ぐ戒

下半身だけ半裸の男のキック映像が流れてきたのでこんなもの放送していいと思っているのかと素材の元となっている映像を探したらちゃんと引きの映像があったがくるぶしまで届く長い前開きのシャツ一枚で暴れているため局部が見えまくりでありやっぱりこれ放送できないだろと言っていたらその後港のコンテナに飛び蹴りして警察も一般人も薙ぎ倒してる様子になったし話に聞いた通りだと考えていたところへガキが出てきてそのガキに対しては袋に入ったままの新品の靴で押しのけるように追い返しているだけだから犯人がガキを蹴っていたというのは誤報だったようだなと確認する夢を見た。最終的に悪徳マスコミのファクトチェックをするような流れになっているが、全体を通じて見ると局部の話だな。あと、中国人に似た眼鏡の奴が偵察に行ったんだけどジャングルジムを下りるときわざわざ遠回りしていたので近道を作ってあげたいなあと考えていたらその近道にしようと思っていた箇所を強引に登ってきて最後のひと踏ん張りがきかないようだったので仕方がないから引き上げてやるとその衝撃で鉄の補強材や本棚がひしゃげたので首相がやってきて現状を確認の上すべて修理することになったのでついでに本も曲がっていますと注進したところそれも買い直すので集めて提出するようにと言われその通りに回収作業を進めていたけどひしゃげてしまった最上段の本棚の本以外は割ときれいだったししかも三冊ぐらいは既に集められていたので競争に負けてると勘違いして急いで地上に下りてでかい本棚を一冊ずつチェックしているとジャニーズが最近珍しくリリースしたノイズロックが流れてきたしこれボーカルの声が聞こえなくて最高だよなと言い合っていたらいつもは病欠してる奴が来ててしかもホウキにつける輪っか型の変なアタッチメントを落としていったしそいつの両親も気付いてないみたいだったからしょうがなくおれが拾って装着してみたんだけど何に役立つかまったく不明でありそこへ偉そうなジジイがお供を連れて参上してなぜ本を集めるとか居丈高に質問してきたのでさっきのひしゃげた本棚のことを説明したら納得していてどうも本棚のオーナーらしかったけどその後なぜ文学賞がなくなったと言いふらしたのかと不機嫌そうに質問してきたしそれは言いふらした別人に説明させると呼びつけたところそいつは他ならぬオーナーさんあなたに言われたからですよとあっさり答えてしまったし事実最近の受賞作品を確認しに行くと短い落書きが入賞していてこりゃヤベーなと酷評する夢を見た。最後の作品を見た場所は明らかにガレージの入り組んだところだったが舞台はそこではなく、むしろ病欠野郎を追いかけていたときはブックオフの床であったため、じぶんの周辺以外はかなり雑に認識していたものと思われる。起き抜けには、密教を習いにきたら消された六番目の音が聞こえてきてインターネットに準備完了の文字が浮かび上がったのでそれを見た僧侶が最近は経典を卑俗な英語に翻訳されるから困ると嘆いている夢を見た。覚えてないというか意味を取ることすら厳しいな。
国税庁が一番多く障害者雇用者数をごまかしてたっていうの絶望的だし(どういうツラして税金の決まり守ってくれって言うつもりだよ)、そもそも労働が悪い気がしてる、労働が義務でなければ、こんなことには……。おれは別に社会問題に切りかかりたいわけじゃなくて労働が嫌なだけなんだけど、労働が嫌だっていうと正常な社会の社会人はみんな労働をすることが正常なんだみたいな話をするわけじゃん、でも実際は中小企業が検査不正をしまくってて、大企業は大企業でしかできないやり方で租税回避、さらにこのように国のトップにいてまさにその税金を取り立てる側であり何よりルールを守らなきゃいけない側が露骨な手段で障害者雇用者数を水増ししてたんだろ、先取りして書いておくが目が悪い人間を障害者扱いしてたとか何なんだよ、じゃあおれも眼鏡かけてるから障害者として生活を保護してくれよ、このように社会というものは本当にごくわずかな例ではなくあっちもこっちも不正にごまかしをやっているわけで、そんな社会が怖いから労働などしたくないんだというおれの意見が間違っているわけがないだろう。