになってる。しかしそういう感情がないとはいえ好きだよ(お前が⇔パンが)の二択が延々縮まらないの悲劇だな、ウケる。『綴 -手紙-』、三話限定だったので今回で最終回。こころの回復の物語とでも言おうか、中心だった人物は引っ越しで去るので後腐れなく、ちょっと賑やかになったところで終わったので本編に比べあっさりとした読後感を演出していた。端的にいうとみんな幸せ。『制服のヴァンピレスロード』、相変わらず短いがかなり前から予告されていたお茶会へ行ってそこそこ茶化される話。眷属はバカにされないんだっけ? まあいいけど、まさかこのタイミングで題名回収が来るとは思わなかったな。もう制服以外着れないじゃん。以上です。あと、賭ケグルイのために切った同期連載組が春に返ってくるみたいだな。それは喜ばしいことだが唯一魔女の作画のひとだけ帰ってこれない、ジョーカー畑だったはずなのに……。いや、元々はガンガンパワード畑か。もうないけど。