ぐ戒

元のバイト先に押し込められて正月にどんな酒飲むか物色してたらウイスキーのおまけが大量に余ってたしちょっともらって帰るかと思ったり客が来なかったりで最高だなと思ってるところに客から呼び出されレジの212がどうしても打てなくて3回打ち間違え焦ったのでとりあえず手書きで対応する夢を見た。レジの話なのでアラビア数字で書きました。このレジが壊れたときに手書きで対応するってのはよくやってた方法なんだよね。結局のところレジを打つのはいつでも良くて、ちゃんとお釣りを返してもらえれば良かったんだし。ただ今は税の表記方法が自由になってしまったから、電卓で計算できなくなっちゃってる可能性が大だが。あと、ゲームしてる途中に呼び出されたので石ころみたいなコントローラーを捨てる夢を見た。おれはむしろ石ころみたいなコントローラーでどうやってゲームをしていたんだ。起き抜けには満たされるツノという夢を見たがよく覚えてない。起き抜けの夢は瞬時に忘れていって概念しか残らないケースが多いからこれは仕方がないです。午前八時の起き抜けの夢は、中古の綿毛を拒否するしこうすればいいという話も聞かれない内容だった。これはこういう文章を書いたっていうことも忘れている。
なんか芸能人がじぶんのブランドでまたパクリ騒動を起こしていた。時事ネタにしたくないから一般化するために個人名は出さないけど、「私じゃなくてチームがパクった」とか、「じぶんじゃなくて協力者がパクった」って弁解の仕方すげー卑怯だ。そんなので納得するわけないだろ、それでもしそのデザインやアイデアが人気を得たら百パーじぶんの手柄にするんだから。いや〜これはチームが作ったんでわたしの手柄じゃないですみたいなことをブランドでちやほやされたときに言ってるやつ見たことない。そんなやつは存在しないから出、ぜんぶじぶんでやってるからだろうけど。ところでパワード介護スーツという文字がニュースで踊っていたので、高齢者を粉砕する武器だと早とちりして大興奮していたのにどうも考えていたものと違うみたいで非常にがっかりした。絶対粉砕したいじゃん高齢者を。あるいは高齢者と絶対に戦いたいじゃん、圧倒的に有利な立場で。
街の方に出かけた。冬至なので何か記念に買おうと思っていたところ、前から別の店で目に入っていたイギリスのコラムがガレージ二百円で売っていたため、迷わず、と言いたいところだが、多少迷ってから買った。迷った理由は、別の店での値段が二百円だったからだ。あんまり変わんねえじゃんっていう。ところでその前にはブックオフに行っていたんだけどこちらは特に何もなかった。せせらぎの方にも二週間ぶりぐらいに足を踏み入れたが特に収穫はなし。というかせせらぎさあ、おれの狙いは文庫本なのに値段がついてないものが多いし、今日は文庫の店の前に大量に箱が置いてあって流石にダメだな〜と思って帰ってきたんだよね。というかあそこずっと(整理中でない)文庫本に値段入れてくれないから不便で、あんまり行かないというか行けない、というかイケてない。値段入ってない本、店員にいちいち聞きに行って、いちいち安くないから断るみたいなことできる空気とか地球上のどこにも存在しなくないですか? 何度かはやったことあるけど、一度ずつだよ。「この本値段ついてないですけど」「お調べします……千五百円です」「あっ……じゃあいいです」みたいな流れ、日に二度挑戦できるのは勇者じゃん。顔も覚えられちゃうし。
夜、テレビを見てたら愛知の美術館にムンクがみたいな話題出て、あームンクいいよね〜、とか雑な感想言ってたら五・五億円のムンクの絵を買って寄付した富裕層の女性みたいな話になっていきなり格差社会の現実を叩きつけられた。何その金額? おれは金持ちがどういう風に金を使ってもいい、それは経済を回してくれるからありがたいことだと思うんだけど、こうニュースになってくると話が違うよね。だっておれが百円で消しゴム買って「これを公共の仕事に役立ててください……」と言いながら寄贈したところで、金沢市在住の無職の方から消しゴム一個をありがたく頂戴しましたとか言って部長みたいなひとが挨拶するわけじゃないじゃん。そこは金の力で報道に風穴を開けるみたいな所あるわけでしょ。公的に格差を感じるような使い方は良くない。家とか車とか旅行とか、個人的な部分で金を思いっきり使ってほしい。ニュースと言えば今日は、なりきりヤンキー略してなりヤンという言葉が存在していて、その意味が「度胸もないのにヤンキーぶること」だと知った。カラーギャングみたいなもんかなあ。