ぐ戒

kkshow2008-08-26

  • Joan La Barbara "Voice Is The Original Instrument" (2CD)
  • Charlemagne Palestine "From Etudes To Cataclysms" (2CD)
  • Echoes Of Nature "Jungle Talk"

Lovely Musicというレーベルは本当に名前に騙されそうなレーベルで、ロックウッドとかラディーグとかたぶんライヒとかも出してるはずのえらい寡黙なところだけど、そこが出している中でもさらに異端な作品。そこそこ容姿の整った、いい大人の女性がオグァー、ングググ、ッヴイーなどと、人間の声の中でもおおよそ綺麗とは言いがたい部分の声、というより喉の振動を駆使して音楽を作ろうとしている作品。しかも伴奏がなくアカペラなのでなおさら狂った部分が際立つ。2枚目のディスクはそれらの音源に処理を加えて少しは音楽らしくしようとした作品で、電子音響よりのドローンという体裁。レビューが酷いのは本当にこれが一部のひとのために作られであろう楽曲であるからで、非常に狂っていてあたまがおかしい、いろんな意味で脳をグラグラ揺さぶってくる危険で面白い作品。
Charlemagne PalestineがSub Rosaから出した作品は、いつもの作風をコンセプチュアルにまとめた作品。いつもの作風というのは周りにぬいぐるみを敷き詰めて、ブランデーをあおって、指から血が出るまで鍵盤のほぼ同じキーを交互に叩き続けるという、いつもそんなスタンスでやってるかどうかは不明だがそのような作品を、1枚目のディスクでは音階ごとにトラック分けしてある。普段は低音を嬲っているパレシュタインだがここでは高音をコンコン叩き続ける様子もうかがえる。それは迫力には欠けるが、本領のミニマルという印象に傾倒している。また二枚目では写真にある、足と手全部を使って弾くピアノで、要するに多分手足をばたつかせるという痙攣を用いてピアノを乱打しまくるといった強烈な作品で従来の作風をレイヤーしたような作品に仕上がっている。レーベルがレーベルなので2枚組でもそこそこ安い。
最後の一枚はマルチバイ調整のために買った前回からもお世話になっている環境音楽。音の混じり方、バリエーション、絶妙なトラック分けから見ても結構いい作品。そのかわり聴覚が麻痺して音楽的に聞こえるということがなく本当に純粋な環境音楽という態だが、それにしても500円とは到底思えない。

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まあとりあえずCD読み込みもそこそこにと申し上げたいところですがこれがまたガッツリ時間がかかる、iTunesに頼らないと通常の二倍の読み込み時間がかかるようになってしまいましたがiTunesに頼ると勝手にノイズを乗せてくる訳であいつ本当に一回締めないと分からないみたいだ。バージョンアップさせてから床に思いっきりバージョンダウンさせてやろうか。どうでもいいけどiTunes使ってないということをやたらと嬉々と語る輩がおりますけれども別に珍しくないということで宣言してもらっても迷惑は被りませんので好き勝手やっていただきたい。お酒の力を借りて、という前置きを踏みながら、適当なことをいともたやすく書ける夜に乾杯、そしてさようなら。
拳銃があったらお前死んでるぞ
タワレコに出掛けてCDが届いたのにまたCDでも買ってじぶんの耳と100円ショップの素材で組み上げた貧相な棚を冒瀆しようかな? と考えていたところ安売りワゴンが全部撤去避けられていたのでタワレコのレとファを入れ替えてきた。お父さんからもらったクラリネットなのにね。残念でしたね。マトモなマトモスとか書いてる場合じゃないんだよ。マトモなスマップとか書いたらファンに刺殺を前提にしたおつきあいを申し込まれるだろう。希望的観測は良くないね。
向かいからやってきた車がどう見てもグーグルカーであるという切ない被害妄想にほだされてスーパーの前を選挙しているおばちゃんをひいた。これは希望ですのでひいてはいないです、骨盤のゆがみを直しました。骨盤のゆがみを直しながら子宮に関する小粋な知恵を授けてきた。あのババアのせいでキュウリが食べられなくなった。何故キュウリが食べられなくなるのか、何故朝鮮人参ではだめなのか、朝鮮人参と間違えてチョウセンアサガオを持ってきた場合どうなるのか、NHKに電話して聞いてみると分かりやすいよ。
最後に真面目な話をするけど再インストールしたら30分以上かかったので楽勝だった。