その上、これは夜のニュースだがテレビでは定年が延びるだとか高齢者活用だとかいう話で街頭インタビューをしていて体の動く限り働きたいとかいうひとが出てくる。いや、それは個人の自由ですよ、おれは気が狂ってると思うけど。ただそれは美徳でもなんでもなくただの趣味として捉えてほしいんだよね。そいつは死ぬまで労働する、おれはノイズや川柳をつくる、このふたつに違いはないはずだ。だからベーシックインカムを導入しろっつってんの。なーにが働きたい高齢者は活躍できるような社会だよ、高齢者だけじゃなくてすべての人間を任意労働にしろよ、不平等だぞ。義務的労働を廃止しろ。
などと、インターネットニュースを見て怒り心頭だったため、ほかのニュースはあんまり見てないというか、見たけど覚えていない。ただ、かなり早めに読み終えてしまったため時間が余り、そういう気分でもあったため部屋の掃除を、キーボード中心に行った。キーボードは思いのままにゴミを吸引していくのでたまにこういうことをやらないと地獄のように汚れてしまうのだが、問題はどのタイミングで掃除しても既に地獄と化しているという点だ。かといって毎日とか一週間に一度じゃ短過ぎるんだよな、なんてわがままな奴なんだ。それから街の方にお出かけをした。新竪、ガレージ、マンションの順で回ったけど何もめぼしいものはなかった。というか、唯一ありそうな新竪はちょっと見ただけでまたも早めに閉店されてしまったので嫌われているのかもしれない。閉めるときに外のワゴンを見ているおれにまずなんか声をかけてからとかじゃないのかな、気付いたら内側から閉店しますっていう紙が貼り付けられていて本当にバタンガチャみたいな空虚さを感じてしまうんだが。帰宅してからは音楽ファイルを厳選してからポチッとダウンロードした。完全合法無料音源です、世の中は音楽にあふれていてインターネットとパソコンさえあれば事実上無限に聞ける、望みのない現世において数少ない本物の娯楽だよこれは。まあおれはそっち方面にあんまり熱心じゃないのだがエッチな絵とかもめちゃくちゃたくさんのひとが毎日毎日インターネットでばら撒いているから完全合法無料で事実上無限だけど。
夕方から夜にかけて、なんかちょっとだけでも本を読むかなと思ったら、天邪鬼なのでそういうときに限ってしっかり長時間読んでしまった。夜中にはまんが雑誌を読んでいたんだけど、その最中に突然クライアントが息絶えてしまい、また凍結かと一瞬焦ってしまったが、どうもデイリーリミットとかいう表現である模様、そこで検索したりひとから教えてもらった情報を総合して、どうもツイッターが制限したAPI云々に問題があるらしいと判明、待つしかないらしいのでもう一つのクライアントを使ったりウェブインターフェースから入力したりしたので、かなり時間を食った。
それではガンガンジョーカーの感想を書きます。今月号もぶっとい。『事情を知らない転校生がグイグイくる。』、続きものなので主人公が夏休みにおばあちゃんの家に行く。おばあちゃんのことが好きでも家が退屈ということを肯定するババアかっけえ。話自体は相手役が偶然主人公の猫を拾ったらまたまた偶然ババアと知り合いだったという流れに。『賭ケグルイ』、明白にブリッジ展開なので大きな流れというものはない、ただ大金を運ばされてる主人公たちはそれ自体かなりキツそうなので笑ってしまった。主人公側に立って賭け事をするキャラがその賭ける「モノ」の説明を相手に長々とする回。『お従兄さんの引っ越しの片づけが進まない』、弟が部屋に入らないで、とお願いしただけなのに盛り上がる面々。今回も普通に全裸妄想があるなどエロスがすごいな、そのほかにもツルツル発言とか、暴走からの飼育実現とか、既に一番ヤバいのは主人公格の女になってきててゲラゲラ笑った。