ぐ戒

夜中に洪水が家の北側のT字路まで迫ってきていて瓦礫が流れているのも見えるので急いで家の外に置いてあるものを家の中に入れろと騒いだがけっきょく家の前はカラカラに乾いているのでひとまず家族を連れてポストに向かったらそのへんはさすがにちょっとした水の流れがあり乞食がうずくまっていたので洪水で死ぬ前に一緒に逃げようと持ちかけたらでかい箱に入った句集だけおれの代わりに持って行けと言われたので数冊自転車のカゴに突っ込んで帰る夢を見た。ちょうど近所の電器店があるところだったんだけどそこにポストはないから何か情報が錯綜しているなおれの中で。それはともかくかなり面白い夢だった、こっちに被害が及んでないから悪夢というわけでもなかったし。あと芸人が家に来て初めて同級生だとわかったというのは持っていた小学校の合同地域誌のその学校のひとつがおれの母校だったからなんだけど近所の橋が糞橋と書かれているようなとても古い小地名を網羅した地図が入っていたので頼み込んで貰う代わりに雑誌に偽装した写真アルバムをクイズ形式で見せる夢を見た。この夢の背後には、おれが写真を撮影されるのが嫌いで、物心付く前にかってに撮影された写真アルバムですら見せるのが嫌だ、しかしそれに引き換えても小地名を網羅した冊子は欲しい、という複雑な感情がある。あと床屋のフルコースを受けるときにデコをしこたま叩かれる夢を見た。これは起き抜けの夢なので今では覚えてない。叩かれたら反撃できるかな、できないだろうな。あと起き抜けに瓦礫を弄ぶ超能力を得る夢と、議員が後ろから叩いたの誰じゃコラアって暴れている夢を見たけど、こっちはくわしく思い出せない。
昼ごはんを食べてふと思い出したので保留していたウィンドウズアップデートをかました、まあ流石にもう自動更新に任せておくことは出来ないよね、おれにとってこの激安パソコンは命綱なのであり、これがなくなればネットからおさらばという状況なのだから。まあ他にも回線そのものが切れるなど、ネットから断絶される可能性はたくさん考えられるんだけど、そういうものをリストアップしていくと最後は絶望が残りました的な逆パンドラの箱的展開が待っているので考えません。ネットがらみの話といえば、グーグルの人工神経ネットワークの夢とかいう画像が面白かったですね、背景に浮かぶたくさんの目を持った犬とか。というか同じグーグルの顔面・ナンバープレート自動モザイク認識が誤判断しまくるように、この人口神経ネットワークによる夢の画像も固定観念のないシミュラクラ現象みたいに目だらけになるんだろうな、という想像ができる。ただ夢っつっても、生成されたものを夢と呼んでいるだけで実際の夢とは関係がないところが残念。つまりおれたちが見ている本当の夢の断面ではない。
腰がやばそうだったのでバランスボールを運転しながらインターネットニュースを読んでいたんだけど、掃除してないとバランスボールがゴムで出来ているためゴミをどんどん付着させてしまうので不快であり、ニュースを読み終わると同時に掃除を開始した。まあ、別に、掃除中に、アクシデントとかも特に、なかったんですけど……。どうせ何も買うものがないけどブックオフに暇をつぶしに行くかとなったので有限実行、本当に暇をつぶしてきて何も買うものがなかった。それよりブックオフに例のごとくビームせどりのクソアマがいたんですけど、あいつらマジで邪魔なんだよね。とはいえおれには追い払う手段というか権利がない、店員に言ってもなかなか注意してもらえない、なもんで最近は無理矢理割り込んだりしているわけ、そうされてもあいつらに文句を言う道理は一切ないからね、まさかビームせどり中なんで邪魔しないでくださいとも言えないだろうし。で今日もそうしてたし、カゴを置きっぱにしてたからどかして見てたわけ。それで見終わったら次の棚に行くじゃん、行ったらそのビームせどりの女がカゴをドゴォって蹴って戻しててマジでびっくりした、よっぽど嫌だったんだろうな、おれのほうが嫌っているけど。結構な音がしたんだけどブックオフ全体がなんか作業中でドカドカ音がしていたし誰の気にも止まらなかったようだった。そこで裏の棚で作業してた店員にチクりに行ったんだけど例のごとくというかビームせどりの説明をしてもハ、ハア……みたいな応対しやがるしとにかく叱っといてくださいよと言い、十五分後に戻ってくると相変わらず同じ場所にビームせどりがいるという親切設計。腹が立ったので写真を撮影して家に帰ってきてブックオフ本部に苦情のメールをした。どうせ一回目はスカスカの応対なんだろうが、これからもう一回見た時が勝負だしな。とりあえず苦情を出さないと始まらない。