ぐ戒

親戚の葬式の後の宴会から早く帰りたくて家族をせかしていたら葬式の話題でもなくかと言って深刻な話でも楽しい話でもなく家族はロールケーキの大きさで親戚ともめているという情けない状況の中そいつを見ると本当に倍ほど断面が違うのでどうやったらこんなでかいロールケーキが作れるんだと感心する夢を見た。親戚イコール葬式のイメージから逃れられてないな、もう一ヶ月たとうとしているのに。たったんだっけ一ヶ月。まあ大体そんなもんだな、ジジイが死んだイメージよりも葬式(の後の宴会)のイメージが型として強いのはやっぱり、葬式および宴会が苦痛だったからなんだよな、なんか寺だかなんだかで肉料理出て来なかったし。好きだったジジイのことを思い出しても別につらくはならないが葬式での一連の親戚とのどうでもいいやりとりを思い出すとつらくてつらくて徹夜して岡田クンに会いに来た女みたいな顔になっちゃう。2012年、あんなものを見たことをトップクラスで後悔している。
適当にニュース読んで、こんなニュースよりも昨日のバングラデシュのニュースのほうが面白かったなと考える、バングラデシュの寂れた農村にはインターネットがチャリで来るからだ。もうちょっと正確に言うと浅黒い主婦みたいなひとたちが普通のバッテリーを積んだノートパソコンをカゴに入れてチャリを漕ぎ農村まで出かけていってそこで無線を使いインターネットでニュースなどを検索して読みあげてやって小銭を徴収するというビジネスモデルだった、テレビ電話も出来るみたいな触れ込みだったけど替えのバッテリー持って行ってるのかな、まあ持って行ってるよな、そうじゃなかったらおかしい。あと雨降ったらどうするんだろ。まあそういうニュースを思い出しながら本日のニュースを読んで、出かけて、ブックオフでは何もなく何も買ってこずにかっぱえびせんと格安麦焼酎だけ手に入れて若干雨にイライラしながら帰宅して、あれ雨降ってたらブックオフ行ってないかもしれないな、とりあえずノリでブックオフ行ったって行っておけば安全みたいな風潮のためこうなってしまった、まあ兎にも角にも帰ってきてさっそく麦焼酎でラリってしまった。
このあと自身があったんだよね、北陸は毎日が悪天候で小規模災害なので晴れてばっかりの太平洋側に時々大規模災害があるのは帳尻が取れてていいと感じているんだけど、とりあえずやや大きい目の自身だったらしくNHKが速報を出し番組内容を変更もしていた、津波警報が出てたからだ、それはいいんだけど危機感を煽る方針に変更したらしく画面の左上当たりに赤地に白字を用いかなり巨大なスペースを取って「津波!避難!」とだけ書いてあった、これが危機感を煽るということか、こんなものが。危機感を煽るなら「死」の一文字を入れたほうが明らかに危機感が煽れると思うしそうしてまで逃げて欲しいならそうすればいいんだろうけどこの津波避難みたいなカタコト具合には迷いが見えて良くない。死を連想させる言葉を回避している感満載でダルいんだよ。死ぬかもしれないってんだから「チンタラしてたら死ぬぞ!」ぐらい書いときゃいいのに、体面を中途半端に保とうとするからインディアンみたいな事になっちゃうんだろ。