『ハッピーシュガーライフ』、なかなか高跳びできないふたりにいよいよ追いつきつつあるバット少年。家も燃やすつもりなのに男がレイプされてからまだ燃やされてなかったのでついに死体を発見してしまい、主人公も指輪を忘れてしまうというドラマチックさがある一方、本当に高跳びできないなという思いも。『渋谷金魚』、先生、もうちょっと粘るのかと思ったらあっさり死んでしまった。ここで解散か、それとも対策を練るかというところでアイドルの応援を受けて頑張る助手が健気だ。菌をばら撒くというアイデアも先生と一致していたという描写あり。『聖女の揺籃、毒女の柩』、ずっとうみねこ書いてたひとが結局自らの原作で再びホラー。しかも孤島に連れていかれるときにわざわざうみねこというワードを出している。こういうものにしては珍しく、一気に不審な部分を剥き出しにしている、まあホラーなのでキャラはかわいそうですね。『怪人麗嬢』、こないだ出てきた新キャラの人となりを知るような日常回ではあるが、偉いババアから主人公はなかなか死なないなどの意味深発言も出ている。食ってほしいひと、想像でもう食われててグロい。後半はユーチューバーが股間を蹴られるというご褒美。『夢喰いバクと悪夢の子』、悪夢二本立てでかなりきつそうだがその悪夢が主人公の過去の描写になっているという巧みな展開。一方その悪夢のせいで思い出した記憶に結び付いた旗でガキが遊んでるから壊しちゃうけど仲直りみたいなハートフルな展開も、と思いきや最後はやっぱり食う気満々。『遺書、公開。』、一行ぐらい変更するならワケないなという前半部、その順位に絡めた話で真犯人の舌打ちを誘う中間部も面白いけど、やっぱり不登校のひとの頭の中に残っていたのは迎えに来た人物そのものというのが一番良かったな、話の中心的人物が一気に不審者になった。『蝶撫の忍』、厳密にいえば前回の戦いの直接の続きからで、まだ拳を交えない段階でさらに別の視点から主人公の名前が呼ばれるという展開を経て、ようやく主人公が動いた、ただ現段階では単純にいきり立ってるようにも見える。ずっと無能状態だったから楽しみだな。『美少女菩薩ミロクちゃん』、阿修羅というジジイが圧倒的有利に立った段階で視点切り替えになったが、話の流れからすると優勢なのかな。主人公たちは病院に行って命を救うことの是非を問うような言葉遊びかと思ったら死を治療したいという割と豪快な夢を持った少女に劣勢に立たされる主人公という形。セクハラ描写というオアシスがあった。『恨み来、恋、恨み恋。』、前回のど真ん中告白の余韻からそのまま決意の流れへ、ヘビが来てから主導的にやられてる感じはする。一大イベントなので特にヒロインにフォーカスが当たっているが、ヘビからなんかもらってたよな、あれがキーなのかな。だとしたらわざと吸収されたのかなという印象がある。『賭ケグルイ双』、重さを量るギャンブルの最終局面。前回の自信通り主人公が勝つんだけど、その方法が正攻法でも、別のやり口でも、さらには奥の手までも読んでいるという三段構えだったのですごく鮮やかだった。その上キレてると誤認するような流れもあって笑えたし、全体的に非常に良かった。『齢5000年の(略)』、主人公が臆病なので何もできないかと思いきや能力を発揮してやはり何もできない。眷属を呼んだり、こないだ脅してきた剣士が現れても状況が改善せず、泥を振りまく敵に混乱するのだが、度を超えて混乱しているため周りがワーキャーし出して敵が完全に狼狽するところで爆笑した。この展開は予想できなかった。『ジャヒー様はくじけない!』、前半は魔法少女が極端にポジティブで打たれ強いという最強説。後半は子供と触れ合うええ話なのでウェイトは前半寄りか、学校に潜入しといて学校のみんなにいじられたら罵倒するのがかわいい。『ラグナクリムゾン』、謎の回想から始まる。こないだの転送で変な国に送られたらしく、今まで最強だったはずの魔女が捉えられてめちゃくちゃ弱い存在になって尋問を受ける流れ。キャラがたくさん出てきたがとりあえず主人公抜きで騙し合いというところ。太陽の火は通してあるって、ほぼ生肉じゃん。『久住くん、空気読めてますか?』、今回は番外編なのでサブキャラの目から見た主人公カップル。幸せにしてやんなよ! ぐらいの、短い話。『茜日に鳴る鈴』、運命を巡り過去と現在が交錯する話。じぶんでもなぜそれぐらい好きか分からない感じだったものが回想と鈴という物証を経て昇華するきれいな流れだが、ボールの当たり方が尋常じゃないので笑ってしまった。『メイのメイデン』、密室のギャンブル? ゲーム? の後半、相手にどんどんリードされる展開。最後、巻き返しがあるのかなと思ったら読み合いでは相手に完全敗北、でもどんな方法でも部屋から出るのがギャンブルと立ち回るっていて、ずいぶんと怪盗的だった。『マジカル♥リリカル トップ オブ 主人公』、長めの読み切り。いきなり怪獣を倒すような魔法少女が出てくるノリなのでハード系なのかなと思ったら主人公が性格も言葉遣いも悪くて、それでもネットで一位の人気を得たいから工作をするとかいやらしいマネをしているという設定が最高なのに、そこから便り頼られのがっちりした友情ストーリーに落とし込めてるのがいい。ああいう性格でもこころから人間を助けたいという気持ちがあるのがいいですよね、それでいて最後はおいしいところを全部持っていかれるのもいい。『賭ケグルイ(仮)』、ダブル連載になってから掲載量が半分になっているが大丈夫かな。今回は完全妄想の世界でほぼ全員遊び人という妥当な展開。ビキニアーマーの胸、確かに完全一致じゃないと厳しそう。『弱キャラ友崎くん』、センターカラーなのに、急に第一部完になった?? しかもすごく短い?? こないだ映画館に誘って、それで受けてニコッで事後で終わりみたいな、すごい短さ。打ち切りなのでは。『ヴァニタスの手記』、全体的に思い出話、吸血鬼として生きて家族がどんどん滅んでいき、結構前に出てきた目がフサフサの男が出てくるという流れ。一緒に過ごしていたという過去もここで回収したな。基本的に「楽しかった日々」の描写なので、全体的に幸福感のあふれる内容だった。『残念ですよ!マリーちゃん』、長生きした猫が突然人間化してご主人様に猛アタックをかける話。猫の十八歳って人間だとババアのはずだがそこは深く考える必要なさそう。見開きのかわいさ、魚を食ったときの変化など見るべきところが多いし、タイルを洗って背中カチカチとか言うのも笑った。ご主人にその気がなさそうなのも良い。『僕が僕であるために。』、主人公がヒロインを大事な話に誘おうとするが軽く逸らされてしまう、けど主人公もめげずに文化祭のあとという約束を取り付けるのが話の主流、サブキャラの恋で謎のスポーツ挫折エピソードが披露されるのが支流。この辺はうまく分けてるなという気がする。そんで男装カフェに突入。『よなかのれいじにハーレムを!!』、あれ、主人公のサポート役と直接何かをするっていうのかなり本筋っぽくて各ヒロインの攻略とは別に最後になるんだろうなと思っていたんだが、その最後っぽいエピソードが出てきた。しかもベタ褒めされて、最後のコマも意味深に切れていったし、これは打ち切りなのではなかろうかと心配になるような話だった。掲載位置も位置だしな。『ソード・オラトリア』、褐色コンビの戦いがまだまだ続いている。今回は前回までの回想にあった上司役みたいな女と殺し合い、そのお膳立てという流れ。それゆえ街中で派手な行動をされるが、主人公の本筋はまた別の意図を持って動いてそう。褐色コンビにはなんか毒が使われた? 『ドデカイ男』、なんかネームで合格したひとがじぶんで作画もしましたという読み切りだが、バキっぽい外観で題名通りに体も器もデカい男がガハハと校内を世直し的に立ち回るが、その間に主人公が弱弱しいながらも勇気を見せるというところが、前時代的とはいえまさしく王道的な少年誌の展開だった。以上